同時録音は最大8トラック

ズーム、単三電池駆動のマルチトラックレコーダー「F8」 - 192kHz/24bitに対応

公開日 2015/06/23 19:19 編集部:近藤 貴彦
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(株)ズームは、192kHz/24bitのPCM録音が可能なマルチトラックフィールドレコーダー「F8」を7月下旬より発売する。価格はオープンだが、15万円前後での実売が予想される。

ZOOM「F8」

「F8」は、新設計のリミッターを搭載。10dBのヘッドマージンを持つことにより通常のリミッターより歪みにくく、信号を設定したスレッショルド(閾値)以下に抑えることができるという。

また、SMPTEタイムコード入出力に対応しており、24時間で誤差0.5フレーム以内の正確なタイムコードを生成するという。

その他、基本性能として、スレートマイクを本体に内蔵。また、規定レベルを確認できるスレートトーン機能、入力ごとに設定可能なディレイ、最大6秒のプリ録音などの機能も搭載する。

アナログ入力にはプリアンプを搭載し、8チャンネルを備える。ロック付きのXLR/TRSコンボジャックを2系統備え、EIN-127dBu以下、最大入力ゲイン+75dB、+4dB入力にも対応。

左右に合計8チャンネルのアナログ入力を備える

同時録音は、インプット1〜8と、これらを2ミックスしたL/Rトラックの最大10トラックが可能。なお、サンプルレート192kHz時は、同時録音は最大8トラックとなる。

インプット1〜8については、プリフェーダー/ポストフェーダー信号を自由に出力にルーティングすることができる。また、+24V/+48Vのファンタム電源を供給可能で、インプットごとにON/OFFが設定できる。

インプット1〜4では、通常録音と同時に、異なる入力レベルで別のファイルに録音するデュアルチャンネル録音が可能。その他、インプット1〜2の代わりにマイクカプセルが利用可能となっている。

出力は、100mW+100mWのヘッドフォン端子に加え、TA-3コネクタを2系統、3.5mmステレオミニを1系統搭載。最大8IN/4OUTのUSBオーディオインターフェイスとしても利用可能。なお、オーディオインターフェイスとして利用する場合、Macではドライバー不要だが、Windowsではドライバーが必要となる。

本体背面

記録メディアは、SD/SDHC/SDXCカードに対応。SDデュアルスロットを搭載しており、2枚のSDカードに同時録音が可能。また、パソコンとUSB接続することにより、カードリーダーとして利用することもできる。

電源は、単三電池、ACアダプタ、9~16Vの外部DC電源の3種類が使用可能。

外形寸法は178.2W×54.3H×140.3Dmm、質量は960g。付属品としてDTMソフト「Cubase LE」、オーディオ編集ソフト「Wave Lab LE(ダウンロード版)」、カメラマウントアダプタ、TA-3⇔XLR変換ケーブル、ACアダプターを同梱。

【問い合わせ先】
(株)ズーム
TEL/0570-078-206

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  • ジャンルその他
  • ブランドZOOM
  • 型番F8
  • 発売日2015年7月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格150,000円前後)
【SPEC】●記録媒体:SD/SDHC/SDXCメモリーカード ●入力端子:XLR/TRSコンボジャック ●出力端子:TA-3コネクター、3.5mmステレオミニ、6.3mm標準 ●外形寸法:178.2W×54.3H×140.3Dmm ●質量:960g