長年のノウハウを投入

フェーズメーション、MCカートリッジ旗艦モデル「PP-1000」とヘッドシェル「CS-1000」

公開日 2011/09/13 14:02 ファイル・ウェブ編集部
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協同電子エンジニアリング(株)は、同社ブランド「フェーズメーション」よりMCカートリッジ「PP-1000」とヘッドシェル「CS-1000」を11月中旬より発売する。「PP-1000」は336,000円(税込)、「CS-1000」は16,800円(税込)。

■MCカートリッジ「PP-1000」


PP-1000
カートリッジ開発を原点に持つ協同電子エンジニアリング。その10年以上のカートリッジ研究成果を詰め込んだ集大成とも言えるモデルだ。

P-1Gの磁気回路を大幅に見直し。材質はパーメンジュール材を継承しつつ、フロントヨークとポールピースの形状を再設計した。これにより、高能率・磁場の均一性が実現し、振動系の質量を重くすることなく出力の増加を実現したという。

また、ボディ材料をいちから見直し。ベースをステンレス材に、ボディはジュラルミン材へ変更し、こちらにDLC(Diamond Like Carbon)処理を行った。これにより、剛性・振動減衰特性に優れたフラグシップに相応しい音再生が可能になったという。

そのほか、無垢ボロン材を採用したカンチレバー、6N無酸素銅線による発電コイル、純鉄コイルボビン、ワイヤーダンパーなど、P-1Gなど他モデルで定評のある高音質素材を多数採用しているとのことだ。


■ヘッドシェル「CS-1000」


CS-1000
本製品はMCカートリッジPP-1000の発売をきっかけとし、従来モデル「CS-1」をベースに更なる軽量化と音質向上を図ったモデル。

本体は、取付精度を確保しつつカートリッジの発電系以外の振動を排除するため、ジュラルミン削り出し加工としている。これにDLC処理を施し、表面硬度を高め剛性を向上させるとともに、振動減衰特性に優れたシェル構造を実現したという。

また、シェル本体とコネクター端子部は、ダブルボルトにより締結された一体構造。端子部のゴムリングをなくしダイレクト接触とすることで、アームとの機械的結合を改善させ、音質向上の一助としている。

指掛けにはステンレス材を採用。共振分散形状と併せて、不要な共振を抑制している。

さらにシェルリードワイヤーは絶縁体を限りなく薄くしたポリウレタン被覆リッツ線を採用。全帯域にわたって音の濁りや歪み感がなく、豊かな低音と艶やかな中高音の再生が可能とのことだ。

【問い合わせ先】
協同電子エンジニアリング(株)
TEL/045-934-7359

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