クレル、Evolutionシリーズの新製品発表 − SACDプレーヤー/プリ/パワー全5機種
アクシス(株)が取り扱うKRELL(クレル)より、Evolutionシリーズの新製品5機種が10月より一斉に発売される。ラインナップにはSACDプレーヤー、プリアンプ、パワーアンプが含まれる。
■SACD/CDプレーヤー「Evolution 505」 1,785,000円(税込)
Evolutionシリーズで培われた最新のカレント・モード・トポロジーにより、高音質アナログ出力を実現。L/Rチャンネルを含む全6チャンネルに対して、マルチビット方式とΔΣ方式を融合したアドバンスド・セグメント方式を採用した24-bit/192kHz対応の高性能2チャンネルオーディオDACチップPCM1738を3個搭載。ダイナミック・レンジ117dB、THD+N 0.0004%、SNR 117dBという優れた特性により、高音質を実現している。
L/Rメインチャンネル出力には、XLRバランス電圧出力のほか、CAST(Current Audio Signal Transmission)出力端子を装備する。カレント・モード・トポロジーによる出力を電圧変換する手前からダイレクトに電流出力を得て、CAST入力プリアンプに受け渡すというCASTインターフェースにより、広帯域でリニアリティーに優れた信号伝送を可能にしている。
新設計のシャーシでは、分厚いアルミ押し出し材を噛み合わせるように組み合わせ、剛性と適度な内部損失を持たせている。トランスポート部を空気振動と機械的振動からアイソレートし、繊細な高周波信号の相互干渉を排除する。電源部には一般的なソース機器の十倍もの容量を持つ大型トロイダルを採用し、トランスメカニズム系、デジタル系、アナログ系にそれぞれ独立したレギュレーテッドパワーサプライを設け、クリーンで強力な電流供給能力を獲得させている。
■プリアンプ「Evolution 202」(デュアルモノ・別電源) 2,625,000円(税込)
本機はクレルの創設25周年を記念したフラッグシップモデルである「Evolution Two」の緻密な回路コンセプトを可能な限り取り込んで、ステレオ化を実現したプリアンプだ。分厚いカスタムメイド・アルミニウムを堅固に組み合わせた重厚な筐体によるプリアンプ本体と、大容量パワーサプライの2つのユニットで構成される。
回路はすべて、ディスクリート素子によるフルコンプリメンタリー/完全バランス構成とし、チャンネルを上下に完全分離させたモノ・コンストラクションとなっている。
全トランジスターを純クラスA作動させるマルチプル出力カレントミラーを多用した、同社独自のカレント・モード・トポロジーにより電流増幅を行ない、NFを必要とせずに1.5MHzの超広帯域を、オープンループ直線性と低歪率で実現している。
高精度16bit分解能をもつラダー抵抗の切替によって作動するフル・バランス構成のボリューム回路は、あらゆるレベル設定でもフラットな周波数レスポンスと位相整合を可能にしている。内部の動作パラメーターとファンクションはマイクロプロセッサーとカスタムソフトウェアにより厳格にコントロールされ、メニュー設定によるファンクションのカスタマイズも可能としている。
ハンド・ヘルド・コントローラーをはじめ、RS-232ポートやDC12Vトリガー、さらに同社独自のCAN-LINKによって、複数台のEvolution202をリンクさせることができるなど、リモートコントロール機能も充実する。
■プリアンプ「Evolution 222」(デュアルモノ) 1,785,000円(税込)
本機は「Evolution202」の別電源を一体化したワンシャーシ構造のプリアンプだ。カスタムメイド・アルミニウムを堅固に組み合わせた筐体による本体内部に、大容量パワーサプライを搭載している。
回路はすべてディスクリート素子によるフルコンプリメンタリー、完全バランス構成としている。同社独自のカレント・モード・トポロジーにより電流増幅を行ない、NFなしで1.5MHzという超広帯域を実現している。基板構造はL/R完全セパレートの2段構成とし、ステレオセパレーションの優位性を獲得している。
ボリューム回路は、高精度16bit分解能をもつラダー抵抗の切替によって作動するフル・バランス構成。内部の動作パラメーターとファンクションはマイクロプロセッサーとカスタムソフトウェアで厳格にコントロールし、メニュー設定によるファンクションのカスタマイズも可能だ。
■パワーアンプ「Evolution 600」(モノ/600W・8Ω) 2,625,000円(1台・税込)
本機は同社独自のアクティブ・カスコード・トポロジーを採用したモノラルパワーアンプ。XLR端子からの電圧入力は初段のV/I変換バッファによって電流変換する。CAST端子からの電流入力は初段の電流入力バッファを経由して、まず1段目のカレントミラー回路に入り、次いで、2段目のカレントミラー回路によって次段プリドライバーを駆動するために十分な電流レベルにまで、入力信号を歪めることなく忠実に増幅する。
ドライバー構成は出力ステージ同様のコンプリメンタリー・シングルエンデッド・クラスAプッシュプル(SEPP)を採用。ステージの出力インピーダンスは、通常のパワーアンプと比較して約100分の1の低インピーダンスを実現し、超ワイドバンドで極めて低い歪み率、強大な出力ステージを支える強靭なドライブ力を備えている。
シールドコンパートメントには、2,750VAの巨大なトロイダルトランス2個、35Aのブリッジ整流器と132,000μFの平滑キャパシターを搭載する。5000Wを超える大電力を供給する圧倒的容量を誇り、全レギュレーターは適用回路に近接配備することにより、DC電源ラインの超低インピーダンス化実現する。ローレベル増幅回路とゲインステージ回路に供給される電源には、さらに2重のレギュレーションを施し、超低ノイズ電源供給を達成している。出力ステージには、負荷要求に瞬時に応え、電圧をドロップさせない強力な準レギュレーターを搭載することで、強大なパワーを安定的に働かせる。また、高性能ラインコンデショニング回路を装備することで、AC電源のRFノイズをフィルタリングすると同時に不均整電源波形/DC補正を行い、クリーンな電源供給を実現している。
■パワーアンプ「Evolution 402」(STEREO/2×400W・8Ω) 2,625,000円(1台・税込)
本機は社独自のアクティブ・カスコード・トポロジーを採用し、出力400W×2を実現したステレオパワーアンプ。CAST入力や、強靭なパワーデバイス/パワーサプライを搭載する。
フロントエンドから受け継がれた電流オーディオ信号はプリドライバーとドライバーまで電流ドメインのまま増幅。両ステージはクラスAアクティブ・カスコード・トポロジーによるディスクリート・カレントミラー電流モード増幅回路を採用する。特にドライバーの構成については、出力ステージと同様のコンプリメンタリー・シングルエンデッド・クラスAプッシュプル(SEPP)を採用している。この最終ゲインステージの出力インピーダンスは、通常のパワーアンプと比較して約100分の1の低インピーダンス特性を実現しており、超ワイドバンドで極めて低いディストーション特性と、強大な出力ステージを支える強靭なドライブ力をもたらしている。
本機はさらにアナログセンサーとマイクロプロセッサーによる高速プロテクション・サーキットを搭載する。入力・出力の異常DC成分、過電流、温度、AC電源の状態を常時監視し、異常が発生した際には、瞬時に電源供給を遮断しアンプとスピーカーを保護する。また、負荷インピーダンスがリアルタイムで監視され、仮に出力がショートサーキットになった場合も瞬時にアンプをシャットダウンするとともに、メインヒートシンクの動作温度も常に温度センサーでモニターされ、安全範囲を超えた危険な状態になった場合にはアンプを強制的に遮断するなどの機能が備わっている。
【問い合わせ先】
アクシス(株)
TEL/03-5410-0071
(Phile-web編集部)
■SACD/CDプレーヤー「Evolution 505」 1,785,000円(税込)
Evolutionシリーズで培われた最新のカレント・モード・トポロジーにより、高音質アナログ出力を実現。L/Rチャンネルを含む全6チャンネルに対して、マルチビット方式とΔΣ方式を融合したアドバンスド・セグメント方式を採用した24-bit/192kHz対応の高性能2チャンネルオーディオDACチップPCM1738を3個搭載。ダイナミック・レンジ117dB、THD+N 0.0004%、SNR 117dBという優れた特性により、高音質を実現している。
L/Rメインチャンネル出力には、XLRバランス電圧出力のほか、CAST(Current Audio Signal Transmission)出力端子を装備する。カレント・モード・トポロジーによる出力を電圧変換する手前からダイレクトに電流出力を得て、CAST入力プリアンプに受け渡すというCASTインターフェースにより、広帯域でリニアリティーに優れた信号伝送を可能にしている。
新設計のシャーシでは、分厚いアルミ押し出し材を噛み合わせるように組み合わせ、剛性と適度な内部損失を持たせている。トランスポート部を空気振動と機械的振動からアイソレートし、繊細な高周波信号の相互干渉を排除する。電源部には一般的なソース機器の十倍もの容量を持つ大型トロイダルを採用し、トランスメカニズム系、デジタル系、アナログ系にそれぞれ独立したレギュレーテッドパワーサプライを設け、クリーンで強力な電流供給能力を獲得させている。
■プリアンプ「Evolution 202」(デュアルモノ・別電源) 2,625,000円(税込)
本機はクレルの創設25周年を記念したフラッグシップモデルである「Evolution Two」の緻密な回路コンセプトを可能な限り取り込んで、ステレオ化を実現したプリアンプだ。分厚いカスタムメイド・アルミニウムを堅固に組み合わせた重厚な筐体によるプリアンプ本体と、大容量パワーサプライの2つのユニットで構成される。
回路はすべて、ディスクリート素子によるフルコンプリメンタリー/完全バランス構成とし、チャンネルを上下に完全分離させたモノ・コンストラクションとなっている。
全トランジスターを純クラスA作動させるマルチプル出力カレントミラーを多用した、同社独自のカレント・モード・トポロジーにより電流増幅を行ない、NFを必要とせずに1.5MHzの超広帯域を、オープンループ直線性と低歪率で実現している。
高精度16bit分解能をもつラダー抵抗の切替によって作動するフル・バランス構成のボリューム回路は、あらゆるレベル設定でもフラットな周波数レスポンスと位相整合を可能にしている。内部の動作パラメーターとファンクションはマイクロプロセッサーとカスタムソフトウェアにより厳格にコントロールされ、メニュー設定によるファンクションのカスタマイズも可能としている。
ハンド・ヘルド・コントローラーをはじめ、RS-232ポートやDC12Vトリガー、さらに同社独自のCAN-LINKによって、複数台のEvolution202をリンクさせることができるなど、リモートコントロール機能も充実する。
■プリアンプ「Evolution 222」(デュアルモノ) 1,785,000円(税込)
本機は「Evolution202」の別電源を一体化したワンシャーシ構造のプリアンプだ。カスタムメイド・アルミニウムを堅固に組み合わせた筐体による本体内部に、大容量パワーサプライを搭載している。
回路はすべてディスクリート素子によるフルコンプリメンタリー、完全バランス構成としている。同社独自のカレント・モード・トポロジーにより電流増幅を行ない、NFなしで1.5MHzという超広帯域を実現している。基板構造はL/R完全セパレートの2段構成とし、ステレオセパレーションの優位性を獲得している。
ボリューム回路は、高精度16bit分解能をもつラダー抵抗の切替によって作動するフル・バランス構成。内部の動作パラメーターとファンクションはマイクロプロセッサーとカスタムソフトウェアで厳格にコントロールし、メニュー設定によるファンクションのカスタマイズも可能だ。
■パワーアンプ「Evolution 600」(モノ/600W・8Ω) 2,625,000円(1台・税込)
本機は同社独自のアクティブ・カスコード・トポロジーを採用したモノラルパワーアンプ。XLR端子からの電圧入力は初段のV/I変換バッファによって電流変換する。CAST端子からの電流入力は初段の電流入力バッファを経由して、まず1段目のカレントミラー回路に入り、次いで、2段目のカレントミラー回路によって次段プリドライバーを駆動するために十分な電流レベルにまで、入力信号を歪めることなく忠実に増幅する。
ドライバー構成は出力ステージ同様のコンプリメンタリー・シングルエンデッド・クラスAプッシュプル(SEPP)を採用。ステージの出力インピーダンスは、通常のパワーアンプと比較して約100分の1の低インピーダンスを実現し、超ワイドバンドで極めて低い歪み率、強大な出力ステージを支える強靭なドライブ力を備えている。
シールドコンパートメントには、2,750VAの巨大なトロイダルトランス2個、35Aのブリッジ整流器と132,000μFの平滑キャパシターを搭載する。5000Wを超える大電力を供給する圧倒的容量を誇り、全レギュレーターは適用回路に近接配備することにより、DC電源ラインの超低インピーダンス化実現する。ローレベル増幅回路とゲインステージ回路に供給される電源には、さらに2重のレギュレーションを施し、超低ノイズ電源供給を達成している。出力ステージには、負荷要求に瞬時に応え、電圧をドロップさせない強力な準レギュレーターを搭載することで、強大なパワーを安定的に働かせる。また、高性能ラインコンデショニング回路を装備することで、AC電源のRFノイズをフィルタリングすると同時に不均整電源波形/DC補正を行い、クリーンな電源供給を実現している。
■パワーアンプ「Evolution 402」(STEREO/2×400W・8Ω) 2,625,000円(1台・税込)
本機は社独自のアクティブ・カスコード・トポロジーを採用し、出力400W×2を実現したステレオパワーアンプ。CAST入力や、強靭なパワーデバイス/パワーサプライを搭載する。
フロントエンドから受け継がれた電流オーディオ信号はプリドライバーとドライバーまで電流ドメインのまま増幅。両ステージはクラスAアクティブ・カスコード・トポロジーによるディスクリート・カレントミラー電流モード増幅回路を採用する。特にドライバーの構成については、出力ステージと同様のコンプリメンタリー・シングルエンデッド・クラスAプッシュプル(SEPP)を採用している。この最終ゲインステージの出力インピーダンスは、通常のパワーアンプと比較して約100分の1の低インピーダンス特性を実現しており、超ワイドバンドで極めて低いディストーション特性と、強大な出力ステージを支える強靭なドライブ力をもたらしている。
本機はさらにアナログセンサーとマイクロプロセッサーによる高速プロテクション・サーキットを搭載する。入力・出力の異常DC成分、過電流、温度、AC電源の状態を常時監視し、異常が発生した際には、瞬時に電源供給を遮断しアンプとスピーカーを保護する。また、負荷インピーダンスがリアルタイムで監視され、仮に出力がショートサーキットになった場合も瞬時にアンプをシャットダウンするとともに、メインヒートシンクの動作温度も常に温度センサーでモニターされ、安全範囲を超えた危険な状態になった場合にはアンプを強制的に遮断するなどの機能が備わっている。
【問い合わせ先】
アクシス(株)
TEL/03-5410-0071
(Phile-web編集部)
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