プリアンプとしても使用可能

パイオニア、ヘッドホンアンプ内蔵USB-DAC「U-05」- DSD対応/ESS製8ch DAC/バランス接続対応

公開日 2014/06/16 14:08 ファイル・ウェブ編集部

パイオニアは、ヘッドホンアンプ内蔵USB-DAC「U-05」を7月下旬に発売する。価格は105,000円（税抜）。ESS社製8ch DAC2基を左右パラレル駆動させ、回路はディスクリート構成。バランス接続端子も備える。DSD 5.6MHzネイティブ再生やPCM 384kHz/24bit音源再生にも対応。またプリアンプとしての使用も可能だ。外形寸法は296W×101H×271Dmm、質量は6.3kg。

ヘッドホンアンプ内蔵USB-DAC「U-05」

なお本機には先日発表された日本オーディオ協会が推奨するロゴマーク（関連ニュース）が付与されている。

DACにはESS社製8ch DAC「ES9016」を採用。これを左右パラレル駆動させることで、伝送ノイズを大幅に低減し、高S/N比を実現したという。

本製品の背面部

DACにはESS社製「ES9016」を採用

USB-DACとしては、最大DSD 5.6MHzおよびPCM 384kHz/24bitまでのファイルに対応。ASIOドライバーによるDSDネイティブ再生も可能だ。また、アシンクロナス転送にも対応する。USB-B端子のほか、同軸デジタル2系統、光デジタル2系統、AES/EBU端子も用意。USB端子以外のデジタル接続時は最大192kHz/24bitまでの対応となる。

そのほかSHARP/SLOW/SHORTの3つに音質調整できる「デジタルフィルター」機能や、DACのロックレンジ精度を調整してジッターノイズを軽減させる「ロックレンジアジャスト」機能も搭載。原音を忠実に再生する「DIRECT」モードや、最大384kHzまでアップサンプリングが可能な「オーディオスケーラー」機能なども備えている。

ヘッドホンアンプ部はバランス信号伝送方式を採用。回路は高音質チューニングを施したディスクリート構成としている。出力は180mW+180mW（32Ω・アンバランス接続時）、300mW+300mW（32Ω・バランス接続時）。ヘッドホン対応インピーダンスは16～600Ω。ゲイン切替スイッチを用意し、様々なモデルに対応が可能だ。

フロントパネルには標準ヘッドホン端子とバランス接続端子を用意。バランス接続端子は3ピンのXLR3端子と4ピンのXLR4端子を備えている。またメインボリュームに加え、音量を微調整できる「ファインアジャストボリューム」も備えている。

フロントパネルには標準ヘッドホン端子とバランス接続端子を用意。

メインボリュームに加え、音量を微調整できる「ファインアジャストボリューム」も備えている。

筐体は制振性に優れた低重心設計。前面や天面、側面パネルはアルミ材製だ。また独立巻き線構造のシールドケース付き大型電源トランスや、パイオニア独自の電源用コンデンサー、ノイトリック社製バランス端子、削り出しタイプのRCA端子、極太電源ケーブルなど、オーディオメーカーならではの高音質パーツを多数使用している。