[CEATEC2005:パイオニア] 完成度の高いBDプレーヤーを展示/50V型フルHD PDPも登場
パイオニアのブースでは、先日発表されたばかりのハイビジョン対応HDD/DVDレコーダー「DVR-DT90/DT70」やDVR-330Hなど現行モデルの紹介のほか、BD関連の試作機や50V型のフルHD PDPパネルなど、最新の研究成果も紹介されている。
「DVR-DT90/DT70」には「スグレコ」、DVR-330Hには「プリヴェ」という愛称が新たに設定された。
Blu-ray 関連では、来年前半に発売するというBD-ROMプレーヤー「BDP-1000」と、BDレコーダー「BDR-1000」を展示。いずれも自社開発のドライブを搭載する。両機とも仮のモデル名とのことだが、デザインや細部の仕上げが非常に煮詰められた印象で、また筐体の外形寸法を公表していることも、完成が近いことをうかがわせる。
BD-ROMプレーヤー「BDP-1000」の外形寸法は429W×94H×348Dmm。PDPとHDMI端子で接続し、実際に本機で再生した映像を表示していた。
BDレコーダー「BDR-1000」は、BD-R/BD-RE/DVD±R/DVD±RWの記録再生に対応。外形寸法は420W×98H×445Dmm。
PDP関連では、50V型のフルHD PDPが最大の目玉。輝度やコントラスト比などは非公表とのことだが、「高純度クリスタル層などの採用で輝度が高いのが特徴。最終的には43V型と同等の数値を実現したいと考えている」(説明員)という。
また、「ダイレクトカラーフィルター」や「片側駆動」など、同社独自技術のアピールも強力に行われている。特に、前面フィルターからガラスを取り除き複合フィルム化した「ダイレクトカラーフィルター」については、「他社もやろうとしているようだがなかなか追いつけないはず」(説明員)と強い自信を見せる。
さらに、42V型のPDPモジュール「PDU-42H6B1」も展示。パイオニアと経営統合したNECプラズマディスプレイが持つ多面取りなどのコスト削減技術に、パイオニアの高画質化技術を加えたものという。解像度は1024×768、消費電力は210W。なお、同社の40V型超クラスの画面サイズは43V型だが、将来的に42V型に統合される可能性もあるという。
研究成果では、先日発表された3Dフローティングビジョンや、暗所でも鮮明な映像が撮影できるHEED冷陰極HARP撮像板、音楽構造解析技術など多彩な内容を展示。H.264のリアルタイムエンコーダーも出展し、本機でエンコードした9MbpsのH.264映像と、同ビットレートのMPEG2映像の比較デモも行われた。
また、DLNA準拠のホームAVネットワークシステムも展示。米国で開発されたものとのことで、「Digital Library」という愛称が製品に表示されているが、実際の商品化は未定という。HDDを内蔵したサーバ/プレーヤーをLANで接続し、映像や音声を再生することができる。米国仕様のデジタルチューナーを内蔵し、放送とネットワーク内の映像コンテンツをシームレスに操作できるのが特徴だ。
(Phile-web編集部)
ceatec2005
「DVR-DT90/DT70」には「スグレコ」、DVR-330Hには「プリヴェ」という愛称が新たに設定された。
Blu-ray 関連では、来年前半に発売するというBD-ROMプレーヤー「BDP-1000」と、BDレコーダー「BDR-1000」を展示。いずれも自社開発のドライブを搭載する。両機とも仮のモデル名とのことだが、デザインや細部の仕上げが非常に煮詰められた印象で、また筐体の外形寸法を公表していることも、完成が近いことをうかがわせる。
BD-ROMプレーヤー「BDP-1000」の外形寸法は429W×94H×348Dmm。PDPとHDMI端子で接続し、実際に本機で再生した映像を表示していた。
BDレコーダー「BDR-1000」は、BD-R/BD-RE/DVD±R/DVD±RWの記録再生に対応。外形寸法は420W×98H×445Dmm。
PDP関連では、50V型のフルHD PDPが最大の目玉。輝度やコントラスト比などは非公表とのことだが、「高純度クリスタル層などの採用で輝度が高いのが特徴。最終的には43V型と同等の数値を実現したいと考えている」(説明員)という。
また、「ダイレクトカラーフィルター」や「片側駆動」など、同社独自技術のアピールも強力に行われている。特に、前面フィルターからガラスを取り除き複合フィルム化した「ダイレクトカラーフィルター」については、「他社もやろうとしているようだがなかなか追いつけないはず」(説明員)と強い自信を見せる。
さらに、42V型のPDPモジュール「PDU-42H6B1」も展示。パイオニアと経営統合したNECプラズマディスプレイが持つ多面取りなどのコスト削減技術に、パイオニアの高画質化技術を加えたものという。解像度は1024×768、消費電力は210W。なお、同社の40V型超クラスの画面サイズは43V型だが、将来的に42V型に統合される可能性もあるという。
研究成果では、先日発表された3Dフローティングビジョンや、暗所でも鮮明な映像が撮影できるHEED冷陰極HARP撮像板、音楽構造解析技術など多彩な内容を展示。H.264のリアルタイムエンコーダーも出展し、本機でエンコードした9MbpsのH.264映像と、同ビットレートのMPEG2映像の比較デモも行われた。
また、DLNA準拠のホームAVネットワークシステムも展示。米国で開発されたものとのことで、「Digital Library」という愛称が製品に表示されているが、実際の商品化は未定という。HDDを内蔵したサーバ/プレーヤーをLANで接続し、映像や音声を再生することができる。米国仕様のデジタルチューナーを内蔵し、放送とネットワーク内の映像コンテンツをシームレスに操作できるのが特徴だ。
(Phile-web編集部)
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