デノン、ヨーロピアンサウンド第2弾 ブックシェルフ「SC-CX303」を発売
デノンは、ブックシェルフスピーカー「SC-CX101」の上位モデルとなる「SC-CX303」を10月中旬より発売する。価格はペアで126,000円(税込)。
本機は、今年5月に発売されたSC-CX101(73,500円/ペア)の上位機種として、ウーファーユニットやキャビネットの強化を図った新モデル。CX101と同様に、ヨーロッパのサウンドデザイナーと共同して開発を行った。
ウーハー振動板には、高い剛性と軽量さを合わせ持つカーボンファイバーを使用した13cmのD.D.L(DENON Double Layer)コーンを採用。2層構造の振動板は、広い帯域での正確なピストンモーションを実現するとともに、エッジの共振が特性に悪影響をおよぼさない構造設計を施されている。
トゥイーターは、2.5cmソフトドームを採用。フレーム形状は、放射インピーダンスの平坦化を図ったという特殊フレーム形状としている。また磁気回路には、高磁力、低歪みのネオジウム・マグネットを採用。さらにユニット背面にはアルミダイキャスト製のチャンバーを配し、低域特性を改善している。
ユニットフレームは、非磁性体のアルミダイキャスト製を採用。フレーム表面に焼付塗装を施すことで固有の鳴きの減少を実現している。またフレームは、キャビネットとの間にダンピング材を介しフローティングした状態で取付けられ、さらにトゥイーターのユニットフレームの取付けでは使用するネジもフローティングし、音響的な反射を最小限に抑えるている。ウーファーは背面にブレイス(響棒)を配してキャビネットに固定することで、自然な響きを損なうことなく適度な剛性を確保しているという。
クロスオーバーネットワークは均一な音圧と位相レスポンスを追求。通過帯域でのレスポンスの平坦化に加えて、減衰領域での特性の乱れにも配慮したネットワーク設計を施している。
キャビネットは、構成する全ての板に肉厚30mmのMDF材を使用(CX101は18mm厚)。表面は天然木突き板仕上げとすることで見た目の美しさと表面を伝わる音波のコントロールを両立している。また、バッフル面の上下と側面のコーナーには木象嵌細工仕上げによる緻密な構造を採用した。
ダクトの開口部は、裏板削出しの一体構造で十分な強度を実現。またキャビネット内側のポートの端にも同様の削り出しフレアを装着し、ポート前後の放射インピーダンスをそろえることで空気の流れをスムーズする設計としている。設置状況や好みによりダクトのチューニングが可能な吸音スポンジも付属している。
本体背面には、オリジナルに作られた金メッキ真鍮削り出しの大型スピーカーターミナルを装備。直径5mmまでのケーブルを挿入可能なホールの採用したほか、バナナプラグ、バイワイヤリング接続に対応している。スピーカーケーブルはOFC材を採用した単売品「AK-1000(3m×2)」だ。
【問い合わせ先】
(株)デノンコンシューマーマーケティング
TEL/03-6731-5540
(Phile-web編集部)
本機は、今年5月に発売されたSC-CX101(73,500円/ペア)の上位機種として、ウーファーユニットやキャビネットの強化を図った新モデル。CX101と同様に、ヨーロッパのサウンドデザイナーと共同して開発を行った。
ウーハー振動板には、高い剛性と軽量さを合わせ持つカーボンファイバーを使用した13cmのD.D.L(DENON Double Layer)コーンを採用。2層構造の振動板は、広い帯域での正確なピストンモーションを実現するとともに、エッジの共振が特性に悪影響をおよぼさない構造設計を施されている。
トゥイーターは、2.5cmソフトドームを採用。フレーム形状は、放射インピーダンスの平坦化を図ったという特殊フレーム形状としている。また磁気回路には、高磁力、低歪みのネオジウム・マグネットを採用。さらにユニット背面にはアルミダイキャスト製のチャンバーを配し、低域特性を改善している。
ユニットフレームは、非磁性体のアルミダイキャスト製を採用。フレーム表面に焼付塗装を施すことで固有の鳴きの減少を実現している。またフレームは、キャビネットとの間にダンピング材を介しフローティングした状態で取付けられ、さらにトゥイーターのユニットフレームの取付けでは使用するネジもフローティングし、音響的な反射を最小限に抑えるている。ウーファーは背面にブレイス(響棒)を配してキャビネットに固定することで、自然な響きを損なうことなく適度な剛性を確保しているという。
クロスオーバーネットワークは均一な音圧と位相レスポンスを追求。通過帯域でのレスポンスの平坦化に加えて、減衰領域での特性の乱れにも配慮したネットワーク設計を施している。
キャビネットは、構成する全ての板に肉厚30mmのMDF材を使用(CX101は18mm厚)。表面は天然木突き板仕上げとすることで見た目の美しさと表面を伝わる音波のコントロールを両立している。また、バッフル面の上下と側面のコーナーには木象嵌細工仕上げによる緻密な構造を採用した。
ダクトの開口部は、裏板削出しの一体構造で十分な強度を実現。またキャビネット内側のポートの端にも同様の削り出しフレアを装着し、ポート前後の放射インピーダンスをそろえることで空気の流れをスムーズする設計としている。設置状況や好みによりダクトのチューニングが可能な吸音スポンジも付属している。
本体背面には、オリジナルに作られた金メッキ真鍮削り出しの大型スピーカーターミナルを装備。直径5mmまでのケーブルを挿入可能なホールの採用したほか、バナナプラグ、バイワイヤリング接続に対応している。スピーカーケーブルはOFC材を採用した単売品「AK-1000(3m×2)」だ。
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