セシウムクロックの「さくら横ちょう」がいよいよテイクオフ!
●セシウムクロックまでの経緯
同社はCDの高音質化を目指し、2年前より日本ビクター(株)マスタリングセンターと共同で、従来のクオーツの10,000倍の精度を持つルビジウム原子信号発生器をマスタークロックとして使用したCDカッティングを行ってきた。そしてその成果は、オーディオチェックCDとしてもファンの注目を集めた「鬼太鼓座」や「アリア/佐藤美枝子」などに結実した。
今回はさらなる高音質化を目指し、高品位録音を専門とする日本総合制作(株)と原子周波数標準アドバイザーの土屋正道をパートナーに迎え、去る2月2、3日の両日、日本ビクター(株)横浜工場マスタリングセンターに於いて、セシウム原子発生器(セシウムクロック)を使用したCDダイレクトカッティングを行った。セシウムクロックのデジタルオーディオ分野における応用はこれが世界初となった。原子時計として世界的な標準時間を決定しているセシウムクロックは、ルビジウムのさらに1000倍の精度とされているのだ。
ぜひお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
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