BPA、BSデジタルのダウンロード・サービス用スロットを拡大
●(社)BSデジタル放送推進協会(BPA)は、来年4月を目途に、BSデジタル放送のダウンロード・サービス用スロットを拡大する。現在、ダウンロード・サービス用スロットは0.5スロットだが、これを4倍の2.0スロットに引き上げる。
ダウンロード・サービスは、エンジニアリング・ストリームとも呼ばれ、BSデジタル放送の電波を使ってデジタル放送受信機が持っているプログラムを更新し、受信機の機能向上などを行う。
「これまでダウンロード・サービスでは、チューナーに110度CSの受信機能を追加したりなどの受信機器の機能向上、受信機器のバグフィックス、各放送局のロゴマーク変更などを行ってきた。最近では地上デジタルチューナーなどの普及などもあり、アップデートの対象数や頻度が増え、従来の0.5スロットでは転送速度が足りなくなりつつある。今回、2スロットにすることで転送速度が2Mbps程度になり、アップグレードやバグフィックスの所要時間が4分の1になる」(BPA統括技術部長の武田次夫氏)。
なお、武田氏によると、衛星波を使ったダウンロード・サービスのノウハウはBPAしか持っていないという。このため、11月から放送を開始したモバイル放送のダウンロード・サービスにも、BPAがノウハウを提供している。
(Phile-web編集部)
ダウンロード・サービスは、エンジニアリング・ストリームとも呼ばれ、BSデジタル放送の電波を使ってデジタル放送受信機が持っているプログラムを更新し、受信機の機能向上などを行う。
「これまでダウンロード・サービスでは、チューナーに110度CSの受信機能を追加したりなどの受信機器の機能向上、受信機器のバグフィックス、各放送局のロゴマーク変更などを行ってきた。最近では地上デジタルチューナーなどの普及などもあり、アップデートの対象数や頻度が増え、従来の0.5スロットでは転送速度が足りなくなりつつある。今回、2スロットにすることで転送速度が2Mbps程度になり、アップグレードやバグフィックスの所要時間が4分の1になる」(BPA統括技術部長の武田次夫氏)。
なお、武田氏によると、衛星波を使ったダウンロード・サービスのノウハウはBPAしか持っていないという。このため、11月から放送を開始したモバイル放送のダウンロード・サービスにも、BPAがノウハウを提供している。
(Phile-web編集部)