マーク・レビンソンからパワーアンプ「No.53」「No.532」2機種が登場
ハーマンインターナショナル(株)は、同社取り扱いの米Mark Levinson(マーク・レビンソン)の新機種として、モノラルパワーアンプ「No.53」とデュアルモノラルパワーアンプ「No.532」の2機種を発売する。
■「No.53」¥3,780,000(税込/予価)近日発売
独自のデジタルパワーアンプ技術「Interleaved Power Technology」(IPT)を搭載した、同ブランドのレファレンス・モノラル・パワーアンプ。定格出力は500W(8Ω)/1,000W(4Ω)。周波数特性は10Hz〜20kHz。
IPTは4組のスイッチングアンプ間でオーディオ帯域をシェアし、スイッチング周波数を500kHzから2MHzに持ち上げる特許技術で、穏やかでスムーズなフィルターをオーディオ帯域より遙かに高い周波数で使用できることから、通常の急峻なフィルターによる音質への悪影響を防いでいる。また、フィルターを簡素化することで、スピーカーの負荷による相互干渉を抑えることも可能となっている。
さらに、デジタルアンプを形成するプラスとマイナスの二つの領域のアンプは、通常は交互にスイッチがオンにされ、その継ぎ目に非動作領域ができ、これが歪みの原因となるが、本機ではオーバーラップ/アンダーラップと呼ばれる手法により、短期間両デバイスを同時にオン状態にし、この歪みを排除したという。また、出力緒デバイスを同時にオン状態にすることで、常にある程度のパワーを消費させ、動作温度の安定化にもつながる。これにより、パーツのパフォーマンスと寿命を最大限に活かすことができるという。
電源は、4個の巨大な47,000μF低ESRコンデンサーと、特大2.8kVAローノイズ・トロイダル・トランスを採用。電源に重い負荷をかけずに大きなパワーを取り出すことで、歪みの少ないクリーンな音楽信号を得られるという。
パワーアンプは4組で、それぞれに4個の大型コイルとペアとなっている。アンプは最大のセパレーションを発揮するよう左右/前後対称のミラーイメージ・レイアウトで収められており、それぞれが共に協調しながら作動することで有効スイッチング周波数を500kHzから2MHzへと持ち上げる。
オーディオ回路はNo.532と同様バランス設計が採用されており、入力基板はほかのすべての回路から完全に隔離された専用区画に収められている。また、アンプの最上層には専用の安定化電源回路を備えたコントロール回路が収納されている。
■「No.532」¥2,940,000(税込)9月末発売
モノラルパワーアンプ「No.33」の基本構成を踏襲したデュアルモノラルパワーアンプ。定格出力は400W(8Ω)。
インプットからアウトプットまで、最短信号で構成されたフルバランス型モノラルパワーアンプ回路をタワー型デザインの左右独立筐体に収め、コントロール回路をセンターに、パワーサプライとフロント部に収めた独立4ブロック構成を採用。これらをバスバーや低損失コネクターで連結し、シャーシやトップパネルで結合、一体化させた。
ヒートシンクは、プラス用とマイナス用をそれぞれ独立して配置。入力〜ボルテージドライブ基板はプラス/マイナス両出力基板上部に配置し、シンプルかつ最短経路での信号増幅を可能としている。
電源には、2基の大型1382VAローノイズ・トロイダルトランスを搭載。コイル間に静電遮蔽シールドを装備し、AC電源と低電圧の二次側出力とを分離。コイル相互の静電容量を大幅に減少させることで、高域ノイズ伝播を防いでいる。
また各回路は、パワーレギュレーションの効率化とノイズ干渉の最小化のため、非常にコンパクトな設計とした。
伝統のフルバランス設計を採用。本機ではバランス入力は直接そのままの形で処理し、アンバランス入力は入力段でバランスに変換され、伝送・増幅される。
NFBは過去の多くの同ブランド製アンプより小型だが、片チャンネル当たり12ペア、24個の出力デバイスを搭載。これはNo.432の約2倍となる。多数の出力デバイスをパラレル接続で使用することで、個々のデバイスにかかる電流負荷を軽減し、フィードバックを多用することなくクロスオーバーディストーションを低く抑えることができる。
【問い合わせ先】
ハーマンインターナショナル(株)
マーケティング部
TEL/03-3836-5660
(Phile-web編集部)
■「No.53」¥3,780,000(税込/予価)近日発売
独自のデジタルパワーアンプ技術「Interleaved Power Technology」(IPT)を搭載した、同ブランドのレファレンス・モノラル・パワーアンプ。定格出力は500W(8Ω)/1,000W(4Ω)。周波数特性は10Hz〜20kHz。
IPTは4組のスイッチングアンプ間でオーディオ帯域をシェアし、スイッチング周波数を500kHzから2MHzに持ち上げる特許技術で、穏やかでスムーズなフィルターをオーディオ帯域より遙かに高い周波数で使用できることから、通常の急峻なフィルターによる音質への悪影響を防いでいる。また、フィルターを簡素化することで、スピーカーの負荷による相互干渉を抑えることも可能となっている。
さらに、デジタルアンプを形成するプラスとマイナスの二つの領域のアンプは、通常は交互にスイッチがオンにされ、その継ぎ目に非動作領域ができ、これが歪みの原因となるが、本機ではオーバーラップ/アンダーラップと呼ばれる手法により、短期間両デバイスを同時にオン状態にし、この歪みを排除したという。また、出力緒デバイスを同時にオン状態にすることで、常にある程度のパワーを消費させ、動作温度の安定化にもつながる。これにより、パーツのパフォーマンスと寿命を最大限に活かすことができるという。
電源は、4個の巨大な47,000μF低ESRコンデンサーと、特大2.8kVAローノイズ・トロイダル・トランスを採用。電源に重い負荷をかけずに大きなパワーを取り出すことで、歪みの少ないクリーンな音楽信号を得られるという。
パワーアンプは4組で、それぞれに4個の大型コイルとペアとなっている。アンプは最大のセパレーションを発揮するよう左右/前後対称のミラーイメージ・レイアウトで収められており、それぞれが共に協調しながら作動することで有効スイッチング周波数を500kHzから2MHzへと持ち上げる。
オーディオ回路はNo.532と同様バランス設計が採用されており、入力基板はほかのすべての回路から完全に隔離された専用区画に収められている。また、アンプの最上層には専用の安定化電源回路を備えたコントロール回路が収納されている。
■「No.532」¥2,940,000(税込)9月末発売
モノラルパワーアンプ「No.33」の基本構成を踏襲したデュアルモノラルパワーアンプ。定格出力は400W(8Ω)。
インプットからアウトプットまで、最短信号で構成されたフルバランス型モノラルパワーアンプ回路をタワー型デザインの左右独立筐体に収め、コントロール回路をセンターに、パワーサプライとフロント部に収めた独立4ブロック構成を採用。これらをバスバーや低損失コネクターで連結し、シャーシやトップパネルで結合、一体化させた。
ヒートシンクは、プラス用とマイナス用をそれぞれ独立して配置。入力〜ボルテージドライブ基板はプラス/マイナス両出力基板上部に配置し、シンプルかつ最短経路での信号増幅を可能としている。
電源には、2基の大型1382VAローノイズ・トロイダルトランスを搭載。コイル間に静電遮蔽シールドを装備し、AC電源と低電圧の二次側出力とを分離。コイル相互の静電容量を大幅に減少させることで、高域ノイズ伝播を防いでいる。
また各回路は、パワーレギュレーションの効率化とノイズ干渉の最小化のため、非常にコンパクトな設計とした。
伝統のフルバランス設計を採用。本機ではバランス入力は直接そのままの形で処理し、アンバランス入力は入力段でバランスに変換され、伝送・増幅される。
NFBは過去の多くの同ブランド製アンプより小型だが、片チャンネル当たり12ペア、24個の出力デバイスを搭載。これはNo.432の約2倍となる。多数の出力デバイスをパラレル接続で使用することで、個々のデバイスにかかる電流負荷を軽減し、フィードバックを多用することなくクロスオーバーディストーションを低く抑えることができる。
【問い合わせ先】
ハーマンインターナショナル(株)
マーケティング部
TEL/03-3836-5660
(Phile-web編集部)
関連リンク
トピック