「史上最高の2ウェイスピーカー」を年内投入 − B&WアジアCEOが“3つの新製品”を明らかに
B&Wグループ・アジアのCEOであるLars T Hundborg氏と、同グループ傘下の加CLASSE社のエグゼクティブ・バイスプレジデントであるDavid Nauber氏が、本日音元出版を訪問し、新製品の情報など今後の事業戦略を明らかにした。
取材の内容は2回に分けてお届けする。本項では、 日本市場における、2007年のB&Wの製品展開についてご紹介しよう。
Lars氏はまず、「2007年は3つの大きな新製品を日本に投入する」と述べ、それぞれを詳しく説明した。
1つめは、先日発売したばかりのデスクトップスピーカー「M-1」(関連ニュース)。過去5年間に渡ってマーケットを精査した結果、スタイリッシュな製品が求められていると分かったことから、これに対応するものとして開発したという。デザインイメージはXTシリーズを踏襲している。
2つめは新600シリーズ。現在は“600 Series 3”として展開しているが、これが新ラインナップに置き換えられる。Lars氏は、「600シリーズは、本国のイギリスでは“ブレッド&バター”、主食のような存在だ。ただし、日本ではこれまであまり人気が高くなかった。新シリーズでは、CM-1や800シリーズの技術を入れ、さらに魅力的なモデルに進化させる」と語る。
最後の新製品は、昨年のインターナショナルオーディオショウで公開された「Signature Diamond」(関連ニュース)。2006年がB&Wの40周年にあたることから開発したモデルで、オリジナルNautilusをデザインしたケネス・グランジ卿が外観を、音響設計はジョン・ディブ博士が担当している。
価格はペアで240〜260万円程度になる見込み。今後3ヶ月以内に製造を始めるという。
本機は数量限定で販売されるが、全ペアにナンバリングが施される。本機を注文すると、顧客情報がイギリスに送られ、グランジ卿とディブ博士が1台ずつ証明書を書くのだという。
“これまで作られた中で最高の2ウェイスピーカーを作ろう”というのが本機のコンセプト。外観は筒形で、「これはグランジ卿が70年代当時から温めていたアイデアだが、当時はこのかたちを実現する技術がなかった」(Lars氏)のだという。
トゥイーターはモデル名の通りダイアモンド・トゥイーターを採用。ハウジングはイタリア製の大理石を採用している。
本体カラーは2色を用意。1つはインターナショナルオーディオショウで出品されたホワイトで、もう1つは暗めの色を用意する。Lars氏は、「Signature 800の色合いをただコピーすることはしたくなかった。スピーカーの形状やサイズを考えた結果、グリーン系の色に決定した」という。
このグリーンはこれまで採用したことのないカラーのため、新たに名前を付けることになった。紆余曲折の結果、あるスタッフの発案で「WAKAME」に決定したのだという。これはもちろん、あの海藻のわかめのこと。“Signature Diamondのわかめ”、何ともシュールな響きだ。
Lars氏は、「このSignature Diamondが、B&Wとして今年の最重要課題となる。国別で日本がトップセールスを記録することを期待している」と語った。
(Phile-web編集部)
取材の内容は2回に分けてお届けする。本項では、 日本市場における、2007年のB&Wの製品展開についてご紹介しよう。
Lars氏はまず、「2007年は3つの大きな新製品を日本に投入する」と述べ、それぞれを詳しく説明した。
1つめは、先日発売したばかりのデスクトップスピーカー「M-1」(関連ニュース)。過去5年間に渡ってマーケットを精査した結果、スタイリッシュな製品が求められていると分かったことから、これに対応するものとして開発したという。デザインイメージはXTシリーズを踏襲している。
2つめは新600シリーズ。現在は“600 Series 3”として展開しているが、これが新ラインナップに置き換えられる。Lars氏は、「600シリーズは、本国のイギリスでは“ブレッド&バター”、主食のような存在だ。ただし、日本ではこれまであまり人気が高くなかった。新シリーズでは、CM-1や800シリーズの技術を入れ、さらに魅力的なモデルに進化させる」と語る。
最後の新製品は、昨年のインターナショナルオーディオショウで公開された「Signature Diamond」(関連ニュース)。2006年がB&Wの40周年にあたることから開発したモデルで、オリジナルNautilusをデザインしたケネス・グランジ卿が外観を、音響設計はジョン・ディブ博士が担当している。
価格はペアで240〜260万円程度になる見込み。今後3ヶ月以内に製造を始めるという。
本機は数量限定で販売されるが、全ペアにナンバリングが施される。本機を注文すると、顧客情報がイギリスに送られ、グランジ卿とディブ博士が1台ずつ証明書を書くのだという。
“これまで作られた中で最高の2ウェイスピーカーを作ろう”というのが本機のコンセプト。外観は筒形で、「これはグランジ卿が70年代当時から温めていたアイデアだが、当時はこのかたちを実現する技術がなかった」(Lars氏)のだという。
トゥイーターはモデル名の通りダイアモンド・トゥイーターを採用。ハウジングはイタリア製の大理石を採用している。
本体カラーは2色を用意。1つはインターナショナルオーディオショウで出品されたホワイトで、もう1つは暗めの色を用意する。Lars氏は、「Signature 800の色合いをただコピーすることはしたくなかった。スピーカーの形状やサイズを考えた結果、グリーン系の色に決定した」という。
このグリーンはこれまで採用したことのないカラーのため、新たに名前を付けることになった。紆余曲折の結果、あるスタッフの発案で「WAKAME」に決定したのだという。これはもちろん、あの海藻のわかめのこと。“Signature Diamondのわかめ”、何ともシュールな響きだ。
Lars氏は、「このSignature Diamondが、B&Wとして今年の最重要課題となる。国別で日本がトップセールスを記録することを期待している」と語った。
(Phile-web編集部)
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