JBLから新スタンダードスピーカー「TSシリーズ」登場

公開日 2008/08/25 18:36
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左からTS8000/TS6000/TS600と専用スタンド/TS60
ハーマンインターナショナル(株)は、同社取り扱いの米JBLブランドより、新スピーカー「TSシリーズ」4モデルを9月下旬に発売する。また、ブックシェルフスピーカー「TS600」用スタンドも同時に発売する。

製品の型番と概要、価格は以下の通り。

・「TS8000」3ウエイフロアスタンディング ¥441,000(税込/1本)
・「TS6000」3ウエイフロアスタンディング ¥378,000(税込/1本)
・「TS600」3ウエイブックシェルフ ¥262,500(税込/1本)
・「TS600 STAND」TS600専用スタンド ¥63,000(税込/1本)
・「TS60」3ウェイセンタースピーカー ¥315,000(税込/1本)

シリーズのフラグシップモデル「TS8000」は、200mmウーファー2基をパラレルで搭載。「TS6000」「TS60」は165mmウーファー2基をパラレルで、「TS600」は銅ユニットを1基搭載している。

TS600の専用スタンド「TS600 STAND」は、システムのバッフル面と同じブラック・ハイグロス仕上げを施した3本支柱の安定感あるスタンド、ラバーOリングにより防振処理を施したステンレス製ラウンドスパイクが付属し、点接触でスピーカーシステムを保持可能。また、底面用にはラバーOリング付ステンレススパイクとコースターが付属している。

TSシリーズという名称は、“Traditional & Standard”の頭文字を取ったもので、高い音響性能を追求しながら、設置性やデザイン、仕上げなど、ホーム用スピーカーとして求められる要素にも注力したニュー・スタンダード・システムと位置づけられる。

曲線を多用したラインが独創的なキャビネットは、K2シリーズやEVEREST、Controlシリーズなどの意匠を手掛けたインダストリアル・デザイナー、ダン・アシュクラフト氏が担当。キャビネと内部は不等辺六角柱構造となっており、定在波の発生を防いでいる。パネル面にはMDF材が用いられ、切削高低によるラウンド効果が施されている。バスレフポートは背面に設けられ、不要な通風音を防ぐフレアーが付いている。

また、TS8000/6000には底面に5本のダイキャスト製脚ベースと高さ調整可能なラバーフットが装着され、底面を傷つけずに安定した設置が可能。真鍮製スパイク足とスパイク受けコースターが付属する。


グレッグ・ティンバース氏
また、システムエンジニアリングは、これまた数々の名機を世に送り出してきたグレッグ・ティンバース氏が手掛け、自社開発のユニット群とキャビネットを融合させたという。

ユニットの特徴は、全機種/全ユニットに、新開発のマグネシウム合金振動板を採用したこと。軽量かつ高剛性で、適度な内部損失を併せ持つ。全ユニットをこの素材で統一することで、各スピーカー間や各帯域間のつながりを高めている。

中高域ユニットには、剛性の高いアルミダイキャスト製フェイスプレート/モジュールプレートを採用。各ユニット間の距離を最適に保ちながら強固に支え一体化。バッフルへ確実に固定することができる。

アルミダイキャスト製フェイスプレート/モジュールプレート

高域ユニットには25mm径ドームトゥイーターを採用。エッジはシルク製のハーフロールで、銅コーティングされたアルミボイスコイルやネオジウムマグネットなどを搭載している。

ミッドレンジユニットとウーファーは振動板を逆ドーム状に用いており、これにより素直な高域減衰を実現。高域ユニットとのスムースにつながるという。また、ミッドレンジとウーファーともにNBRラバー製のハーフロール・エッジを採用。マグネットはミッドレンジがネオジウム、ウーファーが大口径/肉厚のフェライトマグネットを搭載している。

ウーファーは振動板を逆ドーム状に用いている

ネットワークはメタライズド・ポリプロピレン・フィルムキャパシターや低損失空芯コイルをふんだんに用いた高品位設計を採用。中高域用回路と低域用回路を別々の基板にレイアウトし干渉を防いだセパレート設計と、2組の大型インプットターミナルを装備している。

【問い合わせ先】
ハーマンインターナショナル(株)
マーケティング部
TEL/03-3836-5660

(Phile-web編集部)

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