合計8社が7つのブースを展開
<ハイエンド>ROTELの新ヘッドホンアンプや光電式カートリッジなど“チーム・フォース”各社が注目展示
オーディオ関連メーカー・団体が集う恒例イベント「ハイエンドショウトウキョウ2013」が開幕した。会場は東京・有楽町の東京交通会館12階イベントホールで、会期は本日10月11日(金)から10月13日(日)まで。入場無料。本稿ではポーカロ・ライン、サエクコマース、コニシス研究所、ブランコオーディオ、DS Audio、カジハラ・ラボ、アレグロとヒノエンタープライズによるZYX・マーケティング・グループが“チーム・フォース”として集まったCルームの模様をレポートする。
■ポーカロ・ライン
ポーカロ・ラインでは、ROTELのプリメインヘッドホンアンプ新モデル「RDA-06」を発表。実際に音も確認できるようになっている。
「RDA-06」は、先行して発売されているDAコンバーター「RDD-06」とサイズやデザインを合わせた小型ヘッドホンアンプ。RDD-06の操作を一体化したリモコンが付属する。
発熱の少ないクラスDアンプを採用し、4Ωスピーカーにも対応。前段に高音質オペアンプを採用するなどで音質重視の設計を行っているという。また、モーター付きボリュームを採用するほか、スピーカーターミナルは3ウェイスピーカーターミナルを使用。バナナプラグにも対応する。
定格出力は20W/ステレオ(20Hz〜20kHz < 0.05% 6Ω)、歪率が<0.03%、周波数特性が10Hz〜40kHz(プラス1.0dB,-3dB)。外形寸法は200W×58H×184Dmm、質量が約1.57kg。12月に8万円程度での発売を予定しているという。
■サエクコマース
サエクコマースのブースでは、各種ケーブルの展示に加えて、HRT製品などを展示。HRT製品ではUSBヘッドホンアンプ「Head Streamer」を体験することも可能。全自動レコードクリーナー「VINYL CLEANER」なども展示している。
また、mhiのスピーカーやUSB端子に装着する音質改善アクセサリー「USB-FIT」なども展示。USB-FITについては「USB-A端子のほうが効果が高いようだという声ももらっている」(同社スタッフ)とのことだった。
■コニシス研究所
コニシス研究所は、デスクトップでの使用を想定した小型スピーカー「TINY」の新モデル「TINY CUBE SP-02」を披露。スピーカーとしては一般的な長方形スタイルだった初代TINYから、その名の通りキューブ状のデザインに変更しさらに小型になったという製品で、「詳細は決まっていないが、あと1ヶ月以内には発売できるのではないか」という。価格はペアで19,800円前後を想定しているとのことだった。
さらに、同製品を一回り大きくしてパワードに変更したアクティブスピーカー「ACTIVE TINY」も展示。こちらは11月に41,790円(税込)での発売を予定しているという。
■ブランコオーディオ
ブランコオーディオは、昨年の「ハイエンドショウトウキョウ2012」で参考展示していた(関連ニュース)球形スピーカー「BALLON」が12月1日に正式発売されることを紹介。
同製品は木材を重ねあわせたものを削り出し、およびくり抜いて制作。独特な形状でニアフィールドリスニングを意識していた「R-1」よりも大型で、広い部屋などでも使えるようにした。価格は「ペアで30万円から35万円の間くらいになりそう」とのことだった。
■DS Audio
DS Audioは、光学技術専門開発会社の(株)デジタルストリームが起ち上げたオーディオブランド。過去にはマイクロソフトと共同で世界初の光学式マウスを開発するなど光学製品分野での実績を持つ。
今回のイベントには、アナログプレーヤー用の光電式カートリッジ「DS001」を出展。針先の動きを光量の変化で捉えて出力するというもので、磁気から解放されることによる情報の高鮮度化を図れる点が特徴。電磁誘導の原理を応用するMM型、MC型カートリッジのデメリットである「動いた方向と逆の方向に力が発生する」という問題をクリアにできる。
光カートリッジは約40年前に東芝やトリオなどが販売していたが、当時の技術では製造難度が高すぎたため早々に販売が終了。過去の技術では超えられなかった課題を現代の技術によって克服して進化させたのだという。
振幅比例型発電機構である光カートリッジでは、同じ振幅で刻まれた情報は低い周波数でも高い周波数でも同じ出力で取り出されるため、イコライザーによる修正がほとんど必要ない。そのため、MM/MC型のような速度比例型発電機構を持つカートリッジに比べて信号処理のプロセスが大幅に省略され、鮮度の高いナチュラルな情報を取り出せるとしている。
本機は受注生産品で、11月上旬から受注を開始。予定価格は219,800円。
■カジハラ・ラボ
カジハラ・ラボのブースでは、MUTECHブランドの新製品であるヨークレス・リングマグネット型MCカートリッジ「LM-H」などを展示している。
また、シェル一体型ステレオMCカートリッジ「IKEDA SAI-S」など、IKEDA Sound Labsの新製品も参考出展。同ブランドからはステレオMCカートリッジ「IKEDA 9TS」、トーンアームの高さ調整エレベーションシステム「IT-VTA-06」といった新製品も同じく参考出展されている。
「IT-VTA-06」が10月末に125,000円、「IKEDA SAI-S」が12月後半に35万〜38万円、「IKEDA 9TS」が来年に18万円での発売を予定しているとのことだった。
■ZYX・マーケティング・グループ
ZYXブランド製品は、9月に受注開始した新製品MCカートリッジ「ZYX R50-Bloom II」を始めとしたカートリッジ群を展示。
製品はヘッドホンで実際に音を確かめることも可能。アレグロが取り扱うSONNETEER製品を組み合わせなどしてのデモも行われていた。
■ポーカロ・ライン
ポーカロ・ラインでは、ROTELのプリメインヘッドホンアンプ新モデル「RDA-06」を発表。実際に音も確認できるようになっている。
「RDA-06」は、先行して発売されているDAコンバーター「RDD-06」とサイズやデザインを合わせた小型ヘッドホンアンプ。RDD-06の操作を一体化したリモコンが付属する。
発熱の少ないクラスDアンプを採用し、4Ωスピーカーにも対応。前段に高音質オペアンプを採用するなどで音質重視の設計を行っているという。また、モーター付きボリュームを採用するほか、スピーカーターミナルは3ウェイスピーカーターミナルを使用。バナナプラグにも対応する。
定格出力は20W/ステレオ(20Hz〜20kHz < 0.05% 6Ω)、歪率が<0.03%、周波数特性が10Hz〜40kHz(プラス1.0dB,-3dB)。外形寸法は200W×58H×184Dmm、質量が約1.57kg。12月に8万円程度での発売を予定しているという。
■サエクコマース
サエクコマースのブースでは、各種ケーブルの展示に加えて、HRT製品などを展示。HRT製品ではUSBヘッドホンアンプ「Head Streamer」を体験することも可能。全自動レコードクリーナー「VINYL CLEANER」なども展示している。
また、mhiのスピーカーやUSB端子に装着する音質改善アクセサリー「USB-FIT」なども展示。USB-FITについては「USB-A端子のほうが効果が高いようだという声ももらっている」(同社スタッフ)とのことだった。
■コニシス研究所
コニシス研究所は、デスクトップでの使用を想定した小型スピーカー「TINY」の新モデル「TINY CUBE SP-02」を披露。スピーカーとしては一般的な長方形スタイルだった初代TINYから、その名の通りキューブ状のデザインに変更しさらに小型になったという製品で、「詳細は決まっていないが、あと1ヶ月以内には発売できるのではないか」という。価格はペアで19,800円前後を想定しているとのことだった。
さらに、同製品を一回り大きくしてパワードに変更したアクティブスピーカー「ACTIVE TINY」も展示。こちらは11月に41,790円(税込)での発売を予定しているという。
■ブランコオーディオ
ブランコオーディオは、昨年の「ハイエンドショウトウキョウ2012」で参考展示していた(関連ニュース)球形スピーカー「BALLON」が12月1日に正式発売されることを紹介。
同製品は木材を重ねあわせたものを削り出し、およびくり抜いて制作。独特な形状でニアフィールドリスニングを意識していた「R-1」よりも大型で、広い部屋などでも使えるようにした。価格は「ペアで30万円から35万円の間くらいになりそう」とのことだった。
■DS Audio
DS Audioは、光学技術専門開発会社の(株)デジタルストリームが起ち上げたオーディオブランド。過去にはマイクロソフトと共同で世界初の光学式マウスを開発するなど光学製品分野での実績を持つ。
今回のイベントには、アナログプレーヤー用の光電式カートリッジ「DS001」を出展。針先の動きを光量の変化で捉えて出力するというもので、磁気から解放されることによる情報の高鮮度化を図れる点が特徴。電磁誘導の原理を応用するMM型、MC型カートリッジのデメリットである「動いた方向と逆の方向に力が発生する」という問題をクリアにできる。
光カートリッジは約40年前に東芝やトリオなどが販売していたが、当時の技術では製造難度が高すぎたため早々に販売が終了。過去の技術では超えられなかった課題を現代の技術によって克服して進化させたのだという。
振幅比例型発電機構である光カートリッジでは、同じ振幅で刻まれた情報は低い周波数でも高い周波数でも同じ出力で取り出されるため、イコライザーによる修正がほとんど必要ない。そのため、MM/MC型のような速度比例型発電機構を持つカートリッジに比べて信号処理のプロセスが大幅に省略され、鮮度の高いナチュラルな情報を取り出せるとしている。
本機は受注生産品で、11月上旬から受注を開始。予定価格は219,800円。
■カジハラ・ラボ
カジハラ・ラボのブースでは、MUTECHブランドの新製品であるヨークレス・リングマグネット型MCカートリッジ「LM-H」などを展示している。
また、シェル一体型ステレオMCカートリッジ「IKEDA SAI-S」など、IKEDA Sound Labsの新製品も参考出展。同ブランドからはステレオMCカートリッジ「IKEDA 9TS」、トーンアームの高さ調整エレベーションシステム「IT-VTA-06」といった新製品も同じく参考出展されている。
「IT-VTA-06」が10月末に125,000円、「IKEDA SAI-S」が12月後半に35万〜38万円、「IKEDA 9TS」が来年に18万円での発売を予定しているとのことだった。
■ZYX・マーケティング・グループ
ZYXブランド製品は、9月に受注開始した新製品MCカートリッジ「ZYX R50-Bloom II」を始めとしたカートリッジ群を展示。
製品はヘッドホンで実際に音を確かめることも可能。アレグロが取り扱うSONNETEER製品を組み合わせなどしてのデモも行われていた。
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