デジタルドメイン、仏カバッセ社の同軸4ウェイスピーカー「La Sphere」を発売
(株)デジタルドメインは、仏カバッセ社の同軸4ウェイスピーカー「La Sphere(ラ・スフィア)」を発表。本日より販売受付を開始した。スピーカー2台と、専用4chチャンネルデバイダーがセットとなり、価格は14,700,000円(税込)。カラーはブラックパールとパールの2色を用意する。なお同社では本スピーカーの推奨システムとして、「B-1a」を最低4台(推奨台数は6台)用意するのが望ましいと説明している。
本スピーカーは同社が代理店契約を結んでいるカバッセ社の製品で、スピーカーシステム「Karissima(カリスマ)」に続く第2弾モデルとなる(関連ニュース)。
本日行われた発表会には、同社取締役会長の持田康典氏、取締役社長の西和彦氏、カバッセ社のクリストフ・カバス氏が登壇。西氏は「日本では25年振りとなる同軸4ウェイスピーカーの登場。時間位相や周波数レベルを極限まで揃えた、優れた製品だ」と自信を見せた。またカバス氏は「“Karissima”に引き続き、第2弾となる製品を日本で発売できるのはデジタルドメイン社のおかげ。大変嬉しく思う。デジタルドメイン社とは代理店業務はもちろん、製品開発でも協力しているところだ」と、両社の良好な関係をアピールした。
■球形キャビネットが目を惹く超弩級同軸4ウェイスピーカー「La Sphere」
中高域用のトライアキシャルドライバー「TC23」と、低域用の55cmウーファー「55ND46」を一体化した同軸4ウェイスピーカー「QC-55」を搭載し、点音源再生を実現しているのが最大の特徴。
「TC23」は、全方面に均一に増大・縮小する発音体「呼吸球」に可能な限り近づけたドライバー。再生周波数帯域は80Hz~24kHzとなる。3つの各ユニットが呼吸球の一部を構成しており、大型のユニットが小型ユニットの指向特性に影響を与えないのだという。
トゥイーターユニットはダイヤフラムにポリプロピレンを採用。素材の特性変化を起こさないよう、時間をかけて丁寧に製造されるのだという。中低域ユニットは、独自の“Rohacell”フォーム熱成型によって製造される、軽量かつ剛性の高い“Duocell”ダイヤフラムを採用。伸びやかなストロークと、優れたパワーハンドリングを実現する。
55cmウーファー「55ND46」は、アラミドポリマー繊維“ノーメックス”を採用したハニカムドーム構造のダイヤフラムと、ダブルダンパーを採用した対称構造のサスペンションシステムを融合。パワフルかつハイスピードな、キレのいい重低音再生を可能にするとのことだ。
フランス人デザイナーのSylvain Dubuisson氏とのコラボレーションによる球体のキャビネットも大きな特徴だ。制振性を高めるほか、平行面をなくしつつ対称性を備えるため、反射による定在波や回折効果をなくすことができるのだという。キャビネット材にはエラストマーと複合素材を使用し、キャストサンドイッチ構造を採用。ユニットの動作やキャビネット内の音圧による低周波振動を抑える剛性を獲得している。
モニュメントのようなスタンドは、見た目の美しさだけでなく、回折効果を避けるために都合の良い形状とのこと。材質はアルミダイキャストで、エラストマーとのサンドイッチ構造とすることで高いダンピング特性も実現するという。
専用チャンネルデバイダーは、各ユニットへの周波数分割と、各チャンネルの位相とレベルのデジタル制御を行う。
カバス氏は「録音マイクの位置や性能を映し出す鏡のようなスピーカーだ」と胸を張った。
【問い合わせ先】
(株)デジタルドメイン
TEL/03-4590-6222
(Phile-web編集部)
本スピーカーは同社が代理店契約を結んでいるカバッセ社の製品で、スピーカーシステム「Karissima(カリスマ)」に続く第2弾モデルとなる(関連ニュース)。
本日行われた発表会には、同社取締役会長の持田康典氏、取締役社長の西和彦氏、カバッセ社のクリストフ・カバス氏が登壇。西氏は「日本では25年振りとなる同軸4ウェイスピーカーの登場。時間位相や周波数レベルを極限まで揃えた、優れた製品だ」と自信を見せた。またカバス氏は「“Karissima”に引き続き、第2弾となる製品を日本で発売できるのはデジタルドメイン社のおかげ。大変嬉しく思う。デジタルドメイン社とは代理店業務はもちろん、製品開発でも協力しているところだ」と、両社の良好な関係をアピールした。
■球形キャビネットが目を惹く超弩級同軸4ウェイスピーカー「La Sphere」
中高域用のトライアキシャルドライバー「TC23」と、低域用の55cmウーファー「55ND46」を一体化した同軸4ウェイスピーカー「QC-55」を搭載し、点音源再生を実現しているのが最大の特徴。
「TC23」は、全方面に均一に増大・縮小する発音体「呼吸球」に可能な限り近づけたドライバー。再生周波数帯域は80Hz~24kHzとなる。3つの各ユニットが呼吸球の一部を構成しており、大型のユニットが小型ユニットの指向特性に影響を与えないのだという。
トゥイーターユニットはダイヤフラムにポリプロピレンを採用。素材の特性変化を起こさないよう、時間をかけて丁寧に製造されるのだという。中低域ユニットは、独自の“Rohacell”フォーム熱成型によって製造される、軽量かつ剛性の高い“Duocell”ダイヤフラムを採用。伸びやかなストロークと、優れたパワーハンドリングを実現する。
55cmウーファー「55ND46」は、アラミドポリマー繊維“ノーメックス”を採用したハニカムドーム構造のダイヤフラムと、ダブルダンパーを採用した対称構造のサスペンションシステムを融合。パワフルかつハイスピードな、キレのいい重低音再生を可能にするとのことだ。
フランス人デザイナーのSylvain Dubuisson氏とのコラボレーションによる球体のキャビネットも大きな特徴だ。制振性を高めるほか、平行面をなくしつつ対称性を備えるため、反射による定在波や回折効果をなくすことができるのだという。キャビネット材にはエラストマーと複合素材を使用し、キャストサンドイッチ構造を採用。ユニットの動作やキャビネット内の音圧による低周波振動を抑える剛性を獲得している。
モニュメントのようなスタンドは、見た目の美しさだけでなく、回折効果を避けるために都合の良い形状とのこと。材質はアルミダイキャストで、エラストマーとのサンドイッチ構造とすることで高いダンピング特性も実現するという。
専用チャンネルデバイダーは、各ユニットへの周波数分割と、各チャンネルの位相とレベルのデジタル制御を行う。
カバス氏は「録音マイクの位置や性能を映し出す鏡のようなスピーカーだ」と胸を張った。
【問い合わせ先】
(株)デジタルドメイン
TEL/03-4590-6222
(Phile-web編集部)
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