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YST-SW325

YAMAHA
YST-SW325 (NS-325 Series)

¥38,000(税抜)

発売:2005年9月中旬
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「NS-325」シリーズにマッチしたサブウーファー

価格は1本

【SPEC】●方式:アドバンスド・ヤマハ・アクティブサーボ・テクノロジーII ●出力:150W(100Hz、5Ω 10% T.H.D) ●スピーカーユニット:20cmコーンタイプ防磁型 ●消費電力:60W ●外形寸法:315W×380H×374Dmm ●質量:13.0kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

ユニットの優れた特性がストレートに出てくる設計

NSの「復権」をテーマにした新シリーズである。ユニットの素性をストレートに出すピュア志向の設計。トゥイーターは極薄(30μ)のアルミドームで、ボビンと振動板を一体化したダイレクトカップリング方式だ。ウーファーは新開発のアドバンスドPMD振動板を搭載。ネットワークは仏SOLEN製コンデンサーやALRジョーダンの配線材など、パーツにも凝った。

主力の325FはWウーファーのバスレフ2ウェイだ。キャビネットは十字桟でがっちりと補強したリアルウッド突き板仕上げ。密閉型のセンター、リアと、タイトな音調で統一した新設計のサブウーファーにて構成される。

音を聴いた瞬間、これだと感じた。タイトで軽やかなレスポンスを持つクリアなサウンドである。弱音情報がとにかく豊富で立体感に富む。ボーカルはスッキリと抜けてくるし、大音量での崩れがほとんどない。あらゆるレンジで出るべき音が正確に再現されるのはクラス屈指といえるレベルだ。派手さはない。店頭効果型の鳴りっぷりではなく、じっくりと音楽に入り込める本物志向を訴求した結果だろう。これぞナチュラルサウンドの原点といえるもの。DTSを中心とするシネマ音響もみごとで、『マスター・アンド・コマンダー』はワイドレンジな空間に、重量感のある16ポンド砲が鳴り響いていた。

(text.林正儀)