アキュフェーズ、初の自社開発ドライブを搭載したCDプレーヤー「DP-500」を発売

公開日 2006/10/18 18:42
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DP-500
アキュフェーズ(株)は、CDプレーヤー「DP-500」を11月下旬に発売する。価格は417,900円(税込) 。

初の自社開発CDドライブメカを搭載したCD専用プレーヤー。自社開発のドライブは、数年前から具体的な構造検討に着手したとのことで、長年にわたる開発が本機によって結実することになる。

ドライブは、金属シャーシで固定し、メカ・ベースを高剛性かつ重量級の構造とした、一方、心臓部のトラバース・メカは軽量化し、ベースからフローティングさせた分離構造とした。メカ・ベースには大型のブリッジカバーが固定され、強固な一体化構造としている。さらにCDドライブ全体をボトムシャーシに直接固定、4個の鋳鉄製大型脚部で筐体全体を支える。

トランスポート部は、ドライブ・コントロールにフルデジタル方式を採用、ディスク毎にサーボ回路の最適化が行え、エラーを激減させるとともに、動作の安定化も図っているという。

またレーザーピックアップには小型RFアンプを内蔵し、ノイズに妨害されやすい微少なピックアップ出力をその場で増幅して送り出す。さらに、スピンドルやスレッド、フォーカス、トラック、トレイなどの各アクチュエーターのドライブには、アースに電流が流れないバランス駆動回路を採用し、音楽信号へのドライブ電流の混入を防いでいる。

プロセッサー部は、同社独自の「MDS++方式DAコンバーター」を搭載。厳選された超高性能ΔΣ型DACを並列(DP-500は4個)駆動させる方式で、変換精度が高く、歪率特性やノイズ特性などを大幅に改善することが可能という。また、アナログフィルターにはアンバランス/バランス出力を独立で構成した、5次のバターワイス型ローパスフィルターを採用した。さらに本機は同軸、光のデジタル入力端子も装備し、本機をDACとして利用することも可能。

また、トランスポート出力として同軸、光のデジタル出力端子も装備。レコーダーと接続すれば、本機をCDトランスポートとしてデジタル録音することも可能。トランスポートとプロセッサーは完全に独立して動作するため、外部入力動作に切り替えても、本機のCDトランスポート動作は継続する。このため、デジタル・ヴォイシング・イコライザー「DG-38」と組み合わせてデジタル音場補正を行うことも可能。

電源トランスは、デジタル/アナログの捲線を分離し、高周波ノイズや電気的干渉による音質劣化に対して万全の対策を施している。

【問い合わせ先】
アキュフェーズ(株)
TEL/045-901-2771

(Phile-web編集部)

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