東芝、“SDフォーマット最強のレコーダー”「RD-Z1」を発売
本機は、これまでのフラグシップ機「RD-X5」とシリーズを異にするさらに上位の新フラグシップ機。これまでのモデルのグレードアップではなく、本機のために開発した様々な新規技術を投入した。
再生回路には「RD-X5」をベースとしたビデオ回路とDVDプレーヤー「SD9500」をベースとしたオーディオ回路を装備。14bit/216MHz映像DACを搭載することで、ハイビジョン映像もオーバーサンプリング再生を実現した。またオーディオ回路にはハイカレント・マルチビットΔΣDAC AD1955を採用し、高音質再生を実現している。
記録回路には12bit/110MHzのビデオデコーダー搭載し、高精度なAD変換を実現。音声記録においては、DVDレコーダーとして初めて192kHz/24bitのハイサンプリング化を実現している。
また本機は、地上・BS・110度CSデジタルチューナーを搭載。容量600GBのHDDはハイビジョン放送の録画にも対応した。録画には、無劣化で録画するTSモードとMPEG2に圧縮するVRモードを用意。地デジをハイビジョン録画しながらアナログ放送をVRモードで録画するといったことも可能だ。
TS、VRともに編集機能を強化しており、コピーワンス番組のHDD上でのチャプター分割やプレイリスト作成、DVDやD-VHSへのムーブなどを自由自在に行うことができる。
番組表機能には、放送波とインターネットからデータを取得する「デジタルWEPG」を採用。デジタル放送やアナログ放送、スカパー!といった放送の区別なく同一画面上に番組表が表示される。
従来シリーズとは違った重厚な筐体にも様々な技術を投入した。ドライブ・電源、基板をそれぞれ1mm厚の鉄板製ベースフレームに配置し強固に固定した「高剛性デュアルシャーシ」や、アルミの無垢材削りだしハードコーティング仕上げのベースインシュレーターに5mm厚のIDSコンポジット材を張り合わせた「ハイブリッド大型インシュレーター」を装備。また、デジタル処理回路、デジタルチューナー回路、AV処理回路には多層ガラスエポキシ製信号処理基板を採用した。
付属のリモコンにはジョグダイヤルを搭載。編集時のコマ送りなどもダイアル操作が可能だ。DVDドライブ部はRD-X5を同じマルチドライブを搭載し、-RAM 5倍、-R 8倍の高速ダビングが可能だ。背面端子部にはHDMI端子やi.LINK端子などに加え、デジタルチューナー専用出力端子などを装備している。
【問い合わせ先】
東芝DVDインフォメーションセンター
TEL/0120-96-3755
(Phile-web編集部)