キヤノン、同社初のHDVカメラ「XL H1」を発売
ハイアマチュアやセミプロ用途で高い支持を集める、レンズ交換が可能な「XL」シリーズの最新モデル。シリーズのデザインコンセプトや機能を継承しながら、新たにHDV方式に対応し、1080iのハイビジョン映像の撮影を可能にした。従来のDV方式での撮影も行える。
1/3型・総画素数約167万画素を3個装備する3CCDシステムを採用。映像エンジン「DIGIC DVII」とHDコーデックLSIは、本機のために新開発されたもの。
新開発の20倍ズームレンズ 「HDビデオレンズ 20×ズーム XL 5.4-108mm L IS II」を 付属。蛍石レンズ、高屈折率ガラス、非球面レンズの採用により諸収差を補正するとともに、全面マルチコーティングやゴーストを低減する新開発の「SRコート」、光学式手ブレ補正機能を備えた。
キヤノン独自の「XLマウント」を採用しており、標準画質のSD撮影時には、従来の「XL」シリーズ専用の交換レンズのほか、「EOS」シリーズ用の豊富なEFレンズ群にも対応できる。
さらには、HDV規格対応のビデオカメラとして初めてHD -SDI出力端子を備え、撮影したハイビジョン映像を非圧縮で外部機器に出力できる。
複数のカメラやレコーダーで記録した素材を編集時にシンクロするためのタイムコード入出力端子や、素材を切り換える際の画面の乱れを防ぐGENLOCK入力端子を備えるなど、業務用カメラとしての機能を充実させた。
また、フィルムカメラと同じ毎秒24フレームのフレームモード撮影(24F)への対応や、ガンマやカラーマトリクスなど23種類の項目を細かく設定できる画質調整機能、「XL」シリーズ初のカード静止画撮影機能なども搭載する。
【問い合わせ先】
キヤノンお客様相談センター
TEL/050-555-90004
(Phile-web編集部)