アキュフェーズ、「究極のグレードを実現した」ハイエンドFMチューナー
アキュフェーズ(株)は、DDS方式を採用したFMステレオチューナー「T-1000」を8月下旬から発売する。価格は294,000円(税込)。
気軽に聴けるFM放送を最高の音質で楽しみたいというニーズがオーディオファンの間で高まっている。ビンテージオーディオ市場では、過去の名機が高値で取引されている。本機はこのようなニーズに応える製品で、同社の担当者は「FMの音を100%引き出す。100%以上かもしれない」と、冗談交じりに出来栄えへの自信を見せる。
FMチューナーでは、アンテナから入った高周波信号をRFアンプで増幅したあと、局部発信器からの信号を混合し、中間周波数に変換する。本機は、この局部発振器にDDS(Direct Digital Synthesis)方式を採用。水晶発振器の出力を分周してサンプリング周波数を作り出し、そのサンプリング周波数で正弦波のデータを読み出し、D/Aコンバーターで正弦波のアナログ波形を作り出す。帰還ループがないので、水晶発振器の周波数純度がそのままD/Aコンバーターまで維持できるのが特徴となる。
フロントエンドは大入力時での混変調の発生を防ぐ「アンテナ複同調回路」を採用。また高周波増幅には、フィードバックの少ないカスコード構成のFETを採用した。入力ゲートにはアッテネーター回路を設け、送信タワーが近い地域における超過大入力に対処する。
さらに、ステレオ復調回路はすべてDSPでの演算処理で行う「DS-DC方式」を採用するなど、全く新しい発想により、高SN比やチャンネルセパレーションを達成し、「FMチューナーとして究極のグレードを実現した」(同社)という。
使い勝手の面でも、16局をメモリーできるステーションボタン、デジタル出力端子やバランス出力回路の採用など、ハイエンドモデルにふさわしい仕様を搭載している。リモコン「RC-33」も付属する。
【問い合わせ先】
アキュフェーズ(株)
TEL/045-901-2771
(Phile-web編集部)
気軽に聴けるFM放送を最高の音質で楽しみたいというニーズがオーディオファンの間で高まっている。ビンテージオーディオ市場では、過去の名機が高値で取引されている。本機はこのようなニーズに応える製品で、同社の担当者は「FMの音を100%引き出す。100%以上かもしれない」と、冗談交じりに出来栄えへの自信を見せる。
FMチューナーでは、アンテナから入った高周波信号をRFアンプで増幅したあと、局部発信器からの信号を混合し、中間周波数に変換する。本機は、この局部発振器にDDS(Direct Digital Synthesis)方式を採用。水晶発振器の出力を分周してサンプリング周波数を作り出し、そのサンプリング周波数で正弦波のデータを読み出し、D/Aコンバーターで正弦波のアナログ波形を作り出す。帰還ループがないので、水晶発振器の周波数純度がそのままD/Aコンバーターまで維持できるのが特徴となる。
フロントエンドは大入力時での混変調の発生を防ぐ「アンテナ複同調回路」を採用。また高周波増幅には、フィードバックの少ないカスコード構成のFETを採用した。入力ゲートにはアッテネーター回路を設け、送信タワーが近い地域における超過大入力に対処する。
さらに、ステレオ復調回路はすべてDSPでの演算処理で行う「DS-DC方式」を採用するなど、全く新しい発想により、高SN比やチャンネルセパレーションを達成し、「FMチューナーとして究極のグレードを実現した」(同社)という。
使い勝手の面でも、16局をメモリーできるステーションボタン、デジタル出力端子やバランス出力回路の採用など、ハイエンドモデルにふさわしい仕様を搭載している。リモコン「RC-33」も付属する。
【問い合わせ先】
アキュフェーズ(株)
TEL/045-901-2771
(Phile-web編集部)
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