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ATH-AD2000

AUDIO-TECHNICA
ATH-AD2000

¥80,000(税抜)

発売:2004年11月21日
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【SPEC】
●型式:オープンエア、ダイナミック型 ●ドライバー:φ53mm、ネオジウムマグネット、OFC-7Nボビン巻きボイスコイル、パーメンジュール磁気回路 ●周波数特性:5~45,000Hz ●最大入力:1,000mW ●インピーダンス:40Ω ●出力音圧レベル:102dB/mW(JEITA) ●ハウジング:アルミニウム ●イヤーパッド:エクセーヌ+低反発発泡ウレタン ●質量:250g(コード、プラグ除く) ●プラグ:標準/ミニ金メッキ、ステレオ2ウェイ ●コード(シース/素材/長):エラストマー/OFC-6N+OFC/3.0m ●交換イヤパッド:HP-AD2000(\4,725)

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

オールジャンルで極限的な情報密度と鮮度を味わう

両者とも53mm径という大型の振動板を起用したオープンエアーダイナミック型ヘッドフォンである。アルミニウムのパンチングケースから振動板が透けて見えるのが楽しい。これは軽量化のためとしているが、空気抜き効果があるので、結局はコンデンサースピーカーのようなダイポール特性に近くなっていることに注目したい。

両者3Dウィングサポート方式により重量を頭頂部で支えていて、軽い感覚をもたらすし、さらに「トータルイヤーフィット設計により、実によく耳になじむ。さらにATH-AD2000は、フレーム回転部にベアリングを使って快適な装着性を確保しているという凝りよう。

ATH-AD2000は磁気回路が強力だ。磁石は定番のネオジウムマグネットだが、磁気回路には高価なパーメンジュールを起用しているのだ。これは飽和磁束密度がきわめて高いので、ボイスコイルが収まるギャップに高密度の磁束を集中させることが出来るのである。ヘッドフォン用としてはATH-W2002など採用例は少ない。またホーンスピーカー用の高級なコンプレッションドライバーに使われることがあるくらいだ。

ボイスコイルは7NOFC。ヘッドフォンコードはLR独立した両出し方式であり、6Nと通常OFCの混成導体を使用。

ATH-AD1000の方は、同じく7NOFCのボイスコイルを使用。ヘッドフォンコードはPCOCC導体を使用。片出しである。

ATH-AD2000の音は過渡特性が極めて優秀。微小レベルからためらいなく超高速で立ち上がる能力はコンデンサー型を思わせるほどだ。そして力強さは無類であり、分離も超優秀。音場の構築能力など頭の中で見とれるほどだ。頭内定位が気にならず、むしろ快感を呼ぶほど精妙な音像描写なのである。

映画の台詞はすこぶる切れがよく、効果音の瞬発力は通常のスピーカーでは味わえないほど高水準だ。これは別世界体験といえるヘッドフォンシアターになるだろう。

ATH-AD1000の方は、上位機ほどの解像感はない。ただしエネルギッシュであり、密閉型では得がたい押し出しのいい音だ。これはやはり一頭抜け出しているヘッドフォンホンの魅力といえる。また低域からピラミッド状の帯域バランスになっているので、映像系を含めた各種のソースでも上位機が時に見せるような過激な音にはならない。

オールジャンルで極限的な情報密度と鮮度を味わいたいのなら、ATH-AD2000が絶対お勧めだ。ATH-AD1000は中低域が充実した音源で実に爽快だ。

(text.吉田伊織)

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