ViV lab、完全ダンパーレス・エッジレス構造のスピーカー「evanui signature」を発売

公開日 2008/07/28 18:25
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evanui signature
ViV laboratory(株)は、スピーカーシステム「evanui signature」(エヴァヌイ・シグネチャー)を8月末に発売する。受注生産となり、予価は210万円(1本/税込)。

同社は、オリジナル音響機器を製造するメーカーで、今年2月に発足した。同社の第1弾製品がフラグシップスピーカー、evanui signatureとなる。なお、「evanui」とはラテン語で「消える」という意味。同社では「音楽を奏でている間、スピーカーはその存在を消し、リスナーはひたすら音楽に浸る。そんなスピーカーを目指した」と説明している。

ユニットは8cmフルレンジのみで、ストレートバックロードホーン構造を採用している。ユニットは完全ダンパーレス・エッジレス構造で搭載しており、振動板が機械的に浮いた状態となっている。この構造は特許出願中とのこと。振動板には純マグネシウム素材を採用。これを冷間プレスで高精度に一体成型し、さらに表面を本漆でコーティングした。

ユニットの磁気回路には飽和磁束密度の高い純鉄と、超大型ネオジウムマグネットを用いている。ユニットと一体化したヘッド部はジュラルミン削出しで、重さは約20kg。表面はブラックアルマイト処理した。試作機段階での周波数特性は40Hz~30kHz。

円錐の上部にスピーカーが乗ったような筐体デザインも非常にユニーク。エンクロージャーにはシナアピトンプライウッドが用いられ、18mmの板材を64枚積層したものを、職人が手作業で曲面加工したという。なお、このデザインが評価され、「グッドデザイン賞2008」の1次審査を通過。8月22日から24日に、お台場の東京ビッグサイトで開催される「グッドデザインエキスポ2008」に展示され、音出しも行う予定。

また、脚部は鉄の削り出しにハードクロムめっきをほどこした3点支持スパイク構造となっている。

【問い合わせ先】
ViV laboratory(株)
TEL/045-633-3319

(Phile-web編集部)

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