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VSA-AX1AH

PIONEER
VSA-AX1AH

¥133,333(税抜)

発売:2007年6月下旬
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次世代サラウンドに対応したHDMI1.3a搭載AVアンプ

ビジュアルグランプリ2007 SUMMER ≪銀賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2007 SUMMER ≪ホームシアター大賞≫受賞モデル

【SPEC】●実用最大出力:全チャンネル180W(6Ω、JEITA、6Ω、サラウンド時) ●定格出力:110W +110W(20Hz~20kHz、0.09%、8Ω) ●周波数特性:5Hz~100kHz (+0dB / -3dB) ●ライン入力S/N比:103dB (IHF-A) ●音声入力端子:同軸デジタル2、光デジタル4 ●映像入力端子:コンポジット5、S端子5、コンポーネント3、D4端子2 ●その他入力端子:HDMI2(音声再生可能)、USB1、iPod専用端子1 ●音声出力端子: 光デジタル1、オーディオ1、オーディオ(AV系)2(DVR/VCR1、DVR/VCR2)、プリアウト1 ●映像出力端子:コンポジット3、S端子3、コンポーネント1(MONITOR)、D4端子1(MONITOR) ●その他出力端子:HDMI1、RS232C1 ●消費電力:345W ●外形寸法:420W×173H×465Dmm ●質量:15.3kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

パイオニア「VSA-AX1AH」は、ドルビーTrueHD、DTS-HDマスターオーディオ対応の次世代デコーダーを搭載し、HDMI1.3a端子も装備する注目の7.1chアンプである。これによって次世代音声および、SACDマルチチャンネルの伝送も可能となった。

VSA-AX1AHはVSA-AX1AVの後継機である。初のロスレスオーディオフォーマット対応機だが、1万円強の価格上昇は、次世代音声フォーマット対応と、それに伴う音質・機能の進化に伴うためであろう。本機はTHXセレクト2認証、実用最大出力は180W×7chとなっており、筐体やパネルデザインもVSA-AX1AVをそのまま継承している。アドバンスドMCACC、低域位相補正のフェイズコントロールといったメインのフィーチャーは同じだが、コンポジット、Sビデオ、コンポーネントの映像入力をHDMI端子よりデジタル出力することが可能となった。2入力/1出力のHDMIリピーター機能を有し、映像・音声共々、最高フォーマットでの伝送ができるわけだ。欲をいえばHDMIは3入力が欲しいところ。

また、新搭載のフロントサラウンドアドバンス機能も大きな特長。これはフロント2本のスピーカーで5.1chサラウンド再生を行う追加機能。ドルビーのサラウンドとは違い、位相をいじるだけなので、自然な後方音場や移動感が得られる。

iPodやUSBオーディオ入力といったPC関連オーディオ対応は、パイオニアが早くから取り組んで元来から取り組んできたことである。MP3圧縮音声をハイクオリティで楽しむことができるサウンドレトリバーなどもお馴染みだ。

こうした機能面の充実にも増して、最も注目すべき点は音質向上のための設計である。マスタークオリティのサウンドを目指し、上位機譲りのアドバンスドダイレクトエナジーデザイン(新開発温度補償回路を採用)やローインピーダンス・ハイカレント設計、精密なステレオフォニック再生を行うシンメトリカルパワートレインデザインなどに磨きをかけた。

また、HDMIの高速化伝送に伴い、内部のクロック周波数が高くなり、外部からのノイズに影響を受けやすくなっているが、クリーングランド思想に基づき、高周波ノイズの影響を排除すべくアナログとデジタルのGNDレイアウトを徹底的に見直した。

視聴はパイオニアにて、同社スピーカーS-3EXなどを使用し行なった。CDの女性ボーカルやジャズ、クラシックソースをアナログ、同軸、さらにHDMI でも聴き比べたが、HDMI1.3aのハイスピードなサウンドは、その精度とシャープネルの効いた解像感が好印象。ノイズマージンが高いことと、レンジの広がり音の抜けなど、オーディオ性能としてハイレベルな仕上がりである。アナログの質感と同軸らしい力強さを併せ持ち、コントラストの効いたリアルなステレオイメージが実感できた。

SACDソースはやや乾燥質な感触。オペラや声楽にもう少し潤いがあってよいと感じた。しかし、製品化の段階ではクリアしていることであろう。

注目の次世代音声はどうだろうか。残念ながら、現段階ではビットストリーム出力できるプレーヤー待ちという状況である。しかし、今回パイオニアが特別に制作したドルビーTrueHDソフトをPCからHDMI経由でAVアンプに伝送、デコードして、ビットストリーム出力したデモを聴くことができた。和楽器のサウンドは鮮烈で生々しいの一言。尺八や太鼓が、まさにそこで鳴っているような実在感に圧倒された。

これが我が家で体験できたら素晴らしいと思わずにはいられない。遂に、AVアンプが次世代対応となったことを大いに歓迎したい。また、各社の動向にも注視したいところだ。(文/林 正儀)

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