詳細は来年初頭のCESで発表
<IFA>テクニクス、最高級アナログプレーヤー「SP-10R」開発を発表。'18年夏発売へ
パナソニックは、IFA2017会場において、Technicsブランドのアナログターンテーブル「SP-10R」を開発していることを発表した。2018年初夏の発売を見込む。価格は未定。
同社の小川執行役員は、これまでのSP-10の歴史を振り返り、オーディオファンからSP-10復活を望む声が多かったと紹介。その声に応え、今回開発を表明した。
型番のRはReferenceを表す。高音質化を図るためにはプラッターのイナーシャを大きく取る必要があると開発陣は考え、7kg台後半と、SL-1200Gの3.6kgの倍以上と重いプラッターを採用した。
なお、以前のSP-10シリーズのプラッターは10kg程度だったが、現在ではコンピュータシミュレーションが発達しているため、7kg台でも十分な性能を実現できるという。
プラッターは3層構造で、真鍮とアルミダイキャスト、デッドニングラバーを使用する予定だが、まだ性能試験などを行っており、流動的な部分があるとのこと。
この重いプラッターを動かすため、新構造のコアレスダイナミックドライブモーターを搭載した。SL-1200Gでもコアレスモーターの両面駆動が行われているが、今回開発したモーターでは、ステーターコイルを片面ではなく両面に配置。これによりSL-1200Gの2倍以上のトルクを実現したという。ワウ・フラッターは0.015%以下を保証できる性能とのことで、これは測定限界に近い水準となっている。
ターンテーブルと別筐体の電源/コントローラー部にはスイッチング電源を採用。テクニクスCTOの井谷哲也氏は、「スイッチング電源にもよいところがあるとわかった。トランスではないのでハムノイズがない。いわゆるトランスの唸りがないので、低周波の回転を行うターンテーブルに適している。ただし高域ノイズは出がちなので、これをきっちり取るよう工夫した」という。
IFAの会場にはプラッター部を含むターンテーブル部、電源/コントローラー部のセットが置かれていた。
なお同社では、トーンアームについてもセットシステムで提供したいという意向を持っており、2018年のCESで詳細が発表されそうだ。またトーンアームについては、SMEなど人気ブランドのものについては、取り付け用のアタッチメントを付属する可能性もあるという。
同社の小川執行役員は、これまでのSP-10の歴史を振り返り、オーディオファンからSP-10復活を望む声が多かったと紹介。その声に応え、今回開発を表明した。
型番のRはReferenceを表す。高音質化を図るためにはプラッターのイナーシャを大きく取る必要があると開発陣は考え、7kg台後半と、SL-1200Gの3.6kgの倍以上と重いプラッターを採用した。
なお、以前のSP-10シリーズのプラッターは10kg程度だったが、現在ではコンピュータシミュレーションが発達しているため、7kg台でも十分な性能を実現できるという。
プラッターは3層構造で、真鍮とアルミダイキャスト、デッドニングラバーを使用する予定だが、まだ性能試験などを行っており、流動的な部分があるとのこと。
この重いプラッターを動かすため、新構造のコアレスダイナミックドライブモーターを搭載した。SL-1200Gでもコアレスモーターの両面駆動が行われているが、今回開発したモーターでは、ステーターコイルを片面ではなく両面に配置。これによりSL-1200Gの2倍以上のトルクを実現したという。ワウ・フラッターは0.015%以下を保証できる性能とのことで、これは測定限界に近い水準となっている。
ターンテーブルと別筐体の電源/コントローラー部にはスイッチング電源を採用。テクニクスCTOの井谷哲也氏は、「スイッチング電源にもよいところがあるとわかった。トランスではないのでハムノイズがない。いわゆるトランスの唸りがないので、低周波の回転を行うターンテーブルに適している。ただし高域ノイズは出がちなので、これをきっちり取るよう工夫した」という。
IFAの会場にはプラッター部を含むターンテーブル部、電源/コントローラー部のセットが置かれていた。
なお同社では、トーンアームについてもセットシステムで提供したいという意向を持っており、2018年のCESで詳細が発表されそうだ。またトーンアームについては、SMEなど人気ブランドのものについては、取り付け用のアタッチメントを付属する可能性もあるという。
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