レキシコンよりユニバーサルプレーヤーとサラウンドプロセッサーが登場
<左>RT-10 <右>MC-8 |
以下、それぞれの機種の特徴をご紹介しよう。
【RT-10】
ユニバーサルプレーヤー「RT-10」は、CD(CD-R、CD-RW、Video CD、S-VCD及びMP3を含む)、DVD(DVD-Video、DVD-Audio、DVD-R及びDVD-RWを含む)およびSACD(ステレオ及びマルチチャンネルを含む)の再生に対応。
本機は、12ビット/108MHzのDAコンバーター、BNCビデオアウトプットコネクタを搭載。「Pure Cinema」「Progressive Scan」の両機能により、フィルムソース/ビデオソースのいずれでも、安定した高画質なプログレッシブ映像を再生できる。
また、ビデオの微調整及びメモリロケーション機能を持ち、ディスプレイに合わせて画質調整が可能。
オーディオ面では、3つのデジタル音声出力端子が装備され、さらに、6chアナログ音声出力には、24ビット/192kHz D/Aコンバータが内蔵されている。こ
また、「RT-10」にはトリガーインプットが搭載され、Lexiconの「MC-12」や「MC-8」からオン/オフを切り替えられる。バックパネルには赤外線入力端子が装備され、赤外線ベースのコントロールシステムから制御が可能。
【MC-8】
「MC-8」は「MC-12」と同等なクオリティを持ち、8チャンネルのデジタルコントロールセンター、8つのフルコンフィグラブルインプット、2ゾーン及びパワフルな内蔵デジタルオーディオプロセシングが搭載されている。
今後の新技術及び規格を柔軟に対応できるように、「MC-8」はアップグレード方式を採用した。リアパネルにRS232C端子が装備され、フラッシュROMを書き換えられる、2つ目のシリアルポートはオプションとして、将来の拡張のために使用される。リアパネルには2つのリムーバブルアクセスパネルが装備され、新技術に対応するアップグレードに使用される。また、2つの内部拡張スロットを使って、DSPの処理速度を4倍以上に高めることも可能。
「MC-8」には、5.1ch/6.1chソースから7.1chサラウンド音声を生成する「LOGIC7」の最新バージョンが搭載されている。「LOGIC7」のほかにも、「ドルビーデジタルEX」「ドルビープロロジックII」「ドルビープロロジック」「dts 96/24」「dts NEO:6」「dts-ES (discrete and matrix)」「dts」「THX Surround EX」の各デコーダーを装備。また、ルーカスフィルムより「THX Ultra2」を取得している。
プロセッサーには、Analog Devicesの「SHARC」チップを4個使用。これらで、「LOGIC7」デコーディング、ベースエンハンスメント、ダイアログエンハンスメント、自動アジマス調整、5スピーカーエンハンスメント、デジタルクロスオーバー及びトーンコントロールなど、Lexicon独自のプロセシングを行う。全てのモードにおいて96kHz、フル24ビットで作動する。また、第五のプロセッサとしてCirrus Logicの「Crystal 49400」も搭載し、マルチチャンネルコンプレスのオーディオソースをデコードする。
(Phile-web編集部)
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