マランツ、SACDプレーヤーのフラグシップモデル「SA-7S1」を発売

公開日 2006/08/25 18:36
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SA-7S1
(株)マランツ コンシューマー マーケティングは、SACD/CDプレーヤーの新フラグシップモデル「SA-7S1」を10月下旬より発売する。価格は735,000円(税込)。


メカモジュールSACDM-1
本機は、CD専用プレーヤー最後のリファレンスであったCD-7、SACDプレーヤーの初号機であるSA-1の系譜を引き継ぐモデル。

メカニズム部に新開発のSACDM-1を搭載。最大10mmの肉厚アルミ押し出し材を使用したベースブロック、サイド、トップ部が一体化したケースでメカニズムを強固にシャーシにマウントすることで、微振動を排除し精緻な信号読み取りを実現している。また、ディスクの読み取りを制御するサーボや読み取った信号をデコードする基板部は、オーディオ専用設計としている。

アナログ回路とデジタル回路を電気的に絶縁する方法は、従来のフォトカプラではなく、デジタルアイソレーターを採用。これによりD/Aコンバーター以降のアナログ部をグランド電位から分離し、ノイズ混入の無いクリーンなアナログオーディオ回路が実現したという。

D/Aコンバーターは、NPC社のDSD、PCM両信号に対応した「SM5866AS」を採用。DAC以降のアナログステージには、マランツ独自のHDAM回路を多数搭載した。I/V変換、ローパスフィルタは2回路入りのDual HDAM、最終段の出力バッファーアンプ部は最新のHDAM-SA2を搭載した合計12のHDAM回路でそれぞれ構成している。


新開発大容量トロイダル電源トランス

トレーの中心に配置されたブルースター
電源部は、トランスを複数台にわけることによる回路ループの増大、小容量化、動作・品質のばらつき等を避けるため、大容量トロイダルトランス1個による構成とし、大容量トロイダル電源トランスを新開発。内部捲線はデジタル回路、オーディオ回路、表示管等のそれぞれ独立した回路に分け、相互影響を排除している。

筺体はSC-7S2と同等のものを採用しており、フロントパネル、トップカバーはアルミ無垢材、シャーシは3.2mm厚2層(黒鋼板+銅メッキ鋼板)のダブルレイヤードシャーシ、リアパネルは銅メッキ鋼板を使用。インシュレーターは純銅から削り出した無垢材を使用し、振動、音質に配慮している。

フロントパネルにはマランツ・デザインのシンボルである「ブルースター」をSACDプレーヤーとして初めて配置している。

【問い合わせ先】
株式会社 マランツ コンシューマー マーケティング
お客様相談センター
TEL/03-3719-3481

(Phile-web編集部)

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  • ブランドMARANTZ
  • 型番SA-7S1
  • 発売日2006年10月下旬
  • 価格¥735,000(税込)
【SPEC】●チャンネル:2チャンネル ●再生ディスク:SACD、CD ●再生周波数範囲:2Hz-100kHz(SACD)、2Hz-20kHz(CD) ●高調波歪率(1kHz):0.0009%(フィルター3)(SACD)、0.0020%(フィルター1)(CD) ●消費電力:26W ●外形寸法:459W×136H×425.5Dmm ●質量:22.3kg