NHK放送技術研究所が「2003技研公開」イベントを開催中～（1）～

今回のイベントでは、地上デジタルテレビ放送技術にスポットをあてながら、最新放送技術を様々な角度から紹介している

●NHK放送技術研究所が主催するイベント「2003技研公開」の一般公開が本日よりスタートした。本イベントは、NHKのテレビ放送開始50年という節目において、第57回目の開催を迎えることとなった。同局のこれまでの50年間における、テレビ放送の発展を、受信機、サービス、放送技術の面から多角度的に紹介している。

今回のイベントでは、走査線4000本級超高精細映像の展示や、ネットワーク技術を取り込んだ新しいサービス、番組制作・送出システムに関する未来の方向性を示した魅力溢れる展示内容が公開されている。殊に2003年12月より、東京・大阪・名古屋の3大都市圏でスタートする地上デジタルテレビ放送については、その全体像をわかりやすく紹介しながら、新たなサービスを提供するための製品・技術に関連する展示には多くの来場者が訪れている。展示会場は、特に重要な「ビジョン展示」、一般の方も楽しめる「一般展示」、専門家向けの「技術展示」の3つに分類され、全部で35項目の展示がおこなわれている。

「2003技研公開」は本日より25日日曜日まで開催されている。入場は無料だ。明日23日金曜日は、ハイビジョン放送、地上デジタル放送をはじめとする各テーマに基づいた数々の研究発表会が行われる。24日土曜日、25日日曜日は家族向けの公開授業などのイベントも行われる。それぞれ入場に関しては制限があるので注意が必要だ。

展示内容の見所、イベントの模様については引き続き本日の関連ニュースの中でお伝えしていく。


【NHK放送技術研究所「2003技研公開」】
●会場：
NHK放送技術研究所
東京都世田谷区砧1-10-11　
TEL/03-5494-1125（代表）

●イベント開催期間：
平成15年5月22日(木)～25日(日)
午前10時～午後5時 (入場は4時30分まで)

●入場料：
無料
（研究発表など、通常展示以外のイベントに関しては、詳細を下記リンク先のNHK放送技術研究所ホームページにてご確認いただきたい）


（Phile-web編集部）