KEF製品をくつろぎながら体験できる
「KEF MUSIC GALLERY」丸の内に21日オープン。秋山社長が語る開設のねらい
英国名門スピーカーブランド・KEFのショールーム「KEF MUSIC GALLERY」が、7月21日(金)から東京・丸の内にオープンする(関連記事)。
本日7月18日、一般オープンに先立って内覧/プレス発表会が開催された。
KEF MUSIC GALLERYには、一般の店舗では扱われていない超高額スピーカー「MUON」や、蔦屋家電など限られた場所でしか見られないポルシェデザインのワイヤレスイヤホン「Motion One」、ノイズキャンセリングヘッドホン「Space One」なども取り揃え、Bluetoothスピーカー「MUO」の限定色・メタルを購入することもできる(¥45,000・税抜を予定)。
ショールーム内は広く落ち着いた印象で、「くつろいで楽しんでもらえるように」という考えから音楽雑誌なども導入されている。また繰り返し訪れて楽しめるよう、「BLADE レーシングレッド」や「Reference3 ホワイト」といった特別な商品を入れ替えながら展示したり、設備を生かしてイベントやミニライブの会場としても運営していくという。
■「KEF MUSIC GALLERYは“クローズドなショールーム”ではない」
発表会にはMUSIC GALLERY設計者の平野哲行氏、KEF JAPAN 秋山和道社長らが、「KEF MUSIC GALLLEY」を開設する狙いについて語った。また音楽プロデューサー/ベーシストの中村照夫氏、フジテレビプロデューサーの金子公一氏らが招かれ、秋山社長とKEF製品に関してトークセッションを行った。
「KEF MUSIC GALLERYオープンは長年の夢だった」と秋山社長。KEF MUSIC GALLERYを開設する狙いは、「ブランドイメージの向上と、音楽業界の振興」なのだという。
「オーディオは感性の領域にあるカテゴリー。感性は良いものを実際に経験し、訓練することで磨かれるものだが、現在それは停滞しているように思える。KEF MUSIC GALLERYはオーディオ愛好家だけではなく、オーディオに少し興味があるかな、という若い方でも気軽に入って楽しんでもらえる場にし、停滞を切り崩したいと思っている」(秋山社長)。
秋山社長はプレゼンにおいて「KEF MUSIC GALLERYは、製品を聴く間クローズし、敷居の高そうな雰囲気を醸し出すショールームでも販売店でもなく、自由に出入りでき、触って・見て・聴いて、感動ができる」スペースと表現した。
ギャラリー設計者の平野氏も「日本で “見えてない” KEFを “見える” ところにしよう、と、小さな美術館のように空間を演出しようというコンセプトで設計した。音楽を “見る” ようなつもりで集まっていただきたい」とした。今後KEFは日本のみならず、ロンドンや香港など、世界規模で「KEF MUSIC GALLERY」を広げていくのだという。
今回のギャラリー開設は、KEF製品という「良いもの」を体験してもらうことによってブランドイメージを高めると同時に、音楽そのものへの感性も磨いてもらうことで業界全体を盛り上げようという取り組みだ。トークショーでも金子氏が「(今回招かれた)中村氏のような良いミュージシャンを呼んで体験できるような機会を設けていけば、業界全体が浮き上がれるのではないか」と賛同の声を上げていた。
■世界に冠たる老舗メーカー・KEF
ここで、発表会で説明されたKEFの歴史や音づくりの姿勢について改めて紹介しよう。
KEFは1961年、元BBCの技術者レイモンド・クック氏によってイギリスのケント州メイドストーンに設立されたオーディオブランドだ。BBCで使われていたモニタースピーカー「LS3/5A」にもKEFのドライバーユニットを採用したモデルが存在し、世界中で20万セットが販売され、その名前を一躍有名にしている。
KEFの音作りのモットーは「原音再生」。KEFにとっての原音とは「人の声」で、無響室で録音したエンジニアの声を元の音そっくりに再生できるものだけが、KEFの製品として世に出るのだという。数多くのCD制作にたずさわる中村照夫氏も、「KEFのスピーカーは人の声が凄く綺麗。人の声という基本が再生できるので、その他の音についても当然鳴らすことができる」と評価していた。
「原音再生」を実現するための技術として、KEFの代名詞にもなっているのが「Uni-Q」と名付けられた同軸ドライバー。強力なネオジム磁石のトゥイーターの周囲にウーファーを配置し、低音と高音が同じ位置から聴こえる「点音源」コンセプトに基づいている。
現在KEFが製造する製品は大きく分けて3種類。ハイエンドスピーカー「MUON」「BLADE」「Reference 3」などコンポーネントオーディオ、壁埋込み型スピーカー「Ci5160RL THX」などのカスタムインストレーション、そしてイヤホン「M100」、ヘッドホン「M500」「M400」、ワイヤレススピーカー「LS50 wireless」などのライフスタイルに合わせた新しいジャンル、ニューメディア製品である。KEF MUSIC GALLERYでは、この3種類の製品いずれも聴けるように用意されている。
本日7月18日、一般オープンに先立って内覧/プレス発表会が開催された。
KEF MUSIC GALLERYには、一般の店舗では扱われていない超高額スピーカー「MUON」や、蔦屋家電など限られた場所でしか見られないポルシェデザインのワイヤレスイヤホン「Motion One」、ノイズキャンセリングヘッドホン「Space One」なども取り揃え、Bluetoothスピーカー「MUO」の限定色・メタルを購入することもできる(¥45,000・税抜を予定)。
ショールーム内は広く落ち着いた印象で、「くつろいで楽しんでもらえるように」という考えから音楽雑誌なども導入されている。また繰り返し訪れて楽しめるよう、「BLADE レーシングレッド」や「Reference3 ホワイト」といった特別な商品を入れ替えながら展示したり、設備を生かしてイベントやミニライブの会場としても運営していくという。
■「KEF MUSIC GALLERYは“クローズドなショールーム”ではない」
発表会にはMUSIC GALLERY設計者の平野哲行氏、KEF JAPAN 秋山和道社長らが、「KEF MUSIC GALLLEY」を開設する狙いについて語った。また音楽プロデューサー/ベーシストの中村照夫氏、フジテレビプロデューサーの金子公一氏らが招かれ、秋山社長とKEF製品に関してトークセッションを行った。
「KEF MUSIC GALLERYオープンは長年の夢だった」と秋山社長。KEF MUSIC GALLERYを開設する狙いは、「ブランドイメージの向上と、音楽業界の振興」なのだという。
「オーディオは感性の領域にあるカテゴリー。感性は良いものを実際に経験し、訓練することで磨かれるものだが、現在それは停滞しているように思える。KEF MUSIC GALLERYはオーディオ愛好家だけではなく、オーディオに少し興味があるかな、という若い方でも気軽に入って楽しんでもらえる場にし、停滞を切り崩したいと思っている」(秋山社長)。
秋山社長はプレゼンにおいて「KEF MUSIC GALLERYは、製品を聴く間クローズし、敷居の高そうな雰囲気を醸し出すショールームでも販売店でもなく、自由に出入りでき、触って・見て・聴いて、感動ができる」スペースと表現した。
ギャラリー設計者の平野氏も「日本で “見えてない” KEFを “見える” ところにしよう、と、小さな美術館のように空間を演出しようというコンセプトで設計した。音楽を “見る” ようなつもりで集まっていただきたい」とした。今後KEFは日本のみならず、ロンドンや香港など、世界規模で「KEF MUSIC GALLERY」を広げていくのだという。
今回のギャラリー開設は、KEF製品という「良いもの」を体験してもらうことによってブランドイメージを高めると同時に、音楽そのものへの感性も磨いてもらうことで業界全体を盛り上げようという取り組みだ。トークショーでも金子氏が「(今回招かれた)中村氏のような良いミュージシャンを呼んで体験できるような機会を設けていけば、業界全体が浮き上がれるのではないか」と賛同の声を上げていた。
■世界に冠たる老舗メーカー・KEF
ここで、発表会で説明されたKEFの歴史や音づくりの姿勢について改めて紹介しよう。
KEFは1961年、元BBCの技術者レイモンド・クック氏によってイギリスのケント州メイドストーンに設立されたオーディオブランドだ。BBCで使われていたモニタースピーカー「LS3/5A」にもKEFのドライバーユニットを採用したモデルが存在し、世界中で20万セットが販売され、その名前を一躍有名にしている。
KEFの音作りのモットーは「原音再生」。KEFにとっての原音とは「人の声」で、無響室で録音したエンジニアの声を元の音そっくりに再生できるものだけが、KEFの製品として世に出るのだという。数多くのCD制作にたずさわる中村照夫氏も、「KEFのスピーカーは人の声が凄く綺麗。人の声という基本が再生できるので、その他の音についても当然鳴らすことができる」と評価していた。
「原音再生」を実現するための技術として、KEFの代名詞にもなっているのが「Uni-Q」と名付けられた同軸ドライバー。強力なネオジム磁石のトゥイーターの周囲にウーファーを配置し、低音と高音が同じ位置から聴こえる「点音源」コンセプトに基づいている。
現在KEFが製造する製品は大きく分けて3種類。ハイエンドスピーカー「MUON」「BLADE」「Reference 3」などコンポーネントオーディオ、壁埋込み型スピーカー「Ci5160RL THX」などのカスタムインストレーション、そしてイヤホン「M100」、ヘッドホン「M500」「M400」、ワイヤレススピーカー「LS50 wireless」などのライフスタイルに合わせた新しいジャンル、ニューメディア製品である。KEF MUSIC GALLERYでは、この3種類の製品いずれも聴けるように用意されている。