【営業部長の2008年<ピュアオーディオ編>】関口機械販売 石黒 謙氏
市場開拓へ積極的取り組みを展開
「若い世代をどう開拓していくかが、今もっとも重要なことなのですが、オーディオが家電以下に成り下がってしまっています。オーディオは憧れでなくてはなりません」と訴える石黒氏。
「今すぐにでも動き始めないと、着うたやネット配信が驚異的に伸びてきています。オーディオという存在が、決定的に遠ざかってしまってからでは間に合いません。DAPユーザーを、オーディオの世界にどう誘うか。かつてのラジカセ、システムコンポ、バラコンといったようなステップアップの図式が必要だと思います」。
IT長者がポンと高価なオーディオシステムを購入する例も見られるが、「いい音を出せないから、飽きて、止めてしまいます。そこでは販売店の役割もとても重要ですし、またソフトやアクセサリーの存在が非常に大切なのです」と指摘する。
世界初のサウンドカタログCDや、無料貸し出しキャンペーンなど市場開拓へ積極的な取り組みを展開する。「ホームページには掲示板を開設し、お伝えしきれない情報を発信しています。それこそネットを使わない手はありません。オーディオは、純粋な音の世界ですから、最終的に感動できるか、できないかです。オーディオファンを育てるためなら、全国どこへでも行きますよ。イベントは大切なファンサービスです。お客様と直に接する販売店にももっと力を入れてもらいたいですね」。
(Senka21編集部)
関連リンク