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HITACHI
UT37-XV700
(Wooo)
¥OPEN(予想実売価格33万円前後)
厚さ3.5cmの液晶テレビ“Wooo”UTシリーズ
【SPEC】●サイズ:37V型 ●液晶パネル:IPSパネル、1920×1080ドット ●受信チャンネル:地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル、地上アナログ ●入力端子:ビデオ×1、D4×1、HDMI×3、アナログRGB×1、音声×3、LAN×1 ●出力端子:光デジタル音声×1 ●消費電力:155W(モニター)、15W(Woooステーション) ●外形寸法:936W×657H×310Dmm(モニター、スタンド含む)、297W×66H×222Dmm(Woooステーション) ●質量:17.4kg(モニター、スタンド含む)、2.8kg(Woooステーション)
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
日立が放つ薄型テレビの新提案。効率的な排熱により実現した狭スペースファンレス構造、新方式の拡散板を採用して薄型を実現した液晶モジュール、従来比約1/3の薄型電源など日立の技術を結集させて生まれたのが、最薄部35mmを実現した超薄型液晶テレビ「UT」シリーズである。その第2弾となるのが、フルHD37V型のUT37-XV700である。12月に発売された32V型(WXGA)と比べると、スケーラー処理がない分、シャープな画質が得られる。なめらかシネマ機能、Picture Master Full HD画像処理エンジンなどを搭載することで、さらなる高画質化を図った。
映画ソースは、映像モードを「シネマティック」、「なめらかシネマ」をオン、「24p入力」をオンに設定、ビデオソースは、映像モードを「スタンダード」に設定して視聴した。やや黒浮きを補正するため、「コントラスト」をダイナミック(初期設定)からクリア、「バックライト」を-5に調整した。
画質はシネマティックもスタンダードもハイコントラストが基調である。100ルクス程度の照明がある、リビング環境での視聴を想定した画づくりといえる。情報量が多く、しゃきっとしたエッジ加工で、さらに色を少し乗せた鮮やかな傾向の画質である。シルキータッチで、リビング用テレビに最適という印象。視野角については、色合いの変化がやや見受けられ、黒浮きもわずかに感じられる。液晶パネル特有の動画ボケの改善はあと少しのようで、横スクロール文字はにじみが残る。しかしながら、全体の印象としては、フルHDの効果も大きく、ハイビジョン番組をくっきり鮮明に描き出してくれる。また、BD映画もなめらかシネマの効果を非常に高く感じられ、スムーズな動きを楽しめた。(文/村瀬孝矢)