192kHz/24bitにて制作・配信

KOKIA、ハイレゾシングル「白いノートブック」リリース。“空気録音”使用を許可

公開日 2023/07/03 10:57 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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2003年にデビュー25周年を迎えたKOKIAは、6月28日に192kHz/24bitによるハイレゾシングル「白いノートブック」を配信限定でリリースした。この音源はオーディオ試聴における“空気録音”の使用を許可する楽曲であるとアナウンスしている。

KOKIA ハイレゾシングル「白いノートブック」

「白いノートブック」は、オーディオビジュアル・プレゼンターの逆木 一氏からのリクエストに応えて、KOKIAが書き下ろしたオリジナル曲。録音からマスタリングまで、すべて192kHz/24bitで制作されている。

KOKIA

なお、この楽曲を空気録音として収録した動画のアップロードが可能なのは、YouTubeやTikTokなど、JASRACと利用許諾契約を締結しているサービスに限られる。また収録に当たっては、なるべく192kHz/24bitのオリジナルフォーマットを利用してほしいとしている。

「白いノートブック」はダウンロード、ストリーミングサービスの双方で配信されており、ハイレゾ音源については、e-onkyo music、mora、レコチョクにてダウンロード購入が可能。ストリーミングサービスではApple MusicとAmazon Musicにて配信。

KOKIAのコメントは以下の通り。

『白いノートブックに寄せて』
こんにちはKOKIAです。久しぶりに、私の曲には珍しい、なんとも清々しい曲がうまれました。楽曲の依頼をいただいた時、「雪国の朝」というキーワードをいただきました。その言葉を聞いて私が連想した音の景色は「澄み渡る空気、青い空、頭まで突き抜けるような冷たい空気が私に元気をくれる」そんな風景でした。
ちょうど楽曲制作の時期、春に来るデビュー25周年という節目を見据え、これまでの歩みを振り返り、これからの歩みを考えていた時期でもあったので、どこか自分への労いとエールのような雰囲気を携えた曲になりました。
書いては消して、書いては書き直し、とにかく、白いノートブックの上に自分の思い描く人生をやりたい事を書いては、実現してきました。その想いはそのまま歌になり、過去の作品を聴くことで自ら励まされることも少なくありません。
高音質で録音され、販売される企画だという事を踏まえ、音のレンジや声色の違いを楽しんでいただける曲になったらいいなと思い、頭に浮かんだのは過去に何度もご一緒している浦(清英)さんのアレンジでした。浦さんのアレンジは繊細で、「勢いと支えがあるのに、決して玉になっていない。」このフレーズでイメージが伝わるでしょうか?
私の歌にはこの支えがあり、空間(空気感)が残されている。という音作りがとても重要で、今回はその力強さと繊細さ(クリアさ)を感じてもらえる楽曲にしたいなと思いながら作っていました。誰もがもっている真っ白なノートブックの上、自分の人生をデザインできるのは自分だけなのだと、この歌を通して伝えたいと思いました。

なお、7月22日(土)20時から、4月に開催された「25th Anniversary concert 2023 “you and me”」の無料配信が行われる。詳しくはKOKIA YouTube officialチャンネルにて後日発表される。

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