日本マランツ、marantz/B&Wの新製品を発表(1)〜発表会の模様〜
<左>日本マランツ(株) 商品企画部部長 横尾泰氏 <右>同 商品企画部課長、小澤聡氏 |
まず、同社の商品企画部長である横尾泰氏が壇上に立ち、これからの同社の商品戦略を説明。AVジャンルではAVアンプとプロジェクターに、ハイファイジャンルではアンプとSACDに注力していくと語った。AVアンプについては国内でも確固たるたポジションを獲得することを目標とし、プロジェクターでは、昨年来マニアから高い評価を受けているDLPプロジェクターを中心に、継続的に商品開発に取り組んでいくという。
マランツ商品の具体的な内容については、同社の商品企画部課長、小澤聡氏よりプレゼンテーションが行われた。その内容は別項で詳しくお伝えしていくが、「REAL Theater Black」という新シリーズについての発表があったので紹介しよう。
「REAL Theater Black」は、その名の通り、ブラックの筐体を持つ製品群のこと。DV8300とPS7300について、ブラックモデルを販売するという。導入を決めた理由について同氏は「プロジェクターを設置するユーザーが増え、機器の存在を主張しないブラックモデルの需要が増えている。アメリカではブラックモデルが主流なこともあり、新鮮な高級感を持つシリーズとしてアピールしていきたい」と語った。DM600S3シリーズと組み合わせた「DMシリーズ」と、VM1と組み合わせた「VMシリーズ」の2つのラインナップを訴求していく考えだ。
B&W商品については、商品企画部課長、澤田龍一氏より説明があった。同氏によれば、B&W製品の売上げは世界的に大変好調で、今年の5月にはニューファクトリーとウェアハウスが稼働し始めたという。特に新製品は品薄傾向が続いていたが、新工場の稼働によって、安定的に商品を供給できる体制がととのったとのこと。またブランドの知名度が上がったことにより、B&Wの社名の由来が尋ねられることも多くなり、そのような疑問を未然に防ぐため、今年の3月より「Bowers&Wilkins」をイメージに組み込んだ新ロゴに統一していることも明らかにした。なお、具体的な商品の内容は別項で詳しくお伝えしていく。(Phile-web編集部)