CEC、ハーフサイズのコンパクトなベルトドライブ方式CDプレーヤーを発売

公開日 2007/05/30 19:03
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

TL53Z
CEC(株)は、従来のフルサイズコンポの1/2のコンパクトな筐体を実現した、ベルトドライブ方式のCDプレーヤー「TL53Z」を5月30日に発売する。価格は税込で231,000円。

本体は横幅217.5mmのコンパクトサイズを実現しており、本機と同じ「53」シリーズのラインナップとなる本年1月発売の「TUBE53」、2月発売の「AMP53」など、無垢のアルミ筐体を使用したコンパクトなアンプとのデザインマッチングも図っている。

同社独自の技術であるベルトドライブメカニズムは、ディスクに回転を与えるスピンドルから離れた位置にモーターを設置し、大型スタビライザーによって質量を高めたCDマウントそのものをベルトで駆動させる手法を採っている。振動や電磁ノイズを発生する可能性のあるモーターをCDの回転軸から物理的にも遠ざけることにより、音楽信号への干渉を最小限に抑えている。また新開発のロージッター・クリスタルオシレーター回路を搭載し、正確でダイナミックな再生を可能にしている。

DAコンバーター部には192kHz/24bitのバーブラウン「PCM1792」を左右独立に2基搭載するデュアル・モノ構成を採用。オーバーサンプリングレートは32fs/64fs/128fxに切り替えられるほか、「FLAT」と「PULSE」のデジタルフィルターが切り替えられる。

アナログ回路はフルバランス/最短設計とし、同社独自の「カレント・インジェクション」回路ではフィードバック回路を通さずにDACの出力電流を電圧に変換する。音質の劣化をもたらすネガティブフィードバック回路がキャンセルされることにより、データ上も聴感的にも明快な音質向上がもたらされるという。LEF回路との融合により、音のディティールやハーモニー、広がりや正確性なども向上されている。

電源部には電源クリーン化装置を備えた高性能スイッチング電源を採用。トランスポート部とDAC部それぞれの電源供給も分離したほか、モーター、サーボ、ディスプレイ、デジタル回路、アナログ回路への電圧供給もセパレートしている。

【問い合わせ先】
CEC(株)
TEL/050-5509-0795
TEL/048-710-6626

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
新着記事を見る
  • ブランドCEC
  • 型番TL53Z
  • 発売日2007年5月30日
  • 価格¥231,000(税込)
【SPEC】●形式:ベルトドライブ方式 ●周波数特性:20Hz〜20kHz(+0/-0.35dB) ●DAC:バーブラウン社製「PCM1792×2」 ●アナログ出力:バランス×1、RCA×1 ●デジタル出力:光×1、同軸×1、AES/EBU×1 ●消費電力:16W ●外形寸法:217.5W×111H×448Dmm