<九州フェア>トライオード、DS AUDIO、サエクなど国産アナログブランドの注目プロダクト!
現在開催中の「九州ハイエンドオーディオフェア」。国産メーカーのアナログ関連のブースを中心に注目の製品を紹介していこう。先日発表された「アナロググランプリ2025」受賞モデルも多数登場しており、今年の注目プロダクトを一気に体験できる場となっている。
アナログ関連のブースも充実。トライオードは、上位ブランドJUNONEの最新プリメインアンプ「JUNONE 845SE」が5月発売に確定。ブラックの精悍なシャーシは近年のトライオードのアンプの特徴でもある。前段は12AU7、ドライブ段はPSVANE WE300B、出力段は845というオール三極管の組み合わせで、22W✕2という強力な駆動力を実現。EVOLUTIONで搭載した電子ボリュームは引き続き搭載、リモコンでオンオフができるなど利便性にも配慮されている。

会場では、アナロググランプリも受賞したGOLDNOTEの「PIANOSA」に、静岡県のトーンアームブランド・GLANZのアームを搭載したスペシャルモデルも紹介。アナログ&真空管の奥行きを改めて紹介していた。

DS AUDIOは、同社の光電型カートリッジ「DS Master 3」と「DS Master EX」の聴き比べも実施。特にフラグシップとなる「DS Master EX」は、カンチレバーと針先をダイヤモンドで一体成形したことが大きな特徴となる。

代表の青柳氏も、「多くの場合、カンチレバーと針先は接着剤で固定されていますが、実はこの接着剤がダンパー的な役割を果たし、音質に影響を与えているのではないか、ということが分かってきました。ここを一体成型とすることで実現した音質は、私自身も非常に驚きまして、なんとか製品化にこぎつけました」と開発背景を語る。
サエクコマースは、DS AUDIOの“光電型カートリッジ専用”フォノケーブル「Serendipity」が非常に好調とのこと。内部配線を再設計することで、RCA入力の光カートリッジ対応フォノイコライザーに使用できるため、DS AUDIOの純正組み合わせなど使用できる機材も多い。「一度このSerendipityを聴いたらもう普通のケーブルには戻れない、という熱いお客さんの声をいただいております」と担当スタッフも力説する。

アナログリラックスは九州のハイエンドショウ初出展、貴重な木材を活用した同社のカートリッジ「EX2000」や除電ブラシ、リード線など充実のアナログアクセサリーを展示する。また由紀精密は同社のアナログプレーヤー「AP-01」を強力にプッシュ。倉敷化工GRESIMの“アクティブ”除電ボード「HIBIKI」の上に設置し、国産技術によるアナログ再生の追求を聴かせていた。


その他注目のブースや製品も写真でレポートする。



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