リコー、液晶パネルの解像度を4倍に高める新技術 XGAパネルでQXGA画像を表示
●(株)リコーは、液晶パネルの解像度を4倍に高める技術を発表した。もともと2年前にモノクロ映像を使った基礎技術が発表されていたが、今回は試作機として、70インチフルカラーのリアプロジェクションモニターも公開した。実用化に向けて一歩進んだことになる。
新技術は、液晶パネルと投写レンズのあいだに超高速で動作する液晶シャッターを設置。画素を高速でずらして表示を行うことで、パネルの1つの画素で4画素分を表示することができる。「画素補間を行うわけではなく、実際に4倍の解像度の映像を表示できる」(同社広報部)。
これにより、たとえばXGAの液晶パネル(1024×768ピクセル)で、QXGA(2048×1536ピクセル)の映像を表示することが可能になる。
なお、一部新聞において、同社がこの技術を内蔵した家庭用リアプロジェクションテレビの発売を検討しているとの報道があったが、広報部は「家庭用は全くの白紙段階。現段階では弊社が強みを持つオフィス向け用途のみを検討している」とコメントしている。
(Phile-web編集部)
新技術は、液晶パネルと投写レンズのあいだに超高速で動作する液晶シャッターを設置。画素を高速でずらして表示を行うことで、パネルの1つの画素で4画素分を表示することができる。「画素補間を行うわけではなく、実際に4倍の解像度の映像を表示できる」(同社広報部)。
これにより、たとえばXGAの液晶パネル(1024×768ピクセル)で、QXGA(2048×1536ピクセル)の映像を表示することが可能になる。
なお、一部新聞において、同社がこの技術を内蔵した家庭用リアプロジェクションテレビの発売を検討しているとの報道があったが、広報部は「家庭用は全くの白紙段階。現段階では弊社が強みを持つオフィス向け用途のみを検討している」とコメントしている。
(Phile-web編集部)