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アキュフェーズ、純A級ステレオパワーアンプ「A-30」を発売

公開日 2004/11/15 17:34
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A-30
●アキュフェーズ(株)から純A級ステレオパワーアンプ「A-30」が12月下旬に発売される。価格は367,500円(税込)。

本機はヒットモデル「A-20V」の後継モデルに位置づけられ、オーディオ銘機賞2005銀賞受賞モデルのパワーアンプ「A-60」に採用された設計テクノロジーを踏襲している。

全体の構成に最新の「インスツルメンテーション・アンプ」方式を採用。この方式では、信号入力段を含めたパワーアンプ全体で、バランス・アンプを構成し、入力端子からパワーアンプ段までの信号経路をフルバランス伝送化している。これによりCMRR(Common Mode Rejection Ratio:同相信号除去比)や歪み率などの諸性能を高め、外部雑音など周囲の環境の変化への強さが獲得され、パワーアンプとしての優れた安定度・信頼性を獲得している。

パワーアンプ部分には、同一回路を並列接続することで諸特性を向上させる、アキュフェーズ・オリジナルの回路方式MCS(Multiple Circuit Summing-up)を改良した、「MCS+」回路を投入。初段バッファアンプのバイアス回路を改善し回路安定度を高め、並列動作させる部分を「電流-電圧変換部」のA級ドライブ段にまで拡張してさらなる低雑音化を実現した。

徹底的に吟味した最高グレードの素材を採用し、アンプ出力の「低インピーダンス」とスピーカーの「定電圧駆動」を追求している。

出力素子には音質・信頼性に定評のある「パワーMOS FET」を採用。チャンネル当たり3パラレル・プッシュプル駆動としている。電源トランスは約400VAの大電力容量。平滑コンデンサーには47,000μF×2の大容量・高音質タイプを使用した。これにより出力電力は、チャンネル当たり120W/2Ω、60W/4Ω、30W/8Ωと、負荷インピーダンスの変化に対して、リニアな出力値を得ることができる。結果、低インピーダンスのスピーカーやインピーダンスのうねりの激しいスピーカーと接続しても、安定した動作を確保できる。

本機はブリッジ接続して、より大出力なモノアンプとしてアップ・グレードが可能だ。高能率スピーカーを使用する場合には、残留ノイズの追放に威力を発揮するゲインコントロールが可能。また、外来誘導雑音を受けにくいバランス入力端子を備え、プリントボードの銅箔面や入・出力端子など、音楽信号の通過する主要な部分を金プレート化して音の純度を追求している。

パネル部は、リスニング・ルームの雰囲気を優雅にするアナログ方式のメーターを配置。メーター部には照明を消す機能やメーター感度切替機能も備えている。

【問い合わせ先】
アキュフェーズ(株)
TEL/045-901-2771

(Phile-web編集部)

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