「史上最高の2ウェイスピーカー」を年内投入 - B&WアジアCEOが“3つの新製品”を明らかに

公開日 2007/04/19 19:32
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

B&Wグループ・アジアのCEO、Lars T Hundborg氏
B&Wグループ・アジアのCEOであるLars T Hundborg氏と、同グループ傘下の加CLASSE社のエグゼクティブ・バイスプレジデントであるDavid Nauber氏が、本日音元出版を訪問し、新製品の情報など今後の事業戦略を明らかにした。

取材の内容は2回に分けてお届けする。本項では、 日本市場における、2007年のB&Wの製品展開についてご紹介しよう。

Lars氏はまず、「2007年は3つの大きな新製品を日本に投入する」と述べ、それぞれを詳しく説明した。

1つめは、先日発売したばかりのデスクトップスピーカー「M-1」(関連ニュース)。過去5年間に渡ってマーケットを精査した結果、スタイリッシュな製品が求められていると分かったことから、これに対応するものとして開発したという。デザインイメージはXTシリーズを踏襲している。

発売されたばかりのM-1

2つめは新600シリーズ。現在は“600 Series 3”として展開しているが、これが新ラインナップに置き換えられる。Lars氏は、「600シリーズは、本国のイギリスでは“ブレッド&バター”、主食のような存在だ。ただし、日本ではこれまであまり人気が高くなかった。新シリーズでは、CM-1や800シリーズの技術を入れ、さらに魅力的なモデルに進化させる」と語る。

最後の新製品は、昨年のインターナショナルオーディオショウで公開された「Signature Diamond」(関連ニュース)。2006年がB&Wの40周年にあたることから開発したモデルで、オリジナルNautilusをデザインしたケネス・グランジ卿が外観を、音響設計はジョン・ディブ博士が担当している。

「Signature Diamond」

上部にはダイアモンド・トゥイーターを装備

価格はペアで240~260万円程度になる見込み。今後3ヶ月以内に製造を始めるという。

本機は数量限定で販売されるが、全ペアにナンバリングが施される。本機を注文すると、顧客情報がイギリスに送られ、グランジ卿とディブ博士が1台ずつ証明書を書くのだという。

“これまで作られた中で最高の2ウェイスピーカーを作ろう”というのが本機のコンセプト。外観は筒形で、「これはグランジ卿が70年代当時から温めていたアイデアだが、当時はこのかたちを実現する技術がなかった」(Lars氏)のだという。

トゥイーターはモデル名の通りダイアモンド・トゥイーターを採用。ハウジングはイタリア製の大理石を採用している。


これが「WAKAME」カラー。印刷物のため、実物とは色合いが異なる可能性がある
本体カラーは2色を用意。1つはインターナショナルオーディオショウで出品されたホワイトで、もう1つは暗めの色を用意する。Lars氏は、「Signature 800の色合いをただコピーすることはしたくなかった。スピーカーの形状やサイズを考えた結果、グリーン系の色に決定した」という。

このグリーンはこれまで採用したことのないカラーのため、新たに名前を付けることになった。紆余曲折の結果、あるスタッフの発案で「WAKAME」に決定したのだという。これはもちろん、あの海藻のわかめのこと。“Signature Diamondのわかめ”、何ともシュールな響きだ。

Lars氏は、「このSignature Diamondが、B&Wとして今年の最重要課題となる。国別で日本がトップセールスを記録することを期待している」と語った。

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー196号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.196
オーディオアクセサリー大全2025~2026
特別増刊
オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX

本ページからアフィリエイトプログラムによる収益を得ることがあります