高性能をそのままに − ボーズからコンパクトなノイズキャンセリング・ヘッドホン「QC3」が登場
ボーズ(株)は、ノイズキャンセリング・ヘッドホン「QuietComfort」シリーズの新製品として、優れた消音性能と音楽再生能力をそのままに、さらなるコンパクト化を実現した「QuietComfort3」を発表した。
本製品の発売日は10月2日。同社のオンライン直販サイト、および全国のボーズ直営店でのみ取り扱われ、9月1日からは先行予約受付が開始される。価格は税込で47,250円。
同社のノイズキャンセリング・ヘッドホン「QuietComfort2」は、2003年の発売以来、同社独自のアクティブ方式によるノイズキャンセリング技術を搭載した高音質ヘッドホンとして注目を浴びてきた。今回の新製品QuietComfort3は、コンパクトなオンイヤータイプのモデルとして、QuietComfort2と2モデルでラインナップ展開が図られる。
QuietComfortシリーズが採用するノイズキャンセリング方式は、イヤーカップ内に侵入してくる騒音を、内蔵された高性能マイクでモニターし、騒音と逆位相の音波を内蔵スピーカーから送り出すことで消音効果をもたらすというものだ。本プロセスを高速で繰り返すことにより、ノイズを大幅に低減する高度な信号処理技術を採用している。QuietComfort3では、従来は低音域のみに行っていたアクティブ・ノイズキャンセリングを、中高域まで帯域を広げることによって、オンイヤータイプの形状でも優れた消音性能を発揮させている。
ちなみに同社のノイズキャンセリング技術の歴史は古く、1978年に研究に着手して以来、航空機のパイロット用ヘッドセットをはじめとするプロフェッショナル機器から一般コンシューマー用ヘッドホンへ、今日まで幅広く展開してきた。ノイズキャンセリング技術を搭載したパイロット用ヘッドセット「Aviation Headset X」は昨年夏に日本国内でも販売を開始し、注目を浴びる製品だ。
QuietComfort3には、前モデルの優れた性能を受け継ぎながら小型化を実現するため、様々な新しい試みが盛り込まれている。イヤーカップの小型化を実現するため、使用部品は一から見直し開発された。極限まで軽量化されたイヤーカップには、取付角度や調整角度にも人間工学に基づく緻密な計算と、独自のノウハウが活かされている。これにより、長時間の装着にも快適な着け心地が実現された。
快適な装着感を実現した点も本製品の大きな魅力のひとつだ。通常のオンイヤータイプのヘッドホンであれば、ヘッドバンドをバネにして装着するため、耳にかけた際にクランプ圧がかかり快適な装着感を損なっていた。本製品では独自に形状記憶フォームを使ったイヤークッションを開発し、耳に密着しながらも快適な装着感を実現している。また、イヤーパッドで耳を覆うことで得られるパッシブ・ノイズキャンセリングも、独自のイヤークッションで耳との密着性が高まることにより、オンイヤータイプの形状でも高い効果が発揮されるよう工夫されている。
イヤーカップ側面には独自の「Triportテクノロジー」によるポートが設けられ、内部の空気質量を緻密にコントロールすることにより、聴覚に最適なバランスでの音楽再生を実現している。NASAのスペースシャトルにも搭載され、高い評価を受けたボーズの小型高性能スピーカー技術も活かされ、高音質な音楽性能を実現する。
バッテリーは約20時間の連続使用が可能なリチウムイオン充電池を新たに採用する。本体のコンパクト化に結びつけるため、電池は本体に直接セットするカスタムデザインを採用した。専用充電池は4,725円(税込)で単品販売も行われる。その他、付属の専用ケースにはユニバーサルエリア対応の充電器と延長ケーブルのほか、航空機内で本機が楽しめるよう変換プラグも同梱する。
本日同社が行った発表会会場にはボーズ(株)代表取締役社長の佐倉住嘉氏も駆けつけた。佐倉氏は、同社の長きに渡るノイズキャンセリング技術の歴史を冒険家マルコ・ポーロが約25年の月日を費やした「東方見聞録」の旅に例えながら、そのスケールの大きさをアピールした。そして「長年の研究成果を常時最新の技術でリファインし続け、いよいよ完成した最新製品の魅力が多くの方々にご評価いただけるよう期待したい」と抱負を語った。
【問い合わせ先】
ボーズ・エクスポート・インク東京事務所
TEL/0120-002-009
(Phile-web編集部)
本製品の発売日は10月2日。同社のオンライン直販サイト、および全国のボーズ直営店でのみ取り扱われ、9月1日からは先行予約受付が開始される。価格は税込で47,250円。
同社のノイズキャンセリング・ヘッドホン「QuietComfort2」は、2003年の発売以来、同社独自のアクティブ方式によるノイズキャンセリング技術を搭載した高音質ヘッドホンとして注目を浴びてきた。今回の新製品QuietComfort3は、コンパクトなオンイヤータイプのモデルとして、QuietComfort2と2モデルでラインナップ展開が図られる。
QuietComfortシリーズが採用するノイズキャンセリング方式は、イヤーカップ内に侵入してくる騒音を、内蔵された高性能マイクでモニターし、騒音と逆位相の音波を内蔵スピーカーから送り出すことで消音効果をもたらすというものだ。本プロセスを高速で繰り返すことにより、ノイズを大幅に低減する高度な信号処理技術を採用している。QuietComfort3では、従来は低音域のみに行っていたアクティブ・ノイズキャンセリングを、中高域まで帯域を広げることによって、オンイヤータイプの形状でも優れた消音性能を発揮させている。
ちなみに同社のノイズキャンセリング技術の歴史は古く、1978年に研究に着手して以来、航空機のパイロット用ヘッドセットをはじめとするプロフェッショナル機器から一般コンシューマー用ヘッドホンへ、今日まで幅広く展開してきた。ノイズキャンセリング技術を搭載したパイロット用ヘッドセット「Aviation Headset X」は昨年夏に日本国内でも販売を開始し、注目を浴びる製品だ。
QuietComfort3には、前モデルの優れた性能を受け継ぎながら小型化を実現するため、様々な新しい試みが盛り込まれている。イヤーカップの小型化を実現するため、使用部品は一から見直し開発された。極限まで軽量化されたイヤーカップには、取付角度や調整角度にも人間工学に基づく緻密な計算と、独自のノウハウが活かされている。これにより、長時間の装着にも快適な着け心地が実現された。
快適な装着感を実現した点も本製品の大きな魅力のひとつだ。通常のオンイヤータイプのヘッドホンであれば、ヘッドバンドをバネにして装着するため、耳にかけた際にクランプ圧がかかり快適な装着感を損なっていた。本製品では独自に形状記憶フォームを使ったイヤークッションを開発し、耳に密着しながらも快適な装着感を実現している。また、イヤーパッドで耳を覆うことで得られるパッシブ・ノイズキャンセリングも、独自のイヤークッションで耳との密着性が高まることにより、オンイヤータイプの形状でも高い効果が発揮されるよう工夫されている。
イヤーカップ側面には独自の「Triportテクノロジー」によるポートが設けられ、内部の空気質量を緻密にコントロールすることにより、聴覚に最適なバランスでの音楽再生を実現している。NASAのスペースシャトルにも搭載され、高い評価を受けたボーズの小型高性能スピーカー技術も活かされ、高音質な音楽性能を実現する。
バッテリーは約20時間の連続使用が可能なリチウムイオン充電池を新たに採用する。本体のコンパクト化に結びつけるため、電池は本体に直接セットするカスタムデザインを採用した。専用充電池は4,725円(税込)で単品販売も行われる。その他、付属の専用ケースにはユニバーサルエリア対応の充電器と延長ケーブルのほか、航空機内で本機が楽しめるよう変換プラグも同梱する。
【問い合わせ先】
ボーズ・エクスポート・インク東京事務所
TEL/0120-002-009
(Phile-web編集部)
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