エソテリック、同ブランド初のスピーカー「MG-10/MG-20」を発売
(株)ティアック エソテリック カンパニーは、ESOTERICブランド生誕20周年を記念したアニバーサリーモデルとして、同ブランド初となるスピーカーシステム「MG-20」「MG-10」を3月下旬から順次発売する。
別項でお伝えしたSA-10/AI-10と同様、1月に開催された2007 International CESで公開されたモデル。当サイトでは、山之内 正氏によるレポートも既にお伝えしている(関連記事)。製品の価格と発売時期は以下の通り。
・トールボーイスピーカー「MG-20」
¥367,500(1本・税込) 4月下旬発売
・ブックシェルフスピーカー「MG-10」
¥210,000(1本・税込) 3月下旬発売
両機は、エソテリックの監修のもと、英TANNOY(タンノイ)社との共同開発によって完成した2ウェイスピーカーシステム。製造はタンノイ社が英国で行う。
ユニットに搭載した振動板はマグネシウム製で、日本金属(株)の技術協力のもと新開発したもの。マグネシウムの純度は96%で、トゥイーター、センターキャップ部を含むウーファーに採用されている。
MG-10/MG-20とも、トゥイーターは25mmのドーム型を1基搭載。ウーファーは165mmで、MG-10は1基、MG-20は2基装備している。両機ともバスレフ式で、バスレフポートは前面に備えている。なお、バスレフダクトには位相反転時の共振による音質劣化を防ぐため、徹底した防振処理を施したという。
マグネシウムは極めて高い比強度を保ち、さらに内部損失が高いため、高感度かつスムーズな過渡特性、そして透明感の高い音響特性を備えるという。これらの特性を活かすため、ドライバーユニットも新設計。トゥイーターのマグネットはネオジウムで、ウーファーは背面にセカンド・マグネットを加えたデュアル・マグネット構造を採用。磁束漏洩を減少させてエアギャップ内の磁束を強化できるよう最適化したという。
内部配線材には、蘭van den Hul 社のシルバーコーティング銅線を採用。またクロスオーバーネットワークのワイヤリングには各部品間を直結するハードワイヤリングを採用し、伝送系ロスを低減した。さらに、クロスオーバー回路には低損失インダクターに加え、TANNOYのプレステージシリーズにも使用している、英ICW社製「ClarityCap」オーディオグレード・コンデンサーを採用。このコンデンサーには振動による音質劣化を防ぐダンピング(防振処理)を施している。
スピーカーターミナルは金メッキ処理が施されており、スピーカー端子とアース端子を円形状に配置した、タンノイ独自のレイアウトを採用している。もちろん、バイアンプ/バイワイヤリング駆動にも対応する。
エンクロージャーには、ヨーロッパ北部産の、特別に厳選したというバーチ(樺)材を、高密度積層合板に加工したものを使用。また、内部には強力なクロスブレーシング(添木) を行い、さらにユニット後部をリアパネルからの支柱で特殊ダンプ材を介して補強。また、バッフルのサイドウッドには25mm厚のチェリー無垢材を採用し、不要振動や共振を抑えている。
MG-20には、15mm厚のアルミボードを採用した、高剛性のスピーカーベースを標準装備。アルミボードを支えるピンポイントフット部は、底面をアーチ状に加工し設置面との安定性を向上させる直径30mmの大型スチールベースで3点支持。内外部振動の影響を効果的に排除する。
なお、MG-10用のスピーカースタンドも、別売りオプションとして近日発売される予定。
【問い合わせ先】
AVお客様相談室
TEL/0570-000-701
(Phile-web編集部)
別項でお伝えしたSA-10/AI-10と同様、1月に開催された2007 International CESで公開されたモデル。当サイトでは、山之内 正氏によるレポートも既にお伝えしている(関連記事)。製品の価格と発売時期は以下の通り。
・トールボーイスピーカー「MG-20」
¥367,500(1本・税込) 4月下旬発売
・ブックシェルフスピーカー「MG-10」
¥210,000(1本・税込) 3月下旬発売
両機は、エソテリックの監修のもと、英TANNOY(タンノイ)社との共同開発によって完成した2ウェイスピーカーシステム。製造はタンノイ社が英国で行う。
ユニットに搭載した振動板はマグネシウム製で、日本金属(株)の技術協力のもと新開発したもの。マグネシウムの純度は96%で、トゥイーター、センターキャップ部を含むウーファーに採用されている。
MG-10/MG-20とも、トゥイーターは25mmのドーム型を1基搭載。ウーファーは165mmで、MG-10は1基、MG-20は2基装備している。両機ともバスレフ式で、バスレフポートは前面に備えている。なお、バスレフダクトには位相反転時の共振による音質劣化を防ぐため、徹底した防振処理を施したという。
マグネシウムは極めて高い比強度を保ち、さらに内部損失が高いため、高感度かつスムーズな過渡特性、そして透明感の高い音響特性を備えるという。これらの特性を活かすため、ドライバーユニットも新設計。トゥイーターのマグネットはネオジウムで、ウーファーは背面にセカンド・マグネットを加えたデュアル・マグネット構造を採用。磁束漏洩を減少させてエアギャップ内の磁束を強化できるよう最適化したという。
内部配線材には、蘭van den Hul 社のシルバーコーティング銅線を採用。またクロスオーバーネットワークのワイヤリングには各部品間を直結するハードワイヤリングを採用し、伝送系ロスを低減した。さらに、クロスオーバー回路には低損失インダクターに加え、TANNOYのプレステージシリーズにも使用している、英ICW社製「ClarityCap」オーディオグレード・コンデンサーを採用。このコンデンサーには振動による音質劣化を防ぐダンピング(防振処理)を施している。
スピーカーターミナルは金メッキ処理が施されており、スピーカー端子とアース端子を円形状に配置した、タンノイ独自のレイアウトを採用している。もちろん、バイアンプ/バイワイヤリング駆動にも対応する。
エンクロージャーには、ヨーロッパ北部産の、特別に厳選したというバーチ(樺)材を、高密度積層合板に加工したものを使用。また、内部には強力なクロスブレーシング(添木) を行い、さらにユニット後部をリアパネルからの支柱で特殊ダンプ材を介して補強。また、バッフルのサイドウッドには25mm厚のチェリー無垢材を採用し、不要振動や共振を抑えている。
MG-20には、15mm厚のアルミボードを採用した、高剛性のスピーカーベースを標準装備。アルミボードを支えるピンポイントフット部は、底面をアーチ状に加工し設置面との安定性を向上させる直径30mmの大型スチールベースで3点支持。内外部振動の影響を効果的に排除する。
なお、MG-10用のスピーカースタンドも、別売りオプションとして近日発売される予定。
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TEL/0570-000-701
(Phile-web編集部)
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