アキュフェーズ、高品位ステレオ再生に特化したSACD/CDプレーヤーを発売

アキュフェーズ（株）は、2チャンネルのステレオ再生に特化したSACD/CDプレーヤー「DP-78」を11月上旬に発売する。価格は税込で693,000円。

本機は、トランスポート部とプロセッサー部を完全分離した設計とし、セパレート感覚での性能と音の感性を追求している。それぞれを独立したトランスポート、およびデジタルプロセッサーとしても活用できる。

トランスポート部は専用のDSPを採用したデジタルサーボを搭載。DSD方式で記録されているSACDのデジタル信号を高精度に処理する。レーザー・ピックアップには、1レンズ／ツイン・ピックアップ高速アクセスメカニズムを採用し、高精度な信号読み取りとアクセス時間の短縮を実現している。このメカニズムにより、既存のCDデジタル信号も高精度に出力することができる。トランスポートのデジタル出力端子としては、CD専用に同軸・光出力端子2系統を装備した。

プロセッサー部では、最先端回路と高度なデジタルテクノロジーを駆使し、ハイサンプリング2.8224MHz/1bit、192kHz/24bitに対応する。アキュフェーズ独自のDACを進化させた「MDS++方式 D/Aコンバーター」も搭載。この方式では、厳選された超高性能ΔΣ型D/Aコンバーターを並列駆動させる方法により、優れた変換精度を実現するとともに、超低歪、小信号リニアリティなど諸特性を大幅に改善し、SACD/CDが持つパフォーマンスを余すところなく引き出すことができるという。また、D/Aコンバーターの実力を単独でも発揮させるため、標準装備のデジタル入力端子以外に、デジタル入力・録音出力単子用のオプション・スロットを装備している。オプションボードを追加することによって、他の機器からのデジタル信号を受けて高品位の音楽再生を実現する。

なお本機では独自のデジタルインターフェイスであるHS-Linkをオプション・ボードの増設によりサポートしており、同社製デジタルプリアンプ「DC-330」などとのデジタル接続も可能になる。

【問い合わせ先】
アキュフェーズ株式会社
TEL/045-901-2771

（Phile-web編集部）