ボーズ博士の夢が現実に:拳サイズのパワードスピーカー「M3」誕生
「私はある日 夢を見ました。
私の両手の拳(こぶし)が一対のスピーカーになり、
生演奏のような深みのあるサウンドが流れてきたのです。
目覚めたその日から、こぶし大のスピーカーは私のひとつの目標となり、
そしてとうとう今回、実現しました。」(ボーズ創始者 Dr.BOSEのメッセージより)
ボーズ(株)は本日、本体サイズわずか12cmの極小パワードスピーカー「M3(Micro Music Monitor)」を発表した。本製品の価格は2本のスピーカーとリモコン、ケーブルとアダプターをセットにしたパッケージが税込で49,980円。発売日は製品の名前にちなんで2006年3月3日「March.3」となるが、先行予約を2006年1月20日から受け付ける。なお、本製品はボーズ・エクスポート・インク、およびボーズの直営店からのダイレクト販売のみでの扱いとなる。
本文冒頭で紹介したボーズ博士の言葉通り、人のこぶし大の小さなサイズで、特に低音部において驚くほどに力強い音楽再生を実現した点が、本製品の大きな特徴となる。同社のコンパクトスピーカーには、1982年の発売以降もロングヒットを続ける「101MM」があるが、今回の製品ではボーズの研究成果が実り、6分の1のサイズ設計と「音質面での大きな向上」が実現されたという。その詳細を以下にご紹介しよう。
新製品を貫くコンセプトは「S(smart).M(mobile).A(active).R(revolutionary).T(technology)」。技術的なフォーカスは、新開発の低音再生技術である“ハイパーレゾネーター”に集まる。スピーカーのアルミ製エンクロージャーの両側面に入れられたスリットにより、小型ボディの内容積を最大限に活用し、迫力ある低音とクリアーなサウンドを再生する。本体内には新しく開発された、ネオジウムマグネット製の50mmフルレンジドライバーを1本搭載。パワフルなサウンドの秘密がこれらの新しい技術によって実現されている訳だが、その詳細については「今のところは明らかにはできないが、徐々に紹介していきたい(同社スタッフ談)」という。
すぐれたモバイル性能を実現するため、電源部にユニークな機能を採用している。ACアダプターによる接続に加え、2本のスピーカーのうちスレーブ側のスピーカーに4本の単3アルカリ乾電池を装填して駆動が可能な2電源方式が採用された。これにより、屋内の様々な部屋や旅先などでも本格的なサウンドを本製品で楽しめるようになる。夜間での使用についても、独自技術の“P.A.P.回路”を搭載することにより、ボリュームを絞ってもバランスに優れた音楽再生を可能にしている。
本体内蔵のアンプは小型化・軽量化と、精密な動作特性を実現するためにデジタルアンプを採用した。また、過大入力に対する歪みを防ぐデジタルコンプレッション回路も搭載している。なお、アンプ内蔵側のスピーカー背面にはスピーカー間をつなぐ専用端子と、電源入力、ステレオミニタイプの外部入力を備える。ボリューム、および電源のボタンは本体側面に搭載されている。
本日の新製品発表は東京・代々木の「WONDER STATION Studio1」で行われた。新製品のプレゼンテーションは、ヒットモデル「101MM」との比較試聴や、西村俊哉トリオ&仲宗根かほるによるジャズ・セッションの生演奏をモニター試聴するなど、様々な工夫を凝らして行われ、その実力は会場に集まったゲストを魅了した。
会場にはボーズ(株)代表取締役社長の佐倉住嘉氏も駆けつけた。新製品の発表にあたり「今回は当社の“新製品”というより“新技術”の底力を皆様にお披露目したい。従来は不可能とされてきた、小型スピーカーで低い周波数のサウンドを実現するという課題を、ボーズの新しいテクノロジーを活かした製品で遂に実現できた。既に新技術の特許は申請済みだ。多くの音楽ファンにこの魅力を味わって欲しい」とコメントした佐倉氏の言葉に、同社の新製品発売へ向けた強い意気込みを感じることができた。
【問い合わせ先】
ボーズ・エクスポート・インク東京事務所
TEL/0120-002-009
(Phile-web編集部)
私の両手の拳(こぶし)が一対のスピーカーになり、
生演奏のような深みのあるサウンドが流れてきたのです。
目覚めたその日から、こぶし大のスピーカーは私のひとつの目標となり、
そしてとうとう今回、実現しました。」(ボーズ創始者 Dr.BOSEのメッセージより)
ボーズ(株)は本日、本体サイズわずか12cmの極小パワードスピーカー「M3(Micro Music Monitor)」を発表した。本製品の価格は2本のスピーカーとリモコン、ケーブルとアダプターをセットにしたパッケージが税込で49,980円。発売日は製品の名前にちなんで2006年3月3日「March.3」となるが、先行予約を2006年1月20日から受け付ける。なお、本製品はボーズ・エクスポート・インク、およびボーズの直営店からのダイレクト販売のみでの扱いとなる。
本文冒頭で紹介したボーズ博士の言葉通り、人のこぶし大の小さなサイズで、特に低音部において驚くほどに力強い音楽再生を実現した点が、本製品の大きな特徴となる。同社のコンパクトスピーカーには、1982年の発売以降もロングヒットを続ける「101MM」があるが、今回の製品ではボーズの研究成果が実り、6分の1のサイズ設計と「音質面での大きな向上」が実現されたという。その詳細を以下にご紹介しよう。
新製品を貫くコンセプトは「S(smart).M(mobile).A(active).R(revolutionary).T(technology)」。技術的なフォーカスは、新開発の低音再生技術である“ハイパーレゾネーター”に集まる。スピーカーのアルミ製エンクロージャーの両側面に入れられたスリットにより、小型ボディの内容積を最大限に活用し、迫力ある低音とクリアーなサウンドを再生する。本体内には新しく開発された、ネオジウムマグネット製の50mmフルレンジドライバーを1本搭載。パワフルなサウンドの秘密がこれらの新しい技術によって実現されている訳だが、その詳細については「今のところは明らかにはできないが、徐々に紹介していきたい(同社スタッフ談)」という。
すぐれたモバイル性能を実現するため、電源部にユニークな機能を採用している。ACアダプターによる接続に加え、2本のスピーカーのうちスレーブ側のスピーカーに4本の単3アルカリ乾電池を装填して駆動が可能な2電源方式が採用された。これにより、屋内の様々な部屋や旅先などでも本格的なサウンドを本製品で楽しめるようになる。夜間での使用についても、独自技術の“P.A.P.回路”を搭載することにより、ボリュームを絞ってもバランスに優れた音楽再生を可能にしている。
本体内蔵のアンプは小型化・軽量化と、精密な動作特性を実現するためにデジタルアンプを採用した。また、過大入力に対する歪みを防ぐデジタルコンプレッション回路も搭載している。なお、アンプ内蔵側のスピーカー背面にはスピーカー間をつなぐ専用端子と、電源入力、ステレオミニタイプの外部入力を備える。ボリューム、および電源のボタンは本体側面に搭載されている。
本日の新製品発表は東京・代々木の「WONDER STATION Studio1」で行われた。新製品のプレゼンテーションは、ヒットモデル「101MM」との比較試聴や、西村俊哉トリオ&仲宗根かほるによるジャズ・セッションの生演奏をモニター試聴するなど、様々な工夫を凝らして行われ、その実力は会場に集まったゲストを魅了した。
会場にはボーズ(株)代表取締役社長の佐倉住嘉氏も駆けつけた。新製品の発表にあたり「今回は当社の“新製品”というより“新技術”の底力を皆様にお披露目したい。従来は不可能とされてきた、小型スピーカーで低い周波数のサウンドを実現するという課題を、ボーズの新しいテクノロジーを活かした製品で遂に実現できた。既に新技術の特許は申請済みだ。多くの音楽ファンにこの魅力を味わって欲しい」とコメントした佐倉氏の言葉に、同社の新製品発売へ向けた強い意気込みを感じることができた。
【問い合わせ先】
ボーズ・エクスポート・インク東京事務所
TEL/0120-002-009
(Phile-web編集部)
関連リンク
トピック
- ブランドBOSE
- 型番M3
- 発売日2006年3月3日
- 価格¥49,980(税込)
【SPEC】●ユニット構成:50mmフルレンジドライバー×1(防磁) ●定格出力:20W×2(ACアダプター使用時)、2W×2(電池使用時) ●入力感度:300mVrms(ACアダプター使用時)、85mVrms(電池使用時) ●入力端子:ステレオミニジャック×1 ●電源:AV100V(50/60Hz)または単3アルカリ乾電池×4 ●消費電力:16W(電気用品安全法)、1W以下(スタンバイ時) ●外形寸法:60.4W×122.0H×122.5Dmm(1本) ●質量:0.6kg(右)、0.6kg(左/電池含まず)