ケーブルブランド探訪記(古河電工 編その1)
μ-P1シリーズ |
第1回目は、同社のハイパーバランス・オーディオケーブル「μ-P1シリーズ」をご紹介する。このシリーズは同ブランドの上級クラスのオーディオケーブルであり、導体はμ。独自の2芯シールドハイパーバランス構造により外来ノイズをシャットアウトする。絶縁材には硬質の発泡ポリプロピレンを採用し、低静電容量化による伝送ロスの低減と防振を実現させた。プラグのコンタクト部はPCOCCに24金メッキ処理を施すなど細部にわたって、こだわりの構造を備えた、信頼性の高いお薦めシリーズとなっている。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
【μ-P1シリーズのラインナップ】
P1 R06(RCAピンタイプ/0.6mペア)¥11,500
P1 R10(RCAピンタイプ/1.0mペア)¥13,000
P1 R15(RCAピンタイプ/1.5mペア)¥14,500
P1 C10(XLRタイプ/1.0mペア)¥26,000
P1 C15(XLRタイプ/1.5mペア)¥27,500
P1(切り売りタイプ/ラインケーブル)¥1,400/m
【古河電工のプロフィール】
同社は80年代初期より、OFC電源ケーブルを製品化するなど音質重視のケーブル製作における歴史は極めて古い。1986年には一方向性結晶無酸素銅PCOCC導体を開発し、オーディオケーブル界に新風をもたらした。このPCOCCには銅の結晶構造を単一化する製法に特徴があり、結晶粒界が極めて少ないOFC導体。
同社はひき続き、このPCOCCに熱処理を加え、結晶構造や物性をコントロールしたμ導体を採用するようになり、現在に至るまでの主流となっている。また、デジタルケーブルには発泡テフロンを採用するなど、絶縁体の研究や構造も独自の設計ポリシーを持っている。
【お問い合せ先】
(株)プロモーションワークス
TEL 0424(41)1141
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