B&Wの40周年記念モデル「Signature Diamond」9月に受注開始 − 価格はペア273万円
本日のマランツ コンシューマー マーケティングの新製品発表会で、B&Wの40周年記念モデル「Signature Diamond」が正式に発表された。
価格は2,730,000円(ペア・税込)で、本体色は「ミニマリスト・ホワイト」と「WAKAME」の2色が用意される。なお、WAKAMEというカラーネームが採用された経緯はこちらでご紹介している。各色とも全世界500ペア限定で、完全受注生産となる。全ペアにナンバリングが施される。
発注の際には専用のオーダーシートに必要事項を記入する必要がある。受注されると顧客情報がイギリスの本社に送られ、後述するケネス・グランジ卿やジョン・ディブ博士などから、直々に礼状が届くという。
同社担当者によると、すでにミニマリスト・ホワイトの受注が70台以上に達しているとのこと。国内での正式な受注開始は9月とアナウンスされているが、確実に手に入れたい方は、早めに問い合わせることをおすすめする。なお、受注から納入までの期間は1〜3ヶ月程度になるという。
すでに昨年のインターナショナルオーディオショウ(関連ニュース)や、Phile-webの独占インタビュー(関連ニュース)などで紹介したモデル。B&Wグループ・アジアのCEOであるLars T Hundborg氏が“史上最高の2ウェイスピーカー”と形容するハイエンドスピーカーだ。2006年がB&Wの40周年にあたることから開発したモデルで、オリジナルNautilusをデザインしたケネス・グランジ卿が外観を、音響設計はジョン・ディブ博士が担当している。
デザインのコンセプトは“縦と横のチューブの組み合わせ”。ほかに、天然材料を使用すること、感性を刺激するデザインとすることを目標に、ケネス・グランジ卿がユニークなフォルムを作り上げた。なお、筐体は上からみると楕円形で、マトリックス方式の構造補強が施されている。
トゥイーターは800Dシリーズのものと同じで、25mmのダイヤモンド・ドームトゥイーターとなる。ただしケースは異なり、イタリア産の天然大理石をくり抜き、トゥイーターを収納している。同社 商品企画部の澤田龍一氏は、「大理石が重くデッドなのでS/N感が高い」としている。
ウーファーは、新設計の180mmウォーブン・ケブラーコーンを採用。B&Wがこのサイズのウーファーを作ることは稀で、「これ以上大きくなるとバランスが崩れる。このくらいがバランスを保てる限界なのではないか」(同)という。クロームメッキのフェージングプラグも新設計。通常であれば、超低域などでノイズが出る構造だが、ユニット内部のプラグの形状を工夫することで、ノイズが出ないよう設計しているという。おなじみの“Flowport”バスレフポートは、本体前面に設けられている。
クロスオーバーはアルミニウム・ダイキャストの台座上に配置。シンプルな1st.(6dB/oct.)構成となっている。Φ2mm銅線による空芯コイルや、ムンドルフ社の最高級キャパシター、メタルフィルム抵抗、ヴァン・デン・ハルの内部配線材などが使用されている。
スピーカー端子は本体底部に設けられている。これはケネス・グランジ卿の「太いケーブルが本体の後ろにあるのは美観的に耐えられない」という意見から決められたという。
再生周波数帯域は32Hz〜33kHz(-6dB)、出力音圧レベルは88dB(2.83V/1m)。澤田氏は、「スペック的には、大きなユニットをいくつも装備した製品と比べると平凡だが、こういう製品はスペックをどうこう言ってもはじまらない。私自身、いま一番欲しいスピーカーはこのSignature Diadmondだ」と出来映えに大きな自信を見せた。
【問い合わせ先】
(株)マランツ コンシューマー マーケティング
TEL/03-6731-5590
(Phile-web編集部)
価格は2,730,000円(ペア・税込)で、本体色は「ミニマリスト・ホワイト」と「WAKAME」の2色が用意される。なお、WAKAMEというカラーネームが採用された経緯はこちらでご紹介している。各色とも全世界500ペア限定で、完全受注生産となる。全ペアにナンバリングが施される。
発注の際には専用のオーダーシートに必要事項を記入する必要がある。受注されると顧客情報がイギリスの本社に送られ、後述するケネス・グランジ卿やジョン・ディブ博士などから、直々に礼状が届くという。
同社担当者によると、すでにミニマリスト・ホワイトの受注が70台以上に達しているとのこと。国内での正式な受注開始は9月とアナウンスされているが、確実に手に入れたい方は、早めに問い合わせることをおすすめする。なお、受注から納入までの期間は1〜3ヶ月程度になるという。
すでに昨年のインターナショナルオーディオショウ(関連ニュース)や、Phile-webの独占インタビュー(関連ニュース)などで紹介したモデル。B&Wグループ・アジアのCEOであるLars T Hundborg氏が“史上最高の2ウェイスピーカー”と形容するハイエンドスピーカーだ。2006年がB&Wの40周年にあたることから開発したモデルで、オリジナルNautilusをデザインしたケネス・グランジ卿が外観を、音響設計はジョン・ディブ博士が担当している。
デザインのコンセプトは“縦と横のチューブの組み合わせ”。ほかに、天然材料を使用すること、感性を刺激するデザインとすることを目標に、ケネス・グランジ卿がユニークなフォルムを作り上げた。なお、筐体は上からみると楕円形で、マトリックス方式の構造補強が施されている。
トゥイーターは800Dシリーズのものと同じで、25mmのダイヤモンド・ドームトゥイーターとなる。ただしケースは異なり、イタリア産の天然大理石をくり抜き、トゥイーターを収納している。同社 商品企画部の澤田龍一氏は、「大理石が重くデッドなのでS/N感が高い」としている。
ウーファーは、新設計の180mmウォーブン・ケブラーコーンを採用。B&Wがこのサイズのウーファーを作ることは稀で、「これ以上大きくなるとバランスが崩れる。このくらいがバランスを保てる限界なのではないか」(同)という。クロームメッキのフェージングプラグも新設計。通常であれば、超低域などでノイズが出る構造だが、ユニット内部のプラグの形状を工夫することで、ノイズが出ないよう設計しているという。おなじみの“Flowport”バスレフポートは、本体前面に設けられている。
クロスオーバーはアルミニウム・ダイキャストの台座上に配置。シンプルな1st.(6dB/oct.)構成となっている。Φ2mm銅線による空芯コイルや、ムンドルフ社の最高級キャパシター、メタルフィルム抵抗、ヴァン・デン・ハルの内部配線材などが使用されている。
スピーカー端子は本体底部に設けられている。これはケネス・グランジ卿の「太いケーブルが本体の後ろにあるのは美観的に耐えられない」という意見から決められたという。
再生周波数帯域は32Hz〜33kHz(-6dB)、出力音圧レベルは88dB(2.83V/1m)。澤田氏は、「スペック的には、大きなユニットをいくつも装備した製品と比べると平凡だが、こういう製品はスペックをどうこう言ってもはじまらない。私自身、いま一番欲しいスピーカーはこのSignature Diadmondだ」と出来映えに大きな自信を見せた。
【問い合わせ先】
(株)マランツ コンシューマー マーケティング
TEL/03-6731-5590
(Phile-web編集部)
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