リップシンク機能や独自のデジタルフィルターも搭載

既存CDプレーヤーでMQA-CDを再生できるようにする「Meridian 218」。125,000円で発売開始

公開日 2018/11/16 19:54 編集部:小野佳希
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ハイレス・ミュージックは、既存のCDプレーヤーをMQAフォーマット対応にできるDAC/アンプ「Meridian 218」を本日11月16日から発売した。価格は125,000円(税抜)。

利用イメージ

MQAーCD、MQAファイル再生とRoon再生に対応。手持ちのCDプレーヤーやミニコンポに、光デジタル端子や同軸デジタル端子経由で接続することでMQA-CDが再生できるようになる。MQA-CDの信号が認証されると、MQAインジケーターが緑あるいは青色に点灯して最大176kHz/24bitで自動的にフル・デコード再生される。なおアナログ入出力も装備している。

Meridian 218

MQA-CDはMQA非対応のプレーヤーでも通常CDとして再生可能な点が特徴だが、MQA本来のハイレゾ品質で再生するためには対応プレーヤーが必要となる。Meridianから対応CDプレーヤー「808v6」が発売されているが、「残念ながらその選択肢は現在まだ少数だ」とし、既存のCDプレーヤーなどを利用できるソリューションとして今回の製品を開発したと説明している。

背面端子部

同一ネットワーク上のパソコンやタブレットから本機の設定変更などを行なうことも可能。iPhone/iPad用の操作アプリ「Meridian IP Control」も無料で提供する。なお赤外線センサーとリモコンを別売オプションとして用意している。

前述のように音楽ファイル鑑賞用の再生ソフト「roon」にも対応。また日本ではサービスが開始されていないが、TIDALのハイレゾ(MQA Master)音楽再生にも対応している。

初期設定で、ボリューム機能の可変・固定を選択することが可能。プリアンプとして使うときには、アナログ音源もデジタル音源も176/192kHz - 24bit処理による高度な音質・音量調整が可能になるとアピールしている。例えば、Treble(高域)の調整では、DSPのアルゴリズムにより、高域だけでなく全帯域のカーブを傾斜させて、音の明るさをバランス良く整えるなどといったことができるという。

映像機器との組み合わせ時を想定し、リップシンク機能も搭載。最大+85msecまでオーディオ遅延回路により同期タイミングの調整が可能。

パワフルなDSPチップを採用したという8層の高密度基板により、本体幅わずか20cmというコンパクトさを実現。パウダーコーティング仕上げの強固なアルミシャーシによって磁気ノイズシールドにも十分に配慮しているという。

ジッターノイズ対策として、ハイエンド機器と同じく複数のファースト・イン・ファースト・アウト・メモリ(First In、First Out)によるバッファリング・システムを搭載。プリエコーノイズを抑える独自のデジタルフィルター「メリディアン・アポダイジング・フィルター」も搭載している。そのほか、独自のアップサンプリング機能も備えている。

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