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業界展望2005 メーカーアンケート「オンキヨー」

公開日 2004/12/29 00:20
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営業本部 国内営業部長 小林佳紀氏
●使いやすさの追求こそが大きな付加価値となる

設問1.業界を取り巻く環境は大きく変化する中で、ユーザー・ライフスタイルおよびその消費行動は、どのように変化していくとお考えですか

今までは「先進」という意味で「デジタル」という言葉が先行した感があったが、2005年からは本当の意味でデジタル技術がライフスタイルに浸透していく年となる。アウトドアライフ、インドアライフ、そして、リビングルームにプライベートルーム、それぞれのシチュエーションにおいてデジタルの長所が取り込まれた製品が、本質としての画像や音を良くするほかに小型化や軽量化が相まって馴染んでいくと考える。反面、デジタルのフォーマットの多さはユーザーにとって、商品選択の迷いや互換性における問題を与えており、今後の解決すべき課題となる。

これからの消費行動を考えるとデジタルを通しての高性能、高機能と同じくらいに重要なファクターとして、使いやすさが求められていくはずだ。


設問2.2005年の中心となる商品ジャンルについて、需要喚起、市場創造へ向けて、どのような提案・展開を考えているか

今年もAV機器を通して、いろいろな提案を行っていきたいと考えている。昨年は中高級のAVアンプを中心にデジタルアンプを導入したが、今年はデジタルの特徴である小型、軽量、高出力を活かした製品作りを行っていく。

デジタル時代においては、使いやすさへの追求が大きな付加価値になると考えている。お客様に優しいフォーマットの採用や互換性を重視したものを提案していく。また、当社が得意としているスピーカーの分野においても積極的な展開を計っていく。サラウンドシステムやトールボーイについては今年も順調に伸びていくと考えるが、ここでは本来の音楽を聴くためのスピーカーというものについて新たなチャレンジを開始する。また引き続き、日本の住環境を考慮した住宅提案型製品についても注力していく。


(Senka21編集部)

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