製品情報
TOP > ヘッドホン/オーディオ関連機器 > ヘッドホン
AUDIO-TECHNICA
ATH-CK7
¥OPEN(予想実売価格10,000円前後)
【SPEC】●型式:密閉ダイナミック型 ●ドライバー:φ11mm、CCAWボイスコイル、ネオジウムマグネット ●インピーダンス:16Ω ●質量(コード除く):約10g
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
待望の上位機種が誕生 バランスと解像度が見事
カナル型参入第一弾であるATH-CK5の登場以来待望されていた、オーディオテクニカのカナル型上位機種が登場した。同社イヤホン・ヘッドフォン上位製品と言えば精密加工の金属筐体が特徴的だが、「ATH-CK7」も期待通りのチタン鍛造筐体だ。
強靭なチタン筐体がもたらす効果は、不要な振動や響き、色付けの抑制など。つまりはより忠実で緻密な描写力を得るためのものである。また、チタンには金属アレルギーを引き起こしにくいという特性もあり、イヤホンにおいてはそれもメリットだ。あえて難を言えば、オープン型のチタン採用機種「ATH-CM7TI」と比べると造形や表面仕上げの高級感が薄いようも思えるが、と言ってもこのあたりは所詮好みの問題であろう。
ただ、L字型プラグの採用は残念。多くのDAPにはストレート型の方がフィットする。だがケーブル自体は、長さはDAPをポケットや鞄に入れて使うのにちょうど良く、高弾性エラストマーコードは絡みにくい。使い勝手は良好だ。
音の方はこの価格帯の製品としては文句の付けようがない。高域ではシンバルがアタックの芯の音から余韻が飛び散る様まで繊細に描き出され、中域ではスネアの抜けもスコンと気持ちよい。低域ではウッドベースにはっきりした輪郭があり、量感も過剰ではなく適当だ。多くの楽器を重ねたアレンジでもそれぞれの楽器が適切な存在感で役割を果たし、バランスと解像度も見事である。
(text.高橋敦)
ご注意
- お問い合わせ内容を詳しくご記入いただくと、お店からスムーズに回答が寄せられます。また、ケーブルなどは長さや本数もご記入ください。
- お問い合わせ内容は、ご依頼のあった販売店にのみ送信されます。ファイル・ウェブおよび音元出版では、「店舗から連絡が無い」等の事故に対する責任は負いかねます。
- ご質問の内容、またお店の営業状況によっては、回答が遅れる場合もございます。ご了承ください。