高井工芸、クスの無垢材を使用した小型スピーカー“Phoebe”
5cm厚の無垢のクス材をくりぬいて、3枚を貼りあわせて作り上げた2ウェイバスレフ型スピーカー。丸太をくりぬいたスピーカーをコンセプトに、6面体をそれぞれの板で構成するのではなく、木目の向きを統一した工法で製作している。角の丸みを大きめに取り、上面に緩やかなカーブを描く様なデザインを採用。これにより、内外共に音の反射を抑制したという。
底面には、無垢のブラックウォールナットを台座とし、その上部にバスレフポートをスリット状に設置することで、小規模なダブルバスレフと円筒形による共振音を防いだバスレフポートにしている。
ユニットには、Audionirvanaの85mmフルレンジを採用。フルレンジにトゥイーターをかぶせただけというシンプルな構成にすることで、できるだけストレートに信号が伝わるように配慮したという。
標準では、10mmリボントゥイーターが付属。オプションとして19mmリングラジエーターを選択することもできる。また、箱根寄木細工の専用ベゼルを設け、2色の色から選択可能。そのほかターミナルも大型ターミナルに変更したり、サランネットの有無などを選択することもできる。
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