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YAMAHA
TSS-15
(シネマステーション ミニ)
\OPEN(予想実売価格25,800円前後)
【SPEC】
<アンプ部>
●出力:サテライト 6W×5、サブウーファー 18W ●入力感度:200mV ●ヘッドホン出力レベル:450mV/30(1kHz、200mV) ●再生周波数帯域:40Hz〜20kHz ●入力端子:RCAピン×1、光デジタル×2、同軸デジタル×1 ●出力端子:RCAピン×6ch ●外形寸法:102W×260H×196Dmm(スタンド含む) ●質量:1.3Kg
<サテライトスピーカー部>
●型式:密閉型 ●スピーカーユニット:5cmコーン型フルレンジ、防磁型 ●インピーダンス:4Ω ●外形寸法:70W×91H×110Dmm(スタンド含む) ●質量:0.4kg
<サブウーファー部>
●方式:ヤマハ・アクティブサーボ・テクノロジー方式 ●スピーカーユニット:13cmコーン型ウーファー、防磁型 ●インピーダンス:4Ω ●外形寸法:220W×239H×220Dmm ●質量:3.4kg
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
フロント3.1chバーチャルサラウンドで小空間でも迫力の臨場感
テレビにビデオをつなぐことが通例化したことから、合体させたテレビデオもかなり普及した。しかし、DVDがVHSに置き換わるようになったのと並行してテレビがフラット化したためか、テレDVDとはいかないようだ。そして今はサラウンドを楽しむためのホームシアター・システムの導入がテーマとなっている。
そのシステムも様々あるが、大概問題となるのはスピーカーの置き場所だ。スピーカーはその物理的性格上、大型システムほどレンジ感が高く豊かな再生音が得られるものなので、小型化することは肝心な音質を犠牲にすることだった。だからコンパクトで安価なシステムでは滅多にまともなサウンドに出会うことは少ないのである。
それとは別に、ホームシアターは大きな部屋でなければ楽しむことが出来ないと思われているフシもある。ところがリスニングポイントからスピーカーが遠くなればサラウンドとしてのつながりが悪くなり、結局音量を上げて隣近所に迷惑を掛けることになるのである。逆に近接のスピーカー配置の方がサラウンドのつながりはスムースで、しかも低い音量で楽しめる。あとは良質な小型システムがあればだが...それにあてはまるのがヤマハのTSS-15だ。
見事にデスクトップにマッチするデザインだ。しかもフロント3.1chバーチャルサラウンドも楽しめるし、タテ型アンプで置き場所に合ったセッティングが可能。多彩なフォーマットに対応したデコーダーや定評あるシネマDSPサラウンドプログラムも搭載している。とにかくコンパクトなので、どこでもホームシアターが楽しめる。
さて肝心の音質はどうか。もちろんビックリするほどに優れているということではないが、やや低域を抑えることで、楽器の質感や繊細さなど音楽を楽しめる音質が確保されているところを評価したい。映画はサイズを裏切る迫力と包囲感が楽しめる。使い勝手が良い3.1ch機能も実用性が高い。
(text.麻野勉)
- メーカーURL、製品情報ほか
- 取り扱い:ヤマハ(株)