サンヨー、“ツインアイリス”採用でコントラストを向上した「LP-Z4」を発売
三洋電機(株)は、液晶プロジェクター“Zシリーズ”の新モデルとして、「LP-Z3」の後継機種となる「LP-Z4」を10月21日より発売する。価格は294,000円。
本機は、“Zシリーズ”が掲げる「設置性/高画質/快適性」というコンセプトを継承し、新技術の採用により性能の向上を実現した液晶プロジェクター。画面解像度は1280×720ドット。高圧水銀ランプは135Wから145Wとなり、輝度は800ルーメンから1000ルーメンとなった。
レンズには新開発の2倍ズームレンズを搭載(Z3は1.3倍)。100インチの場合、3mから6.1mの投写距離範囲を実現している。またレンズシフト機能も踏襲。上下最大3画面分、左右最大2画面分のレンズシフトが可能だ。ズーム機能の向上により前モデルZ3に比べ、3倍以上の設置可能エリアを実現しているという。
また本機は、新「TopazReal(トパーズリアル)」を採用。3つの映像ソリューションにより高画質化を実現した。
3つソリューションの1つ目は「12ビットデジタル映像演算処理IC」。従来10ビットであったデコーダー/スケーラー/ガンマのICを12ビットとすることで「ソースの持つ本来の微妙なディテールや繊細なニュアンス」を実現しているという。
2つ目は「ツインアイリス機構」。イメージモードに連動して64段階で光量を調整するレンズアイリスに加えて、新たにランプ側にもアイリスを搭載した。このランプアイリスはシーン連動型となっており、画面ごとの輝度信号をヒストグラム解析し、ランプ手前の遮へい板を動作し光量を調節する。これによりコントラスト比は最大で7000対1を実現した。
最後のソリューションは、初めて搭載する「3Dカラーマネジメント機能」。任意の色を「色相・レベル・ガンマ」で調整することが可能で、使用環境や好みに合わせて色の微調整が可能となった。
また本機は、静音性も向上させた。内部構造を一新したうえ、新開発のシロッコ冷却ファンを搭載することで約22dBの静音性を実現。ブライト時も約26dBに抑えることに成功している。
さらに本機は、レンズカバーに初めて「電動スライドシャッター」方式を採用した。電源ON/OFFに連動しており、天吊りなどで手の届かない場所に設置した時もホコリの侵入などを防ぐことが可能だ。
映像モードには7種類のプリセットを用意し、ソースにあわせて選択が可能。また、ほとんどの調整項目をユーザーに開放したアドバンストモードを用意しており、調整した値は4つのユーザーメモリーに登録することが可能となっている。
入力端子にはHDMIも用意。付属のリモコンは、主要イメージモードへのショートカットキーを装備した。
本日都内で行われた本製品の発表会には、AVカンパニー プロジェクター統括ビジネスユニット プロジェクターBU開発部の杉邨一人部長が出席しプロジェクター事業への取り組みを説明した。同氏は“Think GAIA”という同社の新しいビジョンを紹介し、「LP-Z4で“健康で快適なライフスタイル”を家庭に提供したい」と語った。同社は2006年度のホームユースプロジェクターの国内市場は10万台に上ると予想しており、Z4でより多くのシェアを獲得したい考えだ。
以下に発表会で行われた質疑応答の主な内容を紹介する。
Q.販売目標は?
A.ワールドワイドで6万台くらい、シェア約15%を目指しています。国内では2万台を目標としています。
Q.Z3の「TopazReal」との違いは?
A.ICは全段10ビットだったのを3つの部分で12ビット化しています。アイリスは新たにランプ側にシーン連動のアイリスを追加しました。カラーマネージメントの機能ははじめての搭載です。
【問い合わせ先】
三洋電機(株)
サンヨープロジェクターお問い合わせセンター
TEL/0120-341117
(Phile-web編集部)
本機は、“Zシリーズ”が掲げる「設置性/高画質/快適性」というコンセプトを継承し、新技術の採用により性能の向上を実現した液晶プロジェクター。画面解像度は1280×720ドット。高圧水銀ランプは135Wから145Wとなり、輝度は800ルーメンから1000ルーメンとなった。
レンズには新開発の2倍ズームレンズを搭載(Z3は1.3倍)。100インチの場合、3mから6.1mの投写距離範囲を実現している。またレンズシフト機能も踏襲。上下最大3画面分、左右最大2画面分のレンズシフトが可能だ。ズーム機能の向上により前モデルZ3に比べ、3倍以上の設置可能エリアを実現しているという。
また本機は、新「TopazReal(トパーズリアル)」を採用。3つの映像ソリューションにより高画質化を実現した。
3つソリューションの1つ目は「12ビットデジタル映像演算処理IC」。従来10ビットであったデコーダー/スケーラー/ガンマのICを12ビットとすることで「ソースの持つ本来の微妙なディテールや繊細なニュアンス」を実現しているという。
2つ目は「ツインアイリス機構」。イメージモードに連動して64段階で光量を調整するレンズアイリスに加えて、新たにランプ側にもアイリスを搭載した。このランプアイリスはシーン連動型となっており、画面ごとの輝度信号をヒストグラム解析し、ランプ手前の遮へい板を動作し光量を調節する。これによりコントラスト比は最大で7000対1を実現した。
最後のソリューションは、初めて搭載する「3Dカラーマネジメント機能」。任意の色を「色相・レベル・ガンマ」で調整することが可能で、使用環境や好みに合わせて色の微調整が可能となった。
また本機は、静音性も向上させた。内部構造を一新したうえ、新開発のシロッコ冷却ファンを搭載することで約22dBの静音性を実現。ブライト時も約26dBに抑えることに成功している。
さらに本機は、レンズカバーに初めて「電動スライドシャッター」方式を採用した。電源ON/OFFに連動しており、天吊りなどで手の届かない場所に設置した時もホコリの侵入などを防ぐことが可能だ。
映像モードには7種類のプリセットを用意し、ソースにあわせて選択が可能。また、ほとんどの調整項目をユーザーに開放したアドバンストモードを用意しており、調整した値は4つのユーザーメモリーに登録することが可能となっている。
入力端子にはHDMIも用意。付属のリモコンは、主要イメージモードへのショートカットキーを装備した。
本日都内で行われた本製品の発表会には、AVカンパニー プロジェクター統括ビジネスユニット プロジェクターBU開発部の杉邨一人部長が出席しプロジェクター事業への取り組みを説明した。同氏は“Think GAIA”という同社の新しいビジョンを紹介し、「LP-Z4で“健康で快適なライフスタイル”を家庭に提供したい」と語った。同社は2006年度のホームユースプロジェクターの国内市場は10万台に上ると予想しており、Z4でより多くのシェアを獲得したい考えだ。
以下に発表会で行われた質疑応答の主な内容を紹介する。
Q.販売目標は?
A.ワールドワイドで6万台くらい、シェア約15%を目指しています。国内では2万台を目標としています。
Q.Z3の「TopazReal」との違いは?
A.ICは全段10ビットだったのを3つの部分で12ビット化しています。アイリスは新たにランプ側にシーン連動のアイリスを追加しました。カラーマネージメントの機能ははじめての搭載です。
【問い合わせ先】
三洋電機(株)
サンヨープロジェクターお問い合わせセンター
TEL/0120-341117
(Phile-web編集部)
関連リンク
- ブランドSANYO
- 型番LP-Z4
- 発売日2005年10月21日
- 価格294,000円(税込)
【SPEC】●液晶パネル画素数:1280×720×3枚 ●光源:145W UHPランプ ●明るさ:1000lm ●コントラスト比:7000対1 ●騒音:約22dB〜約26dB ●映像入力端子:HDMI×1、コンポーネント×1、D4×1、S×1、コンポジット×1、アナログRGB×1 ●消費電力:210W ●外形寸法:382W×126.8H×304.3Dmm ●質量:5.0kg