<TIAS2006:ティアック エソテリック>一体型SACDのフラグシップ「X-01 D2」を公開
ティアック エソテリック カンパニーのブースでは、エソテリックの新製品や、アヴァンギャルド・アコースティックのホーン型スピーカー、タンノイの新スピーカーなど見どころが盛りだくさんだ。
■一体型SACD/CDプレーヤー「X-01 D2」
エソテリックのプレーヤーで最も注目すべきモデルは、今回が初公開の一体型SACD/CDプレーヤー新モデル「X-01 D2」だ。2003年11月に発売された「X-01」は、2005年7月に限定500台のリミテッドバージョン「 X-01 Limited」(製品データベース)が発売されていたが、本機はそれに続く新モデルとなる。価格は1,417,500円で、12月の発売を予定する。
ドライブメカには、「VRDS-NEO」の最新型を搭載。UX-1で初めて搭載されたこのメカは、少しずつブラッシュアップを重ねており、本機で4代目となるという。スピンドル軸受け部にVRDS-NEOメカ専用に高精度加工した新開発のセラミック・ボールベアリングを採用したほか、トレー収納時にシャッターが閉まり、シャッター自体をフロントパネルにメカニカルにロックする機構を装備する。これは、内部の気密性を上げ、温度変化などによる音の変質を防ぐためのものだという。
また、PCMとDSDのデュアルDAC構成を採用したことにも注目。PCM信号処理用にはPCM1704を、DSDの信号処理にはAD1955を使用する。
DACの動作は「DSDモード」「マルチビットモード」「1ビットモード」の3種類から選択ができる。DSDモードは、SACDのDSD信号処理を行うモードで、マルチビットモードはCDなどPCM信号処理を行うモード。マルチビットモード時は、PCM1704を片チャンネルあたり4チップ使用する。1ビットモードは、AD1955に内蔵された1ビット型DACを使用するモードとなる。なお、この3種類のモードを選択することで、エソテリック製品として初めてPCM←→DSDの変換が可能になった。また、ソースに応じて自動的にモードを切り替えるREFERENCEモードも用意している。
そのほか、オーディオ回路を左右チャンネルで独立させ、部品の配置までを同一とする構成を採用。DAC部は、左右独立基板としてチャンネル間の干渉を抑制したほか、グランドラインの低インピーダンス化と回路の高S/N化を図り、DAC専用のトランスも用意するなど、フラグシップモデルらしい仕様を盛り込んでいる。
出力端子にはフローレートコントロール対応のi.Linkを搭載。また、高純度6N銅による主要内部配線、DAC部やアナログ出力段の回路構成やコンデンサー、抵抗などのグレードアップ、独WBTの「nextgen」RCA出力端子など、「X-01 Limited」の特徴を継承している。
■エソテリックのラインナップがズラリ
そのほか、同ブースにはエソテリックブランドの主要モデルがずらりと並んでいる。SACD/CDトランスポート「P-01」/モノラルDAC「D-01」などのフラグシップモデルから、SACDトランスポート「P-03」、ユニバーサルトランスポート「P-03 Universal」、スタイリッシュな「SA-60」「DV-60」などを見ることができる。
さらに、10月に発表したばかりのアイソレーショントランス「PS-1500」(関連ニュース)も展示。完全受注生産のモデルだけに、実機を見ることができるのは貴重な機会だ。
■タンノイ/アバンギャルド
タンノイからは、先日発表された、「プレステージ」シリーズの創立80周年記念モデル“SEシリーズ”(関連ニュース)が登場。「Westminster ROYAL/SE」「Canterbury/SE」「Turnberry/SE」「Stirling/SE」などの新モデルを自らの目と耳で確認することができる。また、新モデルとして「Glenair 10」も展示。25cm同軸2ウェイユニットを搭載したモデルで、価格は315,000円(1本/税込)。サイズや価格からいって、「Glenair」の弟モデルという位置づけだろう。
アヴァンギャルドのスピーカーは、9月末に発表したばかりの「NANO」(関連ニュース)や、「DUO」などを展示。試聴デモにはNANOを使用していた。
■そのほか
同社が輸入するAVID社のターンテーブルも、主要ラインナップを紹介。「Acutus」「Sequel」「Volvere」「DIVA 300」「DIVA」などの各モデルを見ることができる。
ケーブル関連では、van den hul社のHDMIケーブル「VH-HDMI」をアピール。高純度OFC素材を2重シールドしたモデルで、価格は12,600円(1.0m)から。最長は12.5mで、その場合の価格は367,500円となる。
エソテリックブランドのケーブルも主要製品を展示。中でも注目製品としてプッシュしていたのが、ストレスフリー「ESOTERIC MEXCEL」採用の電源ケーブル「7N-PC9100 MEXCEL」(367,500/1m)と、オーディオケーブル「6N-DA5500 nextgen」シリーズだ。
(Phile-web編集部)
TIAS2006report
■一体型SACD/CDプレーヤー「X-01 D2」
エソテリックのプレーヤーで最も注目すべきモデルは、今回が初公開の一体型SACD/CDプレーヤー新モデル「X-01 D2」だ。2003年11月に発売された「X-01」は、2005年7月に限定500台のリミテッドバージョン「 X-01 Limited」(製品データベース)が発売されていたが、本機はそれに続く新モデルとなる。価格は1,417,500円で、12月の発売を予定する。
ドライブメカには、「VRDS-NEO」の最新型を搭載。UX-1で初めて搭載されたこのメカは、少しずつブラッシュアップを重ねており、本機で4代目となるという。スピンドル軸受け部にVRDS-NEOメカ専用に高精度加工した新開発のセラミック・ボールベアリングを採用したほか、トレー収納時にシャッターが閉まり、シャッター自体をフロントパネルにメカニカルにロックする機構を装備する。これは、内部の気密性を上げ、温度変化などによる音の変質を防ぐためのものだという。
また、PCMとDSDのデュアルDAC構成を採用したことにも注目。PCM信号処理用にはPCM1704を、DSDの信号処理にはAD1955を使用する。
DACの動作は「DSDモード」「マルチビットモード」「1ビットモード」の3種類から選択ができる。DSDモードは、SACDのDSD信号処理を行うモードで、マルチビットモードはCDなどPCM信号処理を行うモード。マルチビットモード時は、PCM1704を片チャンネルあたり4チップ使用する。1ビットモードは、AD1955に内蔵された1ビット型DACを使用するモードとなる。なお、この3種類のモードを選択することで、エソテリック製品として初めてPCM←→DSDの変換が可能になった。また、ソースに応じて自動的にモードを切り替えるREFERENCEモードも用意している。
そのほか、オーディオ回路を左右チャンネルで独立させ、部品の配置までを同一とする構成を採用。DAC部は、左右独立基板としてチャンネル間の干渉を抑制したほか、グランドラインの低インピーダンス化と回路の高S/N化を図り、DAC専用のトランスも用意するなど、フラグシップモデルらしい仕様を盛り込んでいる。
出力端子にはフローレートコントロール対応のi.Linkを搭載。また、高純度6N銅による主要内部配線、DAC部やアナログ出力段の回路構成やコンデンサー、抵抗などのグレードアップ、独WBTの「nextgen」RCA出力端子など、「X-01 Limited」の特徴を継承している。
■エソテリックのラインナップがズラリ
そのほか、同ブースにはエソテリックブランドの主要モデルがずらりと並んでいる。SACD/CDトランスポート「P-01」/モノラルDAC「D-01」などのフラグシップモデルから、SACDトランスポート「P-03」、ユニバーサルトランスポート「P-03 Universal」、スタイリッシュな「SA-60」「DV-60」などを見ることができる。
さらに、10月に発表したばかりのアイソレーショントランス「PS-1500」(関連ニュース)も展示。完全受注生産のモデルだけに、実機を見ることができるのは貴重な機会だ。
■タンノイ/アバンギャルド
タンノイからは、先日発表された、「プレステージ」シリーズの創立80周年記念モデル“SEシリーズ”(関連ニュース)が登場。「Westminster ROYAL/SE」「Canterbury/SE」「Turnberry/SE」「Stirling/SE」などの新モデルを自らの目と耳で確認することができる。また、新モデルとして「Glenair 10」も展示。25cm同軸2ウェイユニットを搭載したモデルで、価格は315,000円(1本/税込)。サイズや価格からいって、「Glenair」の弟モデルという位置づけだろう。
アヴァンギャルドのスピーカーは、9月末に発表したばかりの「NANO」(関連ニュース)や、「DUO」などを展示。試聴デモにはNANOを使用していた。
■そのほか
同社が輸入するAVID社のターンテーブルも、主要ラインナップを紹介。「Acutus」「Sequel」「Volvere」「DIVA 300」「DIVA」などの各モデルを見ることができる。
ケーブル関連では、van den hul社のHDMIケーブル「VH-HDMI」をアピール。高純度OFC素材を2重シールドしたモデルで、価格は12,600円(1.0m)から。最長は12.5mで、その場合の価格は367,500円となる。
エソテリックブランドのケーブルも主要製品を展示。中でも注目製品としてプッシュしていたのが、ストレスフリー「ESOTERIC MEXCEL」採用の電源ケーブル「7N-PC9100 MEXCEL」(367,500/1m)と、オーディオケーブル「6N-DA5500 nextgen」シリーズだ。
(Phile-web編集部)
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