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MARANTZ
SA7001
￥60,000(税抜)
発売：2005年12月
オーディオ銘機賞2007 ≪デジタルプレーヤー部門賞≫受賞モデル
【SPEC】
＜SACD部＞
●チャンネル：2チャンネル ●再生周波数範囲：2Hz〜100kHz ●周波数特性：2Hz〜50kHz（-3dB） ●ダイナミックレンジ：112dB ●高調波歪率（1kHz）：0.0020% ●ワウフラッター：水晶精度 ●音声出力：アンバランス 2.3V ●ヘッドホン出力：0.5W/32Ω（ボリューム最大時） ●信号方式：1ビットDSD ●サンプリング周波数：2.8224MHz
＜CD部＞
●チャンネル：2チャンネル ●再生周波数範囲：2Hz〜20kHz ●周波数特性：2Hz〜20kHz ●ダイナミックレンジ：100dB以上 ●高調波歪率（1kHz）：0.0020% ●ワウフラッター：水晶精度 ●音声出力：アンバランス 2.3V ●デジタル出力：ピンジャック/0.5Vp-p（75Ω）、角型光コネクター（光出力）/-19dB ●ヘッドホン出力：0.5W/32Ω（ボリューム最大時） ●信号方式：16ビット・リニアPCM ●サンプリング周波数：44.1kHz
＜総合＞
●電源電圧：AC100V、50/60Hz ●消費電力：19W ●最大外形寸法：440W×126.5H×335.5Dmm ●質量：6.3kg ●付属品：リモコンRC7001SA×1、単4乾電池×2、アナログ接続コード×1、リモート接続コード×1
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
上級機同様の仕様 SACDは2ch専用
SACD に積極的に取り組んできたマランツが更なる普及を目指し、思いきって価格を抑えた製品である。1ビットのDSD信号にもまたCDのPCM信号にも対応したシーラスロジック社のD/AコンバーターCS4397が用いられているが、これは上級機と共通。メカモジュールも自社、つまりD&Mのオリジナルで、共通化をはかることで大きくコストダウンに成功している。
アルミの押し出し材を用いたシンメトリカルな新しいフロントパネルも高級感に溢れている。SACDに対しては2チャンネルだけに対応させている。
全体に音は明瞭で粒立ち感が良く解像力が高い。この価格では信じられないくらいの質感の高さである。チェンバロのひとつひとつの音やバリトンのファンダメンタルである中域に、高い密度を感じさせるし、声そのものの持つ力、豊かな表現などを過不足なく十分に聴かせる。
オーケストラにも明解な力強さがあり、特に中低域から低域にかけて曖昧にならず、キッチリとした音を聴かせているが、f特には若干ドライな傾向をのぞかせる。（石田善之）
