パナソニック、50GB片面2層記録式ディスクに対応したBD/DVDレコーダーを発売〜質疑応答編〜
●松下電器産業(株)は本年7月31日に、デジタルビデオレコーダー「DIGA」シリーズの最上位機種となるBD/DVDレコーダー「DMR-E700BD」を発売する。本日行われた新製品発表会では、はじめに同社ホームAVビジネスユニット・ビジネスユニット長を勤める周田悦治氏が製品の販売戦略を語った。周田氏は「今年DVDレコーダーの一般家庭への普及率は10%を超え、間近に迫るアテネオリンピックと相まって、デジタルテレビとレコーダーの需要が大幅に伸びると予測している。ハイビジョン放送を録画したいというユーザーの声が高まりつつある現状を受けて、今回のDIGAフラグシップモデルを発売する運びとなった。」と、新製品の発売背景を語った。新製品の販売戦略については「デジタル放送の普及世帯数増加に対応すべく、月産台数2,000台の生産体制で臨みたい」と抱負を語った。
続いて同社パナソニックマーケティング本部商品企画グループ参事の石原史康氏が登壇し、レコーダーとメディア新製品の詳細を説明した。石原氏は「これからは標準画質はビデオデッキからDVDレコーダー、ハイビジョン画質はD-VHSデッキからBlu-rayディスクレコーダーへと需要が切り替わるであろう。」と同社の予測を示した。Blu-rayディスクの新製品については、ハイビジョン放送を余裕をもって録画できる最大36Mbpsの高速転送レートを実現し、またコピーワンスコンテンツの録画にも対応する高信頼性を実現したと、その特徴が石原氏より語られた。
以下に本日の発表会にて行われた質疑応答の内容を掲載する。
Q:読みとり専用のBD-ROMの再生には対応しているか
A:BD-ROMについてはまだ規格が検討されている途中段階なので、今回の機種では対応していない。今回のモデルは録画専用機として市場に投入する考えだ。
Q:ハードディスクを搭載したハイブリッド機をつくる予定は
A:2層式のBlu-rayディスクでは50GBという非常に大きな記憶容量を備えているので、ハードディスクと同じような使い方をしてもらえるのではと考えている。ハイブリッド機については、本製品を発売後、市場の動向をみながら検討して行きたい。
Q:月産2,000台を予測されているが、中長期的な生産台数の予測はいかほどか
A:今後デジタル放送がますます普及していくと予測している。当初は月産2,000台を目標として行くが、これをますます伸ばして行くことができれば良いと考えている。
Q:本機はどの工場で生産されるのか
A:非常に高い技術が要求されるので、日本国内の工場で生産していく考えだ。
Q:パーツはどこから調達してくるのか
A:レンズやドライブ、映像エンジンは自社開発。レーザーは他社製だ。今後、コア技術は自らやっていく考え方で生産して行きたい。
Q:Blu-rayで追いかけ再生は可能か
A:Blu-rayではできない
Q:トレイは差し替え、入れ替えなしでBlu-rayとDVDを入れられるか
A:ワントレイで対応する
Q:同じ次世代高画質・大容量記録フォーマットであるHD DVDへの認識と闘っていく上での意気込みをきかせて欲しい
A:次世代の記録ディスクでは記憶容量がポイントになってくるだろう。最終的には長時間録画できるメディアが有利になると考えているので、現在のところはフォーマット的にBlu-rayがHD DVDより条件において優れたメディアであると考えている。
Q:BD-ROMの規格が統一される寸前にROM未対応製品を出す意図は
A:ハイビジョンで録りたいというお客様の声が大変多かった。これを受けて、アテネ開催前に何とかお客様の声に応え、ハイビジョン映像を録画できる製品を投入したかった。
Q:海外展開は予定しているか
A:ハイビジョン記録ができる点が本機の最大の魅力。ハイビジョン放送が行われている日本国内のみの展開を予定している。海外での販売はハイビジョン放送の動向などを確かめながらうかがっていきたい。
Q:ソニーのBlu-rayディスクレコーダーとディスクの互換性はあるのか
A:Blu-rayディスクのブランクメディアについては、各メーカーが販売する様々なディスクが使えるようになっている。他社の製品との互換性についてはこの場でのコメントは差し控えたい。
Q:BD-ROMの規格が確立したときに、ソフトウェアアップグレードなどでの対応を考えているか
A:規格が確定していない今日時点ではコメントはできない
Q:ディスク表面の汚れに弱いといわれるBDディスクだが、汚れへの対応は
A:ディスクはカートリッジに入れて取り出しが出来ないようになっているので、汚れはつかない。
【問い合わせ先】
<レコーダーについて>
松下電器産業(株)
お客様ご相談センター
TEL/0120-878-365
<メディアについて>
パナソニックAVCネットワークス社
お客様ご相談センター内 メディア担当
TEL/06-6905-5005
(Phile-web編集部)
続いて同社パナソニックマーケティング本部商品企画グループ参事の石原史康氏が登壇し、レコーダーとメディア新製品の詳細を説明した。石原氏は「これからは標準画質はビデオデッキからDVDレコーダー、ハイビジョン画質はD-VHSデッキからBlu-rayディスクレコーダーへと需要が切り替わるであろう。」と同社の予測を示した。Blu-rayディスクの新製品については、ハイビジョン放送を余裕をもって録画できる最大36Mbpsの高速転送レートを実現し、またコピーワンスコンテンツの録画にも対応する高信頼性を実現したと、その特徴が石原氏より語られた。
以下に本日の発表会にて行われた質疑応答の内容を掲載する。
Q:読みとり専用のBD-ROMの再生には対応しているか
A:BD-ROMについてはまだ規格が検討されている途中段階なので、今回の機種では対応していない。今回のモデルは録画専用機として市場に投入する考えだ。
Q:ハードディスクを搭載したハイブリッド機をつくる予定は
A:2層式のBlu-rayディスクでは50GBという非常に大きな記憶容量を備えているので、ハードディスクと同じような使い方をしてもらえるのではと考えている。ハイブリッド機については、本製品を発売後、市場の動向をみながら検討して行きたい。
Q:月産2,000台を予測されているが、中長期的な生産台数の予測はいかほどか
A:今後デジタル放送がますます普及していくと予測している。当初は月産2,000台を目標として行くが、これをますます伸ばして行くことができれば良いと考えている。
Q:本機はどの工場で生産されるのか
A:非常に高い技術が要求されるので、日本国内の工場で生産していく考えだ。
Q:パーツはどこから調達してくるのか
A:レンズやドライブ、映像エンジンは自社開発。レーザーは他社製だ。今後、コア技術は自らやっていく考え方で生産して行きたい。
Q:Blu-rayで追いかけ再生は可能か
A:Blu-rayではできない
Q:トレイは差し替え、入れ替えなしでBlu-rayとDVDを入れられるか
A:ワントレイで対応する
Q:同じ次世代高画質・大容量記録フォーマットであるHD DVDへの認識と闘っていく上での意気込みをきかせて欲しい
A:次世代の記録ディスクでは記憶容量がポイントになってくるだろう。最終的には長時間録画できるメディアが有利になると考えているので、現在のところはフォーマット的にBlu-rayがHD DVDより条件において優れたメディアであると考えている。
Q:BD-ROMの規格が統一される寸前にROM未対応製品を出す意図は
A:ハイビジョンで録りたいというお客様の声が大変多かった。これを受けて、アテネ開催前に何とかお客様の声に応え、ハイビジョン映像を録画できる製品を投入したかった。
Q:海外展開は予定しているか
A:ハイビジョン記録ができる点が本機の最大の魅力。ハイビジョン放送が行われている日本国内のみの展開を予定している。海外での販売はハイビジョン放送の動向などを確かめながらうかがっていきたい。
Q:ソニーのBlu-rayディスクレコーダーとディスクの互換性はあるのか
A:Blu-rayディスクのブランクメディアについては、各メーカーが販売する様々なディスクが使えるようになっている。他社の製品との互換性についてはこの場でのコメントは差し控えたい。
Q:BD-ROMの規格が確立したときに、ソフトウェアアップグレードなどでの対応を考えているか
A:規格が確定していない今日時点ではコメントはできない
Q:ディスク表面の汚れに弱いといわれるBDディスクだが、汚れへの対応は
A:ディスクはカートリッジに入れて取り出しが出来ないようになっているので、汚れはつかない。
【問い合わせ先】
<レコーダーについて>
松下電器産業(株)
お客様ご相談センター
TEL/0120-878-365
<メディアについて>
パナソニックAVCネットワークス社
お客様ご相談センター内 メディア担当
TEL/06-6905-5005
(Phile-web編集部)