HOME > ニュース > ビクター、“木”を振動板に採用したDVDオーディオ対応コンポを発売

ビクター、“木”を振動板に採用したDVDオーディオ対応コンポを発売

公開日 2003/09/30 18:02
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
EX-A1
●日本ビクター(株)は、「木」そのものを振動板に採用した「ウッドコーンスピーカー」を搭載し、DVDオーディオに対応したコンパクトコンポーネントシステム「EX-A1」を11月上旬より発売する。価格は9万円。

同社では、20年前から木を使った振動板に取り組んできた。昨今の技術的ブレークスルーを経て、今年3月に、世界に先駆け木製振動板を採用したスピーカーの量産化技術を確立。本機は技術を使った商品化第1弾となる。

本機では、伝搬速度と内部損失という相反する特性がともに優れ、バランスのとれた素材である木材をスピーカーの振動板に採用。音の解像度やメリハリだけでなく、「木」の自然な減衰特性により心地よい響きを生む。また、楽器づくりにも使用される響きの良い天然無垢チェリー材をスピーカーキャビネットに採用した。

プレーヤー/アンプ部は、剛性に優れたアルミダイキャストフレームや、銅キャップ付ポールピースとネオジウムマグネットによる磁気回路、四角断面のエッジワイズ4層巻きボイスコイルの採用により振動板の能力を最大限に引き出し、クリアな中高域と量感あふれる低域を再現する。

プレーヤーは、DVDオーディオに対応したプログレッシブタイプ。192kHz/24bitの音声DAC、10bit/54MHzの映像DACを搭載。DVDオーディオをはじめ、DVDビデオ、ビデオCD、音楽用CD、DVD-R/RW(ビデオフォーマット)やCD-R/RW(MP3、JPEG、スーパービデオCD)など多彩なディスクに対応した。

アンプには同社独自のデジタルアンプ「DEUS」を搭載。高精度なデジタル信号を生成するデジタルフィードバックと、トータルで高音質に仕上げるアナログフィードバックによりピュアなサウンドを再現する「ハイブリッド・フィードバック」技術を採用した。増幅回路や電源の変動で発生する音質阻害要因を徹底排除するとともに、スピーカー端子の直前で音声信号をフィードバックすることにより、スピーカーのインピーダンスによる影響を低減し、スピーカーの駆動能力を大幅に向上させる。

なお本機では、音楽ソフトのオリジナルマスター音源を知り尽くした、ビクターエンタテインメント(株)ビクタースタジオのレコーディングエンジニアが音質チューニングに参画。ハード設計のオーディオエンジニアと共同で音づくりを行ったという。

そのほか、バナナプラグ対応の金メッキスピーカーターミナルや、主要メーカー15社のテレビの主な操作ができる「マルチブランドリモコン」を付属するなど、久々に「ハイコンポ」と呼ぶにふさわしい製品だ。

【問い合わせ先】
日本ビクター(株) 
お客様ご相談センター 
TEL/0120-2828-17

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックやデータを見る
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー196号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.196
オーディオアクセサリー大全2025~2026
特別増刊
オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX

本ページからアフィリエイトプログラムによる収益を得ることがあります